移動中や作業中に耳だけで学びたいと思ったときはありませんか?
しかし、従来のオーディオブックでは下記の問題がありましたよね。
- オーディオブックを使いたいが、ナレーターの声が合わずに集中できない
- 最新のビジネス書を早く音声で聴きたいが、オーディオブック化まで時間がかかる
- 忙しくて読書時間が取れず、情報収集の効率を上げたい
そのような悩みを解決する新しいオーディオブックサービスが登場しました。それが 「Smartbooks」 です。

AIナレーターによる自然な音声と、図表を組み合わせた革新的な読書体験が提供され、ビジネスパーソンの情報収集を大きく変える可能性を秘めています。
- Smartbooksの 圧倒的な速さで新刊をオーディオブック化する仕組みをお伝えします。
- AIナレーターの進化による聴きやすさ、 図表表示機能による理解度の向上について詳しく解説しますね。
- 従来のオーディオブックと何が違うのか、実際に使ってみた感想も交えてお伝えするので、どんな人に最適なサービスなのかが明確になりますよ。

最先端のオーディオブック体験を手に入れてみましょう!


はじめに

オーディオブック市場が急速に成長するなか、新たなサービスとして登場したのが「Smartbooks」です。
SmartbooksはAI技術と便利な機能を活用し、忙しい読者に新たな価値を提供する革新的なサービスになります。
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まずは概要を見ていきましょう!
オーディオブック市場の現状と成長
近年、電子書籍市場とともにオーディオブック市場は急速に拡大しています。
通勤時間や家事の合間など、忙しい現代人が「ながら聴き」で読書を楽しむ手段として注目を集めていますよね。
オーディオブック市場は下記2社のサービスが主流で、シェアを分け合っています。
- Amazon Audible(アマゾン オーディブル)
- audiobook.jp(オトバンク オーディオブックジェイピー)
わたしの場合、老眼で本を読むのがつらくなったため、オーディオブックを始めました。いまはジャンルにより、オーディブルとaudiobook.jpを使い分けています。

今後、Smartbooksの発展により、新しい読書体験が期待されますね。
「Smartbooks」登場の背景
従来のオーディオブック制作はプロのナレーターによる収録が主流です。制作時間やコストが高く、新刊の音声化が遅れるのが課題でした。
この問題を解決するために、AIナレーターを活用した「Smartbooks」が登場しました。
プレスリリースによれば
- 製作期間は最短3日、コストは10万円以下に抑えられる。
- 新作ビジネス書を従来より2か月早く、提供できるサービス
また、オーディオブックの評判・口コミでは朗読者の声が合わない!といった意見が多くみられます。

ビジネスパーソンが情報収集を目的にするなら、AIナレーターは集中しやすい音声なのかもしれませんね。
AIナレーターの歴史と課題
AIナレーターの歴史は1950年代に始まり、現在まで大きな進化を遂げてきました。
AIナレーターの歴史
- 1975年:IBMが民間初の音声認識技術を開発
- 1990年代:MicrosoftがNarratorを発表し、テキスト読み上げ技術が一般的になる
- 2010年代
- iPhone 4SにSiriが搭載され、一般消費者向けに普及
- Amazon Alexa、Google Assistantなど高度な音声AIシステムが登場
- 近年:ChatGPTの登場により、より自然な対話が可能になってきた
AIナレーターを聴いた人はわかると思いますが、より自然で柔軟な音声生成には課題がありましたよね。

とくに忙しいビジネスパーソンは倍速するケースが多いため、聞き取りやすい音声なのか?気になる点です。
Smartbooksとは何か?

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Smartbooksのサービス内容を見ていきましょう!
サービス概要
「Smartbooks」は、スマートブックス株式会社が提供するオーディオブック配信サービスで、主にビジネス書を中心としたオーディオブックを取り扱っています。
2025年1月からサービスを開始し、iPhone版およびAndroid版のアプリを提供しています。


アプリの利用は無料です。ダウンロードして提供されるコンテンツを確認するのも良いでしょう!
- 2025年3月時点で聴き放題サービスは、提供されていません。
- 聴きたい本を一冊ずつ購入する買い切りスタイルです。
公式サイトの公表値でありませんが、150冊程度はすでに収録されていました。今後は、積極的に取り揃えを増やすとされており、楽しみですね。

わたしの環境(Pixel 7a)ではAndroid版は安定性が悪いため、アップデートを待ったほうが良いでしょう。
他オーディオブックサービスとの違い
他オーディオブックサービスとの違いを見てみましょう
比較項目 | スマートブック Smartbooks | Amazon Audible | オトバンク audiobook.jp |
---|---|---|---|
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
無料体験期間 | なし | 30日間 | 14日間 |
聴き放題料金 | なし(買い切り) | 1,500円 | 1,330円 |
作品数 (聴き放題) | 約150冊 | (20万冊) | (日本語1.5万冊) |
対応端末 | スマホ | スマホ、PC、Amazon Echo | スマホ、PC |
ラインナップ | ビジネス書特化 | 小説、洋書が得意 | ビジネス、自己啓発が得意 |
単品購入価格 | 本によりさまざま | 単価の30%OFF | 1,500円でどれでも |
– | 無料体験の詳細 | 無料体験の詳細 |

Smartbooksは聴き放題プランがないため、初期費用はかかりません。
Smartbooksの単品購入価格は、書籍代+αの低価格戦略(AI活用)とされています。
一般的なビジネス書の価格は1,500円前後なので、単品購入価格が安いaudiobook.jpのチケットプランとほぼ同じです。

したがって、わたしとしては新作がすぐに聴ける!点がメリットだと感じました。
提供するコンテンツの特徴
Smartbooksが提供するコンテンツの特徴をAndroid版アプリで見ると、取り扱う特集は下記の5つがあります。
リリース間もないため、細かいカテゴリー分けなどは未実装でした。

またiPhone版では、まだ特集メニューは見られないようです。
- 先行配信オーディオブック
- おすすめビジネス書
- 先輩の本棚
- 出版社のおすすめ
- 読者が選ぶビジネス書グランプリ
先行配信オーディオブック

おすすめビジネス書


これらの特徴より、ビジネスパーソンが最新の情報や知識を効率的に取得できる環境を整える計画が見て取れますね。
Smartbooksの特徴とメリット

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Smartbooksの特徴とメリットを詳しく見ていきましょう!
迅速なオーディオブック制作
SmartbooksではAIナレーターを導入することで、オーディオブックの制作期間を最短3日まで短縮するとされています。
比較的最新作である下記の書籍(2025年2月)は、3月15日時点でオーディブル聴き放題対象としてリリースされています。

Smartbooks

Audible(オーディブル)


約150冊ほどの収録数に新刊は数冊しか見当たらなかったため、今後、徐々にリリースされると思います。
手頃な価格設定と購入の柔軟性
SmartbooksではAI技術の活用により制作コストを削減し、低価格でオーディオブックを提供するとされています。
リリースされたオーディオブックのタイトル価格を調べてみました。
タイトル | Audible | audiobook.jp | Smartbooks |
---|---|---|---|
あした死ぬかもよ? | 2,500円 | 1,760円 | 1,760円 |
道をひらく | 2,500円 | 1,320円 | 1,210円 |
実行力 | 3,000円 | 1,518円 | 990円 |
既存のサービスより低価格のオーディオブックもあれば、価格が変わらないオーディオブックも存在します。
リリース間もないため、もう少しラインナップを待つ必要があるかもしれませんね。

人間の介入なしでAIが音声化するため、書籍とほぼ同額でオーディオブックが聴ける日が来るといいですね。
倍速再生などユーザー向け機能
Smartbooksのユーザー向け機能(ユーザーインターフェース)は下記の通りです。既存のオーディオブックサービスと、ほぼ変わらない機能が揃っています。

尚、サンプル視聴では一部の機能しか、使えません。
操作画面

再生オプション
- 再生速度:0.33倍から4.6倍まで調整可能
- スリープタイマー:就寝時などに便利な機能
- ブックマーク機能:重要な箇所や後で聞き直したい部分をマークできる
- メモ機能: 気になる箇所にメモが取れる
- バックグラウンド再生:可
iPhone版もAndroid版も再生オプションは同じです。
わたし環境ではデバイス間の同期は、うまく動作しませんでした。

またカーモードは搭載されておらず、車通勤の方は機能が追加されるまで待つ必要がありますね。
ユーザーの利用体験とフィードバック

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ユーザーの利用体験とフィードバックについて解説していきますね
実際の利用者の声
Smartbooksはリリース間もないため、実際の利用者の声はまだありません。実際に一冊購入して聞いてみた、わたしの感想を紹介しますね。

従来のオーディオブックサービスと大きく違う点は、適切なタイミングで図表を表示するインターフェースです。
読み上げている文章を文字化

読み間違いを補助できる!
本の内容にあわせて図表を表示

図表の拡大可能!

一方、従来のオーディオブックサービスは付属資料を見る操作が必要でしたね。
Audible(iPhone版)

マルチタスク不可
Audible(iPhone版)

マルチタスク可
2025年3月8日を「3(耳できく) / 8(目でよむ) スマートブックスの日」と制定し、新しい読書形態の普及を目指しています。その表れが見て取れましたね。

それ以外の感想は下記の3点です。
- AIナレーターの読み上げは、自然で聴いていても苦にならなかった。
- 見出しを適切に判断し、読みかたや間の取りかたが工夫されていた(棒読みではない)
- 効果音の挿入などもあり、聞いていて飽きない工夫がなされていた。
iPad版アプリもリリースされていますが、画面はスマホと同じでした。

今後、アプリに改善により、図表を表示するインターフェースが有効活用できる日も近いでしょう!
再生オプションの違い
再生オプションの違いは下記の通りです。
項目 | Smartbooks | Audible | audiobook.jp |
---|---|---|---|
早送り・巻き戻し | 10秒単位 | 30秒単位 | 10秒単位 |
再生速度 | 0.33x〜4.6x | 0.5x〜3.5x | 0.5x〜4.0x |
ブックマーク | 〇 | 〇 | 〇 |
オフライン再生 | × | 〇 | 〇 |
バックグラウンド再生 | 〇 | 〇 | 〇 |
スリープタイマー | 〇 | 〇 | 〇 |
ブックマーク | 〇 | 〇 | 〇 |
ドライブモード | × | 〇 | 〇 |
図解 | 適切なタイミングで表示 | 付属資料を見る | 付属資料を見る |

オフライン再生ができないため、外出先での通信料が気になりますね。
ビジネスパーソンへの活用提案
Smartbooksの登場により、これまで以上にビジネスパーソンの活用が期待されます。
- 音声読書が苦手だったビジネスパーソンも、視覚的情報が同時に確認でき、理解を深められる
- 音声と文字を併用し、より効果的に内容を把握できる
- ナレーターの声が合わず、オーディオブックを断念した人達の希望の光になる
また、利用者の立場で見ると、下記内容が重視されますね。
- 新刊ビジネス書を早期にオーディオブック化し、書籍の同じ価格でリリース
- 一定期間が経過したビジネス書は、聴き放題対象で聴けるようになる

今後の進化が見逃せない新しいオーディオブックサービスに注目していきましょう!
Smartbooksの始め方と解約
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Smartbooksの始め方と解約について解説しますね。
Smartbooksの始め方
Smartbooksの始めかたについてステップバイステップで解説しますね。
Smartbooksアプリをダウンロードする
Smartbooksアプリを下記からダウンロードしてください。

インストールが完了したら、アカウント作成します

- Googleで続ける:Googleストアから購入します
- Appleでサインイン:Appleストアから購入します
- 「まずはアプリを試す」を選択すれば、サンプル再生でアプリの感触がつかめますよ。
本を購入する
聴いてみたい本があれば、「購入」ボタンをクリックします。

本を再生します
再生機能を調整して、聴いてみましょう!

ダウンロード機能がないので、ストリーミング再生です。

再生時に通信費がかかるので、外出先での利用には注意してくださいね。
Smartbooksの解約
Smartbooksはオーディオブックを一冊ずつ購入する買い切りスタイルです。
- したがって、解約の手続きは必要ありません。
- 購入した本は、ずっとあなたのものです。

ただし、audiobook.jpのようにMP3ファイルをダウンロードできる機能がないため、他アプリでは再生できません。
Smartbooksがもたらす新しい読書体験のまとめ
オーディオブック市場が急成長するなか、新たなサービスとして登場した「Smartbooks」は、AI技術を活用して手軽に最新のビジネス書を音声化する革新的なサービスです。
従来のオーディオブックはプロのナレーターが収録するため、制作期間やコスト高の課題がありました。
- Smartbooksでは最短3日・10万円以下で制作を実現しました。
- AIナレーターの自然な音声での読み上げに加え、図表表示の新機能を備え、視覚と聴覚を組み合わせた新しい読書体験が提供されます。
- 現在は150冊以上の書籍を取り扱い、今後さらにラインナップを拡充予定です。
- 価格は競合サービスと同等か低価格で、買い切り型の販売形式を採用しています。
- 倍速再生やブックマークなどの機能も充実しており、ビジネスパーソンの情報収集に適したサービスです。

今後の発展が期待されるSmartbooksは、新たな読書スタイルを提供する可能性が秘めていますね。