【初心者向け】ビットフライヤー取引所の手数料を解説！販売所との違い

ビットフライヤーの取引所とは？初心者向けにわかりやすく解説

まず前提として、暗号資産取引所の取引方法には「取引所」と「販売所」の2種類があります。

「取引所」と「販売所」には仕組みや手数料に違いがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

ここでは、初心者の方でも理解できるように次の3点をわかりやすくご紹介します。

1つずつ順に解説していきます。

「販売所」と「取引所」の違い

先述したとおり、ビットフライヤーには「販売所」と「取引所」の2つの売買方式があります。

それぞれ明確な違いがあります。

これらの違いを1つずつ詳しく見ていきましょう。

売買相手の違い

販売所と取引所では、売買する相手が根本的に異なります。

販売所	取引所
ビットフライヤーが売買の相手	ユーザー同士が直接売買を行う

たとえばビットコインを売買する場合、販売所ではビットフライヤーが提示する価格で即時売買が可能です。

一方、取引所では売りたい価格で売り注文を出したり、買いたい価格で買い注文を出しユーザー同士で売買を行います。

取引所はユーザー同士が売買をするため、販売所の価格よりも安く買えたり、高く売れたりします。

売買手数料の違い

ビットフライヤーの「販売所」と「取引所」では、売買にかかる手数料の仕組みが異なります。

販売所では「スプレッド」と呼ばれる実質的な手数料があり、購入価格と売却価格に差が生じやすくなっています。

一方、取引所は明確な手数料が設定されており、費用を抑えやすいのが特徴です。

具体的には、販売所でビットコインを購入する場合、スプレッドはおよそ5.88%です。

1万円分を購入すると、手数料として588円がかかります。

取引所での手数料は約0.15％で、同じ1万円分でも手数料は15円にとどまります。

このように、取引所の方がコストを抑えやすいため、費用を重視する人にとっては魅力的な選択肢と言えるでしょう。

取扱通貨の種類の違い

ビットフライヤーの「販売所」と「取引所」では、取り扱う暗号資産の種類が異なります。

取引所では「ビットコイン（BTC）」と「エルフトークン（ELF）」の2種類のみが対象となっており、限定的です。

一方、販売所ではビットコインやイーサリアム（ETH）、リップル（XRP）、ライトコイン（LTC）など、約37種類の通貨を幅広く取り扱っています。

ビットコインの売買は取引所を活用し、より多くの通貨から選びたい方は、販売所を活用するといいでしょう。

取引所のメリット・デメリット

ビットフライヤーの取引所には、多くのメリットがあります。

一方で、初心者にとって注意すべき点もあります。

メリット	デメリット
販売所よりも安く買える・高く売れる可能性がある 手数料が低くコストを抑えやすい 取引板（オーダーブック）形式で、価格を自分で指定できる 長期的な積立・頻繁な売買に向いている	ビットコイン（BTC）とエルフトークン（ELF）の2種類のみ 板取引に慣れていない初心者には操作がやや複雑 注文がすぐに成立しないこともあり、タイミングを見極める必要がある 流動性が低い時間帯では希望価格で売買できないことがある

たとえば、販売所よりも安く買えたり高く売れたりする可能性があり、取引手数料も低めに設定されているため、コストを抑えながら資産運用を進めやすい点が魅力です。

また、価格を自分で指定できる「取引板（オーダーブック）」形式を採用しているため、長期的な積立や頻繁な売買を行いたい方にも向いています。

取扱通貨は現在、ビットコイン（BTC）とエルフトークン（ELF）の2種類に限られています。

また、板取引は操作に慣れるまで時間がかかることがあり、注文がすぐに成立しないこともあります。

特に流動性が低い時間帯では、希望する価格での売買が難しい場合もあるため、タイミングを見極める力が求められるでしょう。

取引の自由度やコストを重視するならおすすめですが、初心者の方はまず少額から試してみると安心ですよ。

どちらを使うべき？判断基準を解説

取引所で取扱いのある通貨は取引所を、それ以外は販売所を利用しましょう。

なぜなら、販売所と比べて手数料が圧倒的に低く、取引コストを抑えることができるからです。

たとえば、少しでも費用を抑えたい方や、ある程度まとまった金額で取引を行う場合には、取引所の方が適しています。

一方で、操作に自信がない初心者の方は、まず販売所で少額から試してみると安心です。

仕組みに慣れてきた段階で、取引所に挑戦していくのが良いでしょう。

自分の経験や目的に応じて、使い分けてみてくださいね。

なぜビットフライヤーが選ばれるのか？5つの強み

ビットフライヤーは日本国内で多くのユーザーに選ばれている暗号資産取引所です。

次の項目では、初心者から上級者まで安心して利用できる5つの強みを具体的に解説していきます。

国内最大級の取引量で、いつでもスムーズに売買できる

ビットフライヤーは、国内トップクラスの取引量を誇る暗号資産取引所です。

取引量が多いと買いたいときに買え、売りたいときに売れます。

たとえば、価格が大きく動いたときでも、ビットフライヤーならすばやく注文が通りやすく、取引が安定しています。

小さな取引所では、大きな金額の注文が通らずに価格が乱れることもありますが、ビットフライヤーではその心配が少なく、安心して売買できます。

流動性が高いということは、スムーズで安全な取引ができる環境が整っているということです。

そのため、初心者から上級者まで、誰でも使いやすい取引所と言えるでしょう。

金融庁登録済みで安心のセキュリティ体制

ビットフライヤーは、金融庁に登録された暗号資産取引所です。

これは、国の厳しい審査をクリアした、安全性の高い取引所であることを意味します。

利用者の資産は、取引所の資産とは分けて管理されており、信託保全の仕組みで守られています。

さらに、次のようなセキュリティ対策が導入されています。

たとえば、もしハッキングが起きても、コールドウォレットに保管されていれば、被害を最小限に抑えることができます。

マルチシグでは複数の署名が必要なため、第三者が勝手に操作することはできません。

また、二段階認証を設定すれば、さらにアカウントの安全性を高めることができます。

このように、ビットフライヤーは国内でもトップクラスの安全性を備えており、暗号資産を安心して始めたい人にとって、おすすめできる取引所です。

少額（1円）から取引できる利便性

ビットフライヤーでは、暗号資産を1円から購入できます。

そのため、初心者や少額で始めたい人でも気軽に取引を始められるのが魅力です。

たとえば、500円分のビットコインを買って保有していると、本物の価格変動を体験でき、値動きや売買のしくみを実際の取引で学べます。

少額で始めると、次のようなメリットがあります。

失敗しても大きな損にはつながりにくいため、練習として始めるには最適な方法です。

これから暗号資産を始めたい人にとって、ビットフライヤーはとても使いやすい環境が整っています。

取引ツールやアプリの使いやすさ

ビットフライヤーは、わかりやすくて使いやすい取引ツールやアプリが高く評価されています。

初心者でも迷わずに使えるよう設計されたビットフライヤーのスマホアプリでは、チャートの確認や注文、資産のチェックなど、ほとんどの操作をスマートフォンひとつで行えます。

シンプルなのに高機能で、初心者から上級者まで使いやすい設計です。

スマホでもパソコンでも取引ができるので、これから始める人にも安心です。

長年の実績と信頼性

ビットフライヤーは、2014年に設立された日本でも歴史のある暗号資産取引所のひとつです。

これまでにハッキング被害はなく、安定した運営を続けてきました。

長い運営実績があることで、多くの個人投資家や法人からの信頼を集めています。

サービスの使いやすさや安全性も高く評価されており、国内での知名度も高いです。

これから暗号資産を始める人にとって、信頼できる環境があるのはとても心強いポイントです。

ビットフライヤーの取引所手数料を徹底解説

ビットフライヤーの取引所で売買をするときに発生する手数料を紹介します。

あらかじめどの場面でどのくらいの手数料が発生するかを知っておくのが大切です。

次の項目では、各手数料について詳しく解説していきます。

取引数量・頻度による手数料の違い

ビットフライヤーの取引所では、取引する量が多いほど手数料が安くなる仕組みになっています。

手数料は「直近30日間の取引総額」によって決まり、取引額が多い人ほど優遇されます。

手数料（単位: BTC）
10万円未満	0.15%
10万円～ 20万円未満	0.14%
20万円～ 50万円未満	0.13%
50万円～ 100万円未満	0.12%
100万円～ 200万円未満	0.11%
200万円～ 500万円未満	0.1%
500万円～ 1,000万円未満	0.09%
1,000万円～2,000万円未満	0.07%
2,000万円～5,000万円未満	0.05%
5,000万円～1億円未満	0.03%
1億円～5億円未満	0.02%
5億円以上	0.01%

たとえば月に50万円分の取引をした場合と500万円分の取引をした場合では手数料率が0.03%異なります。

このため、頻繁に取引する人ほどコストメリットが大きくなります。

取引所の手数料の計算例

先ほど説明したとおり、ビットフライヤーの取引所における売買手数料は、過去30日間の取引量によって変わります。

ビットコインの取引手数料は「約定数量 × 0.01 ～ 0.15%（単位：BTC）」で計算されます。

たとえば、直近30日の取引量が20万円～50万円未満の場合、適用される手数料は0.13％です。

では、ビットコインの価格が1BTC = 1,000万円のときに、1万円分を購入した場合の手数料を計算してみましょう。

つまり、この条件でビットコインを1万円分購入した場合の手数料は約13円となります。

ビットフライヤーでは日本円や暗号資産を出金・送金する際に手数料がかかります。

日本円の入出金手数料

【日本円の入金手数料】

住信SBIネット銀行からクイック入金	無料
住信SBIネット銀行以外からクイック入金	330 円（税込）/件
コンビニから入金	430 円（税込）/件

【日本円の出金手数料】

三井住友銀行への出金	3 万円未満のご出金 … 220 円（税込） 3 万円以上のご出金 … 440 円（税込）
三井住友銀行以外への出金	3 万円未満のご出金 … 550 円（税込） 3 万円以上のご出金 … 770 円（税込）

ビットフライヤーの手数料を抑えるコツ

ビットフライヤーを上手に使えば、手数料を大きく抑えられます。

いくつかのポイントを意識するだけで、無駄なコストの削減が可能です。

次の項目では、具体的な手数料削減テクニックをさらに詳しく解説します。

販売所ではなく取引所を使う

ビットフライヤーで最も簡単に手数料を抑える方法は、販売所ではなく取引所を使うことです。

販売所ではスプレッドが広く、実質的な手数料が高くなってしまいます。

初心者でも少額から練習して取引所の操作に慣れるとよいでしょう。

はじめは販売所の利便性を活かし、慣れたら取引所に切り替えるのも良い方法ですよ。

友だち招待プログラムを活用する

ビットフライヤーには、友だち招待プログラムがあります。

この制度を使うと、招待した人も、招待された人もそれぞれ1,500円相当のビットコインを受け取れます。

これからビットフライヤーを始める方は、ぜひ以下の招待コードを使ってみてください。

もらった1,500円分のビットコインは、手数料の足しに使えるだけでなく、価格が上がればさらに価値が高くなる可能性もあります。

おトクにスタートしたい方は、この招待コードの活用をおすすめします。

無駄な送金・出金を減らす

ビットフライヤーでは、出金をするたびに手数料がかかります。

そのため、できるだけ回数を減らすのが手数料を節約するポイントです。

たとえば、毎回1万円ずつ出金すると、そのたびに220円〜770円の手数料がかかります。

しかし、10万円をまとめて出金すれば、手数料は1回分で済みます。

少額を何度も出金するより、一度でまとめて出金する方が断然お得です。

ぜひ実践してみてください。

ビットフライヤーなら安心・低コストで暗号資産デビュー

ビットフライヤーは高い安全性と使いやすさ、そして低コストでの取引が魅力の取引所です。

初心者から上級者まで、幅広いユーザーが安心して利用できる環境が整っています。

販売所と取引所の違いを理解し、手数料やスプレッドに注意して活用しましょう。

これから暗号資産投資を始める方には最適な環境が整っていると言えるでしょう。

まとめ

この記事では、ビットフライヤーの取引所の手数料について解説してきました。

最後に重要なポイントをおさらいしていきましょう！

ビットフライヤーは、暗号資産取引初心者にもやさしく、安全性・利便性・コスト面で優れた取引所です。

まずは1円から、気軽に取引を体験してみましょう。慣れてきたら「取引所」で本格的な資産運用も夢じゃありません！

よくある質問

ビットフライヤーの「取引所」って何？

ビットフライヤーの「取引所」とは、ユーザー同士が直接売買を行う暗号資産の売買プラットフォームです。自分で価格を設定して注文できる「板取引」形式を採用しており、販売所よりも手数料が低く、より有利な価格で取引できる可能性があります。

「販売所」と「取引所」の違いは？

販売所はビットフライヤーが相手となって即時売買を行う場所で、操作が簡単ですが手数料（スプレッド）が高めです。一方、取引所はユーザー同士が価格を指定して売買するため、手数料が安くコストを抑えられますが、操作にやや慣れが必要です。

取引所を使うメリットは？

取引所では、販売所よりも安く買えたり高く売れたりする可能性があります。また、売買手数料が低く、頻繁に取引を行う人やコストを抑えたい人に最適です。さらに、自分で価格を指定して取引できる自由度も魅力です。

取引所を使うデメリットはある？

取引所では、操作に慣れが必要で、注文がすぐに成立しないこともあります。また、取り扱っている通貨が「ビットコイン（BTC）」と「エルフトークン（ELF）」の2種類と限られている点にも注意が必要です。

初心者は取引所と販売所どちらを使うべき？

初心者はまず販売所で少額から始めて操作に慣れ、その後、コストを重視する場合は取引所に挑戦すると良いでしょう。取り扱い通貨の種類で使い分けるのもおすすめです。

ビットフライヤーの取引所手数料はいくら？

取引所の手数料は直近30日間の取引量に応じて0.15％〜0.01％に変動します。例えば、1万円分のビットコインを購入する場合、手数料はおよそ13円と、販売所に比べて大幅に低コストです。

ビットフライヤーの強みは？

ビットフライヤーの強みは、国内最大級の取引量、金融庁登録済みの安心感、1円から始められる利便性、使いやすい取引ツール、そして長年の信頼と実績です。初心者から上級者まで幅広く支持されています。

手数料を抑えるコツはある？

取引所を利用する、友だち招待プログラムを活用する、出金や送金の回数を減らしてまとめるなどが手数料削減のポイントです。これらを意識することで無駄なコストを防げます。