「MATSUI Bankと住信SBIネット銀行って、結局どっちなんだ?同じ?違う?」――そう思ってこの記事を開いたお前の気持ち、痛いほどわかる。
俺もこの手の「ややこしい銀行の関係」で、何度も画面の前で固まってきた。「MATSUI Bankの普通預金金利が業界最高水準」というニュースを見て、「え、MATSUI Bankって住信SBIネット銀行のことじゃないの?なんで金利が違うんだ?」と、コーヒーが冷めるのも忘れて調べ始めた夜が、俺にもあった。
申し遅れた。俺は投資歴15年、最初の5年で 300万を溶かして、80万を情報商材につぎ込んだ 男だ。「絶対に儲かる」「業界最高」――そういう甘い言葉に飛びついては、後で条件を読んで青ざめる、を何度も繰り返してきた。だからこそ、断言できる。「業界最高水準の金利」みたいなうまい話ほど、まず”仕組み”と”条件”を疑え。そこを理解すれば、逆に賢く使い倒せる。
この記事で最初に伝えたい結論は、たった一つだ。
MATSUI Bankは、住信SBIネット銀行の”マツイ支店”。別々の銀行じゃない。土台は同じ銀行で、違うのは「金利プログラム」「機能の幅」「連携する証券会社」の3点だけ。だから問うべきは「どっちが上か」じゃなく、「自分の使い方にどっちが合うか。あるいは両取りするか」だ。
この記事を読み終える頃には、お前の頭の中のモヤモヤは晴れて、「自分はこっち(or 両方)を使えばいい」とスッキリ決められるようになっている。具体的にはこういう話をする。
- MATSUI Bankと住信SBIネット銀行の”本当の関係”(別物だと思ってる人が9割)
- 2つの決定的な違い5つ(金利・ランクの決まり方・機能・連携証券・対象者)
- 最新の金利ランク(2026年7月6日改定・最大0.75%)と、その”裏側リスク”
- 両方持てるのか?併用のリアル
- あなたのケース別「結局どっちを選べばいいか」の答え
先に断っておく。金利や手数料の数字は すべて執筆時点(2026年7月) のものだ。この手の条件は容赦なく変わる。だから最後は必ず公式サイトで最新を確認してくれ。それを踏まえて、読み進めてほしい。
結論:MATSUI Bankと住信SBIネット銀行は「別物」じゃない、”マツイ支店”だ

まず、この記事のすべての土台になる結論から言う。MATSUI Bankの正体は「住信SBIネット銀行 マツイ支店」だ。松井証券が住信SBIネット銀行と組んで、住信SBIネット銀行の銀行機能を「MATSUI Bank」というブランドで提供している。つまり、預金を預かっているのは住信SBIネット銀行そのものなんだ。
なぜこんな話をいきなりするか。ここを理解しないまま「金利が違う」「機能が違う」と表面だけ比べると、一生モヤモヤが解けないからだ。逆に、「同じ銀行の、別の支店なんだ」と腹落ちすれば、残りの違いは驚くほどスッと頭に入る。
イメージしやすいように、たとえ話をしよう。同じチェーンのコーヒー店でも、駅前店と空港店じゃ、置いてるメニューも価格もキャンペーンも微妙に違うだろ?でも豆もマニュアルも本部は同じ。MATSUI Bankと住信SBIネット銀行本体の関係は、まさにそれだ。本部(=住信SBIネット銀行)は同じ。店舗(=支店)ごとのサービス設計が違う。それだけの話なんだ。
ボッチじゃあ完全に同じってこと?なら金利が高い方に全部お金を移せばいいじゃん!MATSUI Bankの方が金利高いんでしょ?
ちょくそう単純じゃないから、みんな検索して困ってるんだよ。同じ土台でも、役割がまるで違う。しかもMATSUI Bankの高金利には”証券残高で決まる”って条件がついてる。そこを分からずに動くと後悔するぞ。順番に話すから、まず落ち着け。
そもそもMATSUI Bankとは何者か(NEOBANK/BaaSの正体)

「マツイ支店」と聞いても、いまいちピンと来ないよな。ここでMATSUI Bankの正体をもう少し掘り下げておく。ここを押さえると、「安全なのか?」という不安まで一緒に消える。
「マツイ支店」の正体=住信SBIネット銀行のNEOBANK
MATSUI Bankは、住信SBIネット銀行が展開する 「NEOBANK(ネオバンク)」 というサービスの一つだ。これは、住信SBIネット銀行が持っている銀行の仕組みを、他の会社(今回は松井証券)が自社ブランドで提供できるようにする「BaaS(Banking as a Service)」という仕組みで成り立っている。
難しく聞こえるかもしれないが、要はこういうことだ。住信SBIネット銀行という”銀行のエンジン”の上に、松井証券が”MATSUI Bank”という看板を掲げている。だから口座を開くと、正式には「住信SBIネット銀行 マツイ支店」の口座になる。松井証券は、その手続きを取り次ぐ「銀行代理業者」という立場だ。住信SBIネット銀行の公式ページでも、このNEOBANKの仕組みが説明されている。
ちなみに、この”看板貸し”は松井証券だけじゃない。航空会社や小売など、いろんな会社が同じ仕組みで自社ブランドの銀行を出している。MATSUI Bankはその「証券会社版」だと思えばいい。
使うには松井証券の口座が必要・満18歳以上
ここは大事なポイントだ。MATSUI Bankは 松井証券のサービスとセットで使うことが前提 になっている。対象は「日本国内に居住する満18歳以上の個人」で、松井証券の口座があって初めて本領を発揮する設計だ。
つまり、「松井証券は一切使わないけど、MATSUI Bankの高金利だけ美味しくいただきたい」という虫のいい使い方は、そもそも想定されていない。
ちょくここが、誰でも開ける住信SBIネット銀行本体との最初の分かれ道だ。
「安全なの?預金保険は効く?」の不安に答える
証券会社が絡む銀行、と聞くと「なんか怖い」と身構える人もいるだろう。あなたも、聞き慣れない「マツイ支店」という文字を見て、指が一瞬止まったんじゃないか?その慎重さは正しい。金の置き場所なんだから、疑ってかかって当然だ。
結論から言えば、MATSUI Bankの預金の実体は住信SBIネット銀行の預金だ。
だから預金保険(いわゆるペイオフ、1金融機関あたり元本1,000万円とその利息までを保護する制度)の枠組みも、住信SBIネット銀行として扱われる。ここで一つだけ、見落としがちな注意点がある。
MATSUI Bank(マツイ支店)と住信SBIネット銀行本体の預金は、預金保険の計算上は同じ「住信SBIネット銀行」の預金として名寄せ(合算)される。つまり「支店を分ければ保護枠が2倍になる」わけではない。両方に大金を置いている人は、ここを頭の隅に入れておこう。
もっと詳しく:NEOBANK各支店の「名寄せ」について
預金保険制度は「1つの金融機関ごと」に元本1,000万円+利息までを保護する。MATSUI Bankも他のNEOBANK各支店も、法律上の金融機関はすべて「住信SBIネット銀行」だ。したがって、同じ名義人が本体とマツイ支店の両方に預金を持っていても、保護の判定では合算される。1,000万円を大きく超える現金を1金融機関に集中させたくない人は、この点も含めて分散を検討しよう。制度の細かい取り扱いは変わることもあるので、詳細は預金保険機構や各行の最新情報を確認してほしい。
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【最重要】MATSUI Bankと住信SBIネット銀行の違いを5つで整理

ここからが本題だ。「土台は同じ」と分かった上で、じゃあ何が違うのか。ゴチャゴチャに見える違いも、整理すればたった5つに集約できる。①金利/②ランクの決まり方/③機能の幅/④連携する証券会社/⑤対象者――この5軸で見れば、頭がスッと整理される。
違い①:普通預金金利(MATSUI Bankが圧倒的に高い)
まず、いちばん多くの人が気にしている金利。ここは正直、MATSUI Bankの圧勝だ。執筆時点で、MATSUI Bankの円普通預金は最大 年0.75%(税引前)。対して住信SBIネット銀行本体の円普通預金は 年0.30%(税引前)。倍以上の差がついている。
ただし、この「最大0.75%」には条件がある。ここを飛ばすと痛い目を見るから、金利の中身はこの後のH2で徹底的に解剖する。
ちょく今は「金利はMATSUI Bankが有利、でも条件付き」とだけ覚えておいてくれ。
違い②:ランクの決まり方が”真逆”
これが、この記事でいちばん伝えたい本質的な違いだ。両方とも「ランクによって優遇が変わる」仕組みを持っているが、そのランクの決まり方が正反対なんだ。
- MATSUI Bank:松井証券の「証券残高」(=株や投資信託をいくら持っているか)でランクが決まる
- 住信SBIネット銀行本体:「預金残高・利用状況」(=いくら預けているか、給与振込があるか等)でランクが決まる(スマートプログラム)
わかるか?片方は「投資している額」、もう片方は「預けている額」で優遇が決まる。だから「同じ100万円」でも、MATSUI Bankでは”証券口座に株で100万”、住信SBIネット銀行では”銀行口座に現金で100万”を意味する。ここを混同すると、「思ってたランクにならない」という事故が起きる。
違い③:機能の幅(本体がフル機能、MATSUI Bankはシンプル特化)
金利ではMATSUI Bankが勝ったが、機能の幅では逆に住信SBIネット銀行本体が圧勝する。本体はネット銀行のフルコース――目的別口座(貯蓄を目的ごとに色分け)、定額自動入金(他行から自動でお金を集める)、外貨預金、住宅ローン、スマート認証NEOなど、生活のハブになれる機能が揃っている。
一方のMATSUI Bankは、円普通預金・振込・ATM入出金・デビットカードを中心にしたシンプル設計だ。「高金利の預金置き場+松井証券への資金供給」に役割を絞っている。悪く言えば機能が少ない、良く言えば迷わない。目的が明確な道具なんだ。
違い④:連携する証券会社
そして、それぞれが手を組んでいる証券会社が違う。ここは当たり前だが、意外と見落とされる。
- MATSUI Bank ↔ 松井証券:MATSUI Bank口座に入れたお金が、松井証券の投資資金へ自動的に振り替えられる「自動スイープ」。両口座間の入出金は手数料無料
- 住信SBIネット銀行本体 ↔ SBI証券:連携すると「SBIハイブリッド預金」が使え、普通預金感覚のままSBI証券の買付余力に反映される
つまり、あなたがメインで使う証券会社が松井証券ならMATSUI Bank、SBI証券なら住信SBIネット銀行本体、という素直な相性がある。銀行から証券への”お金の流れ”がスムーズになる方を選ぶのが自然だ。
違い⑤:対象者・開設条件
最後は入口の違いだ。MATSUI Bankは松井証券ユーザー前提(満18歳以上)。住信SBIネット銀行本体は、証券口座がなくても誰でも開設できる。ここまでの5つの違いを、一枚の表にまとめておく。頭の整理に使ってくれ。
| 比較項目 | MATSUI Bank (住信SBIマツイ支店) | 住信SBIネット銀行 (本体) |
| 円普通預金金利 (税引前) | 最大 年0.75% | 年0.30% |
| ランクの 決まり方 | 松井証券の 証券残高 | 預金残高・ 利用状況(スマプロ) |
| 機能の幅 | シンプル (預金・振込・ATM・デビット) | フル機能 (目的別口座・外貨・ローン等) |
| 連携する 証券会社 | 松井証券 (自動スイープ) | SBI証券 (SBIハイブリッド預金) |
| 対象者 | 松井証券ユーザー /満18歳以上 | 誰でも開設可 |
※金利・条件は執筆時点(2026年7月)。最新はMATSUI Bank公式・住信SBIネット銀行公式で必ず確認してほしい。
ようこつまり、金利が欲しいならMATSUI Bank、いろんな機能が欲しいなら本体、っていう住み分けなんですね?
ちょく筋はいい。ようこは飲み込みが早いな。ただ一つだけ――MATSUI Bankの高金利は”証券残高で決まる”って条件を見落とすと、期待した金利にならない。次でそこを徹底的に解剖するぞ。
MATSUI Bankの円普通預金金利を徹底解剖(2026年7月6日改定・最新)

MATSUI Bankの金利は、2026年に大きく動いた。もともとは一律の金利だったが、2026年2月から「証券残高連動 円普通預金ランク別金利プログラム」が始まり、さらに 2026年7月6日に最高金利が年0.75%(税引前)に引き上げられた。ネット上には古い金利のまま止まっている解説も多いから、ここで最新の正確な数字を押さえておこう。
3ランクと金利(プラチナ/ゴールド/レギュラー)
現在のMATSUI Bankの円普通預金は、松井証券の証券残高に応じて3つのランクに分かれる。それぞれの金利はこうだ。
| ランク | 証券残高の条件 | 金利(税引前) | 金利(税引後) |
| プラチナ | 1,000万円以上 | 年0.75% | 年0.597% |
| ゴールド | 100万円以上 | 年0.62% | 年0.494% |
| レギュラー | 100万円未満 | 年0.51% | 年0.406% |
注目してほしいのは、いちばん下の「レギュラー」でも年0.51%あるってことだ。証券残高がほとんどなくても、住信SBIネット銀行本体の0.30%を大きく上回る。これはなかなか強い。
さらに、証券残高が条件に届かなくても、新規口座開設特典でプラチナ、給与受取口座に指定する特典でゴールドが適用される、といった優遇もある(適用期間や条件は要確認)。
ちょくランクを決める「対象証券残高」の定義と判定タイミングは、細かいので枠にまとめておく。
対象になる証券残高:日本株(現物残高・信用建玉)、米国株(現物残高・信用建玉)、投資信託(ただし外貨建MMF・iDeCoは除く)。
判定と反映:毎月の最終営業日時点の対象証券残高の合計でランクを判定し、その2か月後(翌々月)のランクとして反映される。金利はその月の1日〜月末まで適用される。
この数字は松井証券「円普通預金ランク別金利プログラム」で公表されているものだ(執筆時点)。金利改定は頻繁に起こるから、実際に使う前にここは必ず自分の目で最新を確認してくれ。
100万円置いたら年間いくら違う?(本体0.30%との比較・税引後で見る)
「金利が0.5%だ、0.75%だ」と言われても、正直ピンと来ないよな。じゃあ具体的な金額にしてみよう。100万円を1年間、動かさずに置いた場合の利息を、税引後(利息には約20%の税金がかかる)でざっくり比べるとこうなる。
| 預け先 | 金利(税引後) | 100万円の年間利息 (税引後・概算) |
| 住信SBIネット銀行 本体 | 約0.239% | 約2,400円 |
| MATSUI Bank レギュラー | 0.406% | 約4,060円 |
| MATSUI Bank プラチナ | 0.597% | 約5,970円 |
本体とMATSUI Bankレギュラーの差は、100万円あたり年間およそ 1,600円。プラチナなら本体との差は年間およそ 3,500円だ。「なんだ、その程度か」と思ったか?その感覚、実は正しい。
正直に言う。この金利差は”おまけ”だ。投資リターンの主役じゃない。100万円を年5%で運用できる投資と比べれば、預金金利の差なんて誤差みたいなものだ。だが――ここが大事なんだが――リスクを一切取らずに、ただ置いておくだけで本体の倍以上もらえるなら、それは拾わない理由がない。
ちょく「投資の主役」ではなく「現金置き場の最適化」として見れば、素直に美味しい。この温度感を間違えないでくれ。
【正直な話】高金利の裏に隠れた3つの注意点
さて、ここからは俺がいちばん伝えたいパートだ。「業界最高水準0.75%」という言葉だけを見て飛びつく前に、必ず知っておくべき”裏側”が3つある。かつて「業界最高」の情報商材に80万を溶かした俺だから、しつこく言わせてくれ。うまい話ほど、条件を読め。
- ①証券残高連動=株が下がるとランクも落ちる:プラチナ0.75%は証券残高1,000万円以上、ゴールドは100万円以上が条件。相場が下落して証券残高がラインを割れば、翌々月にランクが落ち、金利も下がる。「株が下がった上に金利も下がる」というダブルパンチがありうる
- ②「税引前」に踊るな:0.75%はあくまで税引前。手取りは税引後0.597%だ。数字は必ず税引後で見る癖をつけろ
- ③金利は変動する:今の0.75%が永遠に続く保証はどこにもない。金融政策や各行の方針で、上がることも下がることもある。「今この瞬間の数字」だと理解しておけ
特に①は見落としがちだ。「高金利のために証券残高を無理に積み上げる」なんて本末転倒はやめてくれ。それは”金利のために投資リスクを取る”という、目的と手段が逆転した危険な発想だ。あくまで 「自分の投資方針で持っている証券残高の”結果として”ランクがつく」 くらいの距離感が健全だ。
ボッチじゃあさ、証券残高が100万円を割ったらどうなるの?次の日にいきなり金利下がるの?
ちょくいきなりじゃない。月末時点の残高で判定して、反映は翌々月だ。ただ結局は下がる。株価が下がって残高が減った上に、少し遅れて金利まで下がる。そういう局面がありうるって、頭に入れて使えってことだ。高金利は”タダ”じゃない。
住信SBIネット銀行本体の強み(フル機能ネット銀行としての価値)

ここまで金利の話でMATSUI Bankを持ち上げてきたが、じゃあ住信SBIネット銀行本体は負けなのか?とんでもない。本体の価値は「金利」じゃなく「生活のハブになれる総合力」にある。金利だけで銀行を選ぶと、この価値を見落とす。
スマートプログラムでATM・振込手数料が無料(2026年5月改定)
住信SBIネット銀行本体の武器が「スマートプログラム(通称スマプロ)」だ。2026年5月に改定され、預金残高や利用状況に応じて 5段階のランク が設定される。ランクに応じて、他行あて振込手数料が 月最大20回無料、さらに「アプリでATM」や「ことら送金」を使えば手数料が 何度でも無料 になる。
MATSUI Bankの無料回数は、他行あて振込・ATM入出金がそれぞれ月5回まで(執筆時点)。日常でガンガン振込や入出金をする人にとっては、本体の無料回数の多さは効いてくる。「毎月の手数料をゼロに近づけたい」なら本体に分がある。
ちなみに、本体のスマプロで上位ランク(預金100万円以上のゴールド等)に届くと、デビットカードのポイント還元率が上がる特典もある。詳しくは住信SBIネット銀行のスマートプログラム公式ページで確認してくれ(内容は改定されることがある)。
SBIハイブリッド預金(SBI証券との連携)
本体を語る上で外せないのが「SBIハイブリッド預金」だ。これは住信SBIネット銀行とSBI証券を連携させると使える預金で、普通預金のように自由に出し入れできながら、その残高がそのままSBI証券の買付余力に反映される。株や投資信託を買うたびに銀行から証券へお金を移す手間が消える。
MATSUI Bankの「自動スイープ(松井証券連携)」と、本体の「SBIハイブリッド預金(SBI証券連携)」。役割はよく似ている。だからこそ、あなたがどっちの証券会社をメインにするかで、選ぶ銀行が自然に決まるんだ。
生活口座としての機能(目的別口座・定額自動入金・外貨など)
本体には、MATSUI Bankにはない”生活を回す機能”が詰まっている。代表的なものを挙げておく。
- 目的別口座:1つの口座の中に「旅行」「教育費」「車」など目的ごとの財布を作れる。貯蓄が”見える化”されてモチベが続く
- 定額自動入金:他行の口座から毎月決まった額を自動で吸い上げてくれる。給与口座が別の銀行でも、放っておけばお金が集まる
- 外貨預金・住宅ローンなど:資産運用から人生の大きな買い物まで、ワンストップで完結できる幅の広さ
つまり本体は、「給与を受け取り、生活費を管理し、貯蓄を仕分けし、投資にも回す」という お金の司令塔 になれる。MATSUI Bankが”高金利の専用倉庫”なら、本体は”何でも揃うメインバンク”だ。役割がまるで違うだろ?
両方持てる?MATSUI Bankと住信SBIネット銀行の併用のリアル

ここで多くの人が抱く疑問。「MATSUI Bankと住信SBIネット銀行本体、両方持てるの?」――結論から言う。持てる。併用できる。
すでに住信SBIネット銀行本体の口座を持っている人でも、MATSUI Bank(マツイ支店)を新たに開設できる。住信SBIネット銀行の公式FAQでも、既存口座保有者の申し込みが可能だと案内されている(執筆時点)。
イメージとしては、同じ住信SBIネット銀行の中に「本店(本体)」と「マツイ支店」という別々の口座を持つ感じだ。口座番号も別、アプリも別(MATSUI Bankは専用アプリ)になる。だから、こんな”いいとこ取り”の使い分けができる。
住信SBIネット銀行 本体=給与受取・生活費・引き落とし・目的別貯蓄の「生活のハブ」。
MATSUI Bank=当面使わない余剰資金を置いておく「高金利の倉庫」。
本体でお金を管理しつつ、寝かせておく現金だけMATSUI Bankに移して金利を稼ぐ、という二刀流だ。
ただし、いいことばかりじゃない。併用すれば 管理する口座とアプリが増える。ログイン情報も資金の所在も分散するから、ズボラな人は「どこにいくら入れたっけ」となりがちだ。
ちょくそれと、さっき話した通り 預金保険の名寄せは合算される点も忘れずに。手間とリターンが釣り合うかは、自分の性格とお金の規模で判断してくれ。
結局どっちを選ぶ?【あなたのケース別・意思決定フロー】

ここまで読んで、「で、結局自分はどうすればいいんだ」と思ってるだろう。安心しろ、ここで決着させる。銀行は”証券口座の付属品”として選んでいい。だから「どの証券会社を軸にするか」から逆算するのが正解だ。3パターンで整理する。
松井証券がメインの人 → MATSUI Bankの高金利は素直に美味しい
すでに松井証券で株や投資信託を買っているなら、迷う理由はほとんどない。証券残高がそのまま金利ランクに直結するし、自動スイープで投資資金の移動もスムーズだ。
余剰資金の置き場所として、MATSUI Bankの高金利を”おまけ”として素直に受け取ればいい。証券残高が100万円以上あればゴールド(0.62%)、届かなくてもレギュラー(0.51%)で本体を上回る。
SBI証券・フル機能派 → 住信SBIネット銀行本体を軸に
SBI証券をメインで使っている、あるいは「目的別口座や定額自動入金でお金をきっちり管理したい」なら、住信SBIネット銀行本体が軸だ。
SBIハイブリッド預金でSBI証券との連携が完結するし、生活口座としての完成度が高い。金利は本体の0.30%で妥協しても、トータルの利便性でお釣りがくるタイプの人だ。
どちらでもない/良いとこ取りしたい → 併用(役割分担)を検討
「フル機能も欲しいし、高金利も逃したくない」という欲張りなあなたには、併用という手がある。本体を生活のハブに、MATSUI Bankを高金利の倉庫に。
ただし前述の通り管理の手間は増えるから、「口座が2つに増えても管理できる自信があるか」を自分に問うてから決めろ。ズボラな自覚があるなら、無理せず片方に絞るのも立派な選択だ。
タイプ別の早見表にまとめた。自分がどこに当てはまるか、指で追ってみてくれ。
| あなたの状況 | おすすめ | 理由 |
| 松井証券がメイン | MATSUI Bank | 証券残高で高金利+自動スイープ |
| SBI証券がメイン | 住信SBIネット銀行 本体 | SBIハイブリッド預金で連携完結 |
| フル機能で お金を管理したい | 住信SBIネット銀行 本体 | 目的別口座・定額自動入金・外貨 |
| 高金利も機能も 両方欲しい | 両方(併用) | 本体=ハブ/MATSUI=高金利倉庫 |
| 証券会社を まだ決めていない | まず証券会社を選ぶ | 銀行は証券の相性で後から選べる |
ようこ私、実はまだ松井証券もSBI証券も使ってないんですけど…その場合はどっちの銀行を選べばいいんですか?
ちょくそれなら答えは簡単だ。まず”どの証券会社を軸にするか”から決めろ。銀行は後からついてくる。証券会社を決めずに銀行の金利だけで選ぶと、後で連携がちぐはぐになる。順番を間違えるな。ここだけは覚えとけ。
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よくある質問(FAQ)
- MATSUI Bankの金利はいつ変わる?証券残高の判定はいつ?
-
ランクは「毎月の最終営業日時点の対象証券残高」で判定され、その2か月後(翌々月)のランクとして反映されます。反映された金利はその月の1日〜月末まで適用されます。判定される証券残高は、日本株・米国株(いずれも現物・信用建玉)と投資信託(外貨建MMF・iDeCoを除く)の合計です。金利水準そのものは改定されることがあるので、公式で最新をご確認ください。
- 住信SBIネット銀行の口座を、MATSUI Bankに「切り替え」できる?
-
「切り替え」ではなく「別口座の追加開設」という形になります。MATSUI Bankは住信SBIネット銀行の”マツイ支店”にあたる別の口座なので、本体の口座はそのまま残し、マツイ支店の口座を新しく開くイメージです。既存の本体口座を持っている人でも申し込めます。
- MATSUI Bankでも目的別口座や外貨預金は使える?
-
MATSUI Bankは円普通預金・振込・ATM・デビットを中心にしたシンプルな設計で、目的別口座や外貨預金・住宅ローンといったフル機能は住信SBIネット銀行本体側の機能になります。そうした機能を使いたい場合は、本体口座の利用(または併用)を検討しましょう。提供機能は変わることがあるので公式でご確認ください。
- 松井証券の口座を持っていなくてもMATSUI Bankは使える?
-
MATSUI Bankは松井証券のサービスとセットで使うことが前提で、対象は日本国内在住の満18歳以上の個人です。証券残高でランク(金利)が決まる設計上も、松井証券の利用が前提になります。松井証券を全く使わない前提なら、誰でも開ける住信SBIネット銀行本体の方が素直です。
- 結局、預金保険(ペイオフ)はどう扱われる?
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MATSUI Bankの預金の実体は住信SBIネット銀行の預金なので、預金保険の判定上は本体とマツイ支店が同じ「住信SBIネット銀行」として名寄せ(合算)されます。「支店を分ければ保護枠が倍になる」わけではない点に注意してください。1,000万円を大きく超える現金は、金融機関自体を分散させる発想も大切です。
まとめ:土台は同じ。役割で選べ

長い記事に最後まで付き合ってくれて、ありがとう。もう、お前の頭の中のモヤモヤは晴れているはずだ。最後に、この記事の核心をもう一度だけ叩き込んでおく。
MATSUI Bankは住信SBIネット銀行の”マツイ支店”。別物じゃない。土台は同じ銀行だ。違うのはこの5点だけ――①金利(MATSUI Bankが最大0.75%で高い)、②ランクの決まり方(MATSUI=証券残高/本体=預金残高で真逆)、③機能の幅(本体がフル機能)、④連携証券(松井証券かSBI証券か)、⑤対象者(MATSUIは松井証券ユーザー前提)。
- 松井証券メイン → MATSUI Bankで高金利を”おまけ”として拾う
- SBI証券・フル機能派 → 住信SBIネット銀行本体を生活のハブに
- 良いとこ取りしたい → 併用(本体=ハブ/MATSUI=高金利倉庫)
- 証券会社が未定 → まず証券会社を決める。銀行は後から相性で選べる
そして、これだけは忘れないでくれ。高金利は”おまけ”であって、人生を変える主役じゃない。0.75%という数字に踊らされて、証券残高を無理に積んだり、管理しきれない口座を増やしたりするのは、目的と手段が逆さまだ。かつて「業界最高」の甘い言葉に80万を溶かした俺が言うんだから、間違いない。うまい話ほど、条件を読め。仕組みが分かれば、それはただの便利な道具になる。
金利も手数料も条件も、この記事の数字はすべて執筆時点(2026年7月)のものだ。実際に口座を開く前に、必ず公式サイトで最新を自分の目で確認してくれ。それが、損しないための最後のひと手間だ。
ちょくいいか、銀行選びで大事なのは「どっちが上か」じゃない。「自分の証券口座と生活動線に、どっちがハマるか」だ。仕組みを理解した上で選んだやつは、もう迷わない。俺の屍を越えてくれ。
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※クイズの答え参照元|松井証券:公式サイト
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