
何回まで転職しても大丈夫?



平均転職回数はどのくらい?



転職回数が多いとどんなデメリットがある?
薬剤師の転職回数について、このような悩みや疑問はありませんか?
薬剤師は転職しやすい職業としても知られていますが、何度も転職してしまうとデメリットにはたらく場合があります。



私も転職面接の際に、採用担当者には、転職回数や在籍期間を入念に聞かれました・・・
この記事では、薬剤師の平均転職回数や、転職が不利に働くタイミング、逆に上手に転職回数を活かすコツまで、わかりやすく解説します!
記事を読むことで、転職回数について不安なく転職活動を進めることができますよ!
薬剤師は何回まで転職しても大丈夫?


薬剤師に限らず、短期間での何度も転職することは、転職活動で不利になる可能性があります。
年収アップ、ライフスタイルの変化など、転職する理由があるのであれば、問題ありません。
しかし、何も考えずに回数を重ねる転職をするのは避けるべきです。



そのため、「〇回まで転職しても大丈夫!」という考え方ではなく、必要なタイミングのみ転職を行うことが大切です!
重視されるのは転職回数より勤続年数(経験)
薬剤師の転職では、転職回数よりも勤続年数(経験)が重視されます。
採用担当者としては、転職を何回行っていようが自社で働き続けてくれて自社のメリットになる人材であれば採用したいと考えます。
そのため、短期で5回転職した人と、10年で5回転職した人が転職回数以外同条件の場合、後者を採用する可能性が非常に高いです。



ただし、社会人3年目未満の第二新卒であれば、経験よりもポテンシャルが重視されます。
薬剤師の平均的な転職回数
薬剤師の転職回数についてのアンケートでは、転職回数の平均は2回〜3回ほどとなります。
日本最大級の医療専門サイトである「m3.com」が行った調査では以下のような結果が出ています。
一度も転職なし | 26.0% |
---|---|
1回〜2回転職した | 42.9% |
3回〜4回転職した | 20.5% |
薬剤師は転職する人が多い業界ということもあり、転職に関してネガティブな印象を持っている企業はほかの業界に比べると少ないです。
(参照:m3.com「薬剤師の転職は何回までOK?転職回数を不利にしないコツを解説」)
転職回数の多い薬剤師が転職で不利になる理由・デメリット


転職回数の多い薬剤師が転職で不利になる理由・デメリットは以下のとおりです。
- 書類選考に通りにくくなる可能性がある
- 年収アップしにくくなる
- 役職につきにくくなる
- 人間性にネガティブなイメージを持たれやすくなる
- 転職が癖付いてしまう
それぞれの理由について、詳しく解説します!
①書類選考に通りにくくなる可能性がある
転職回数が多いと、同条件の転職回数が少ない人に比べて書類選考に通りにくい可能性があります。
ライフスタイルなどの変化など正当な理由がある転職については問題視されません。
ですが、1年未満の短期離職が続いていたり、やむを得ない理由以外で何度も転職している場合は書類選考に通りにくいということを理解しましょう。



短期離職を採用担当側は恐れているため、短期間で退職を繰り返すのはあまりよくないですね。
②年収アップしにくくなる
薬剤師は勤続年数に応じて役職についたり、資格を取得して手当が出たりと、基本的には長く勤務することで年収アップします。
1年〜2年ほどで何度も転職を繰り返してしまうと役職に就くことが難しくなります。



転職時に給与交渉を行い、しっかりと前職より給与を上げることが必須です!
交渉に自身が無い方は転職エージェントにまかせましょう。
③役職につきにくくなる
薬剤師として同じ企業に勤めることで、管理薬剤師や薬局長などの責任者を目指すこともできます。
役職に就いて経験を積むことで、市場価値を高めることができ、将来的な転職活動を有利に進められます。
しかし、短期的に離職を繰り返してしまうと役職に就くことができず、薬剤師として経験や実績を積むことが難しくなってしまう可能性もあります。



役職が付いた状態で転職するなどの対策をしましょう!
④人間性にネガティブなイメージを持たれやすくなる
転職回数が多いと、「すぐに仕事を辞めてしまう人」や「継続力がない人」、「忍耐力がない人」など、ネガティブなイメージを持たれやすくなってしまいます。
⑤転職が癖付いてしまう
何度も転職を繰り返してしまうと、転職することが当たり前になってしまい、職場で嫌なことがあったときに真っ先に転職して職場を変えることを検討してしまうようになります。
転職は悪いことではありませんが、短期的に何度も転職を繰り返すことは良いことではありませんので、慎重に転職を行う必要があります。



ですが、正当な理由の転職であれば問題ありません。
目的のために、攻めの転職を行いましょう!
転職回数の多い薬剤師が転職を成功させるためのコツ


転職回数の多い薬剤師が転職を成功させるためのコツは以下のとおりです。
- 転職理由をポジティブに説明する
- ミスマッチを起こさないように転職先を選ぶ
それぞれのコツについて、詳しく解説します。
①転職理由をポジティブに説明する
転職した理由がネガティブな理由だとしても、転職活動ではポジティブに言い換えて説明しましょう。
たとえば、「職場の人間関係が悪かった」というネガティブな理由であれば「新しい環境でチャレンジしたい」というポジティブな理由に言い換える。
「年収が低い」というネガティブな理由の場合は、「自分のキャリアビジョンを御社でなら叶えられる」といったように、ポジティブに説明することが大切です!
②ミスマッチを起こさないように転職先を選ぶ
転職回数が多い場合は、そもそも転職活動時に企業とミスマッチが起きていて、あなたにマッチしていない企業を転職先に選んでいる可能性があります。
なかでも自分で求人を探して、条件面だけでマッチした求人に応募する薬剤師はブラック環境の企業を選んでしまうなどのトラブルがあります。
そのため、転職活動を成功させたいのであれば、エージェントと相談しながら転職先を探しましょう!
まとめ|薬剤師は短期間の転職回数が多いと不利になる可能性がある


本記事では、「薬剤師の平均的な転職回数や回数が多いと不利になる理由」などについて詳しく解説しました!
簡単に記事の内容をまとめます。
- 薬剤師の平均転職回数は、1~2回が半数ほど、3~4回が20%ほど
- 短期離職は注意が必要
- 転職回数よりも勤続年数や経験が重視
- 面接ではネガティブな理由をポジティブに伝える
薬剤師は転職しやすい業界ですが、短期的に何度も転職を繰り返してしまうと転職活動に悪影響が出てしまいます。
そのため、数少ない転職回数でも長く勤務できる職場を見つけることが重要です。
そのために、自分ひとりで転職活動をするのではなく、業界に精通したエージェントを上手に活用しましょう。



転職が初めての場合は、エージェントを利用して転職先を探し、2回目以降の転職ではリファラルや直接応募がおすすめです!
ぜひ本記事を参考にして薬剤師の転職回数についてチェックしてみてくださいね!