【結論】定番高配当株の次に狙いたいのは「BtoBニッチ配当株」
新NISAで高配当株を探していると、どうしてもKDDI、JT、三菱商事、三井住友FG、NTTのような定番大型株に目が行きます。
もちろん、それらは優良銘柄です。だが、人気化した銘柄は株価が上がり、配当利回りは下がります。つまり、「安心感」は高まる一方で、「利回り妙味」は少しずつ薄くなるわけです。
そこで次に見たいのが、派手さはないものの、業界の裏側で必要不可欠な事業を持つBtoBニッチ配当株です。
今回取り上げるのは、以下の5社です。
- 因幡電機産業(9934):電設資材・産業機器・自社製品を扱う財務優良株
- カナデン(8081):三菱電機系の技術商社。DOE導入で還元姿勢が強化
- 都築電気(8157):DX・ICTソリューション企業。大幅増配が最大の魅力
- 大気社(1979):空調・塗装システムのグローバル設備工事会社
- トーモク(3946):段ボール・住宅・運輸倉庫を持つ割安バリュー株
結論から言うと、配当利回りだけで見るなら都築電気・トーモク・カナデンが魅力的です。一方で、財務安定性なら因幡電機産業、成長性とグローバル受注なら大気社が候補になります。
ただし、5社すべてを同じ「高配当株」として並べるのは危険です。特に大気社は、現時点の配当利回りだけを見ると約2.6%台であり、純粋な高配当株というより、DOE方針・受注成長・中期計画を評価する銘柄として見るべきです。
※この記事は、添付画像の株価・指標、各社の公式IR資料、決算短信、中期経営計画をもとに作成しています。株価・PER・PBR・配当利回りは日々変動するため、最終判断前に必ず証券会社の最新画面で確認してください。
この記事はあくまでも情報提供を目的としたものであり、その手法や知識について勧誘や売買を推奨するものではありません。
本記事に含まれる情報に関しては、万全を期しておりますが、その情報の正確性、完全性、有用性を保証するものではありません。
情報の利用の結果として何らかの損害が発生した場合、著者は理由のいかんを問わず投資の結果に責任を負いません。
投資対象および商品の選択など、投資にかかる最終決定はご自身でご判断ください。
5社の株価・指標・配当利回り比較

ちょくまずは、2026年6月5日時点の株価・指標を横並びで整理します。
| 銘柄 | 株価 | PER | PBR | 配当利回り | 信用倍率 | 時価総額 |
| 因幡電機産業 9934 | 2,729.5円 | 12.9倍 | 1.56倍 | 3.11% | 1.72倍 | 約3,102億円 |
| カナデン 8081 | 2,555円 | 14.2倍 | 1.12倍 | 3.91% | 73.60倍 | 約575億円 |
| 都築電気 8157 | 4,065円 | 12.9倍 | 1.53倍 | 4.67% | 7.33倍 | 約771億円 |
| 大気社 1979 | 4,505円 | 15.8倍 | 1.76倍 | 2.64% | 2.51倍 | 約2,859億円 |
| トーモク 3946 | 3,710円 | 7.6倍 | 0.60倍 | 4.58% | 68.88倍 | 約718億円 |
この表だけを見ると、配当利回りでは都築電気、トーモク、カナデンが強く見えます。一方、大気社は利回り面では見劣りします。
ただし、大気社は2027年3月期から年間119円配当を予定し、DOE4.5%を目指す方針を掲げているため、還元姿勢そのものは悪くありません。
注意したいのは、信用倍率です。カナデンは73.60倍、トーモクは68.88倍と高く、買い残が重くなっている可能性があります。※特にトーモクは注意
ようこ業績が良くても、短期的には需給で株価が伸びにくい局面もあるわ。
配当利回りだけで選ぶなら?

2026年6月5日時点の配当利回りで順位をつけると、以下の通りです。
| 順位 | 銘柄 | 配当利回り | 見方 |
| 1位 | 都築電気 | 4.67% | 還元方針の大幅強化が魅力 |
| 2位 | トーモク | 4.58% | PER・PBRともに割安感が強い |
| 3位 | カナデン | 3.91% | DOE導入で安定配当期待 |
| 4位 | 因幡電機産業 | 3.11% | 財務安定性重視なら候補 |
| 5位 | 大気社 | 2.64% | 高配当より成長・受注評価の銘柄 |
単純な利回り狙いなら、都築電気とトーモクが目立ちます。特に都築電気は、2027年3月期から連結配当性向60%、DOE6.0%を下限とする方針へ変更しており、今回の5社の中では最も還元インパクトが大きいです。
一方で、利回りが高い銘柄ほど、株価下落によって利回りが押し上げられているケースもあります。
ようこ高利回りだから即買いではなく、利益成長・配当方針・財務・需給をセットで見る必要があるわ。
因幡電機産業(9934)|財務安定性で選ぶなら最有力候補

因幡電機産業は、電設資材、産業機器、自社製品を展開する独立系の電設資材商社です。
電線、照明、空調機器、配線器具、受配電機器など、建物や設備に不可欠な商材を幅広く扱っています。
2026年3月期は、売上高4,170億円、営業利益297億円、経常利益317億円、親会社株主に帰属する当期純利益234億円と好調でした。
ボッチ自己資本比率も62.9%と高く、財務の安心感は今回の5社の中でもトップクラスだね。

| 項目 | 内容 |
| 株価 | 2,729.5円 |
| PER | 12.9倍 |
| PBR | 1.56倍 |
| 配当利回り | 3.11% |
| 2027年3月期予想配当 | 年間85円 |
| 自己資本比率 | 62.9% |
| 評価ポイント | 財務安定性、業績の底堅さ、総還元性向60%方針 |
因幡電機産業の魅力は、利回りの高さよりも安定性です。2026年3月期は特別配当込みで年間85円、2027年3月期も年間85円配当を予定しています。

ただし、現在のPBRは1.56倍まで上がっており、以前のような低PBRバリュー株として見るのはやや危険です。今の因幡電機産業は、割安株というより、財務優良な安定配当株として見るのが正しいです。
因幡電機産業の見方
- 配当利回りだけなら突出して高くない
- 財務安定性は5社の中でかなり強い
- 大都市圏の再開発・設備投資需要が追い風
- PBRはすでに1倍を大きく超えており、割安感は薄れつつある
- 長期で安定配当を狙う守備型銘柄として候補
カナデン(8081)|DOE4.5%導入で配当株としての魅力が増した

カナデンは、三菱電機系の技術商社です。FAシステム、ビル設備、インフラ、情通・デバイスなどを扱い、製造業の自動化、ビルの省エネ、インフラ設備、電子医療装置など幅広い領域に関わっています。
2026年3月期は、売上高1,456億円、営業利益53億円、経常利益57億円、親会社株主に帰属する当期純利益39億円でした。
ちょく防衛・官公庁案件、鉄道事業者の設備投資回復、電子医療装置案件の増加などが業績を支えました。

| 項目 | 内容 |
| 株価 | 2,555円 |
| PER | 14.2倍 |
| PBR | 1.12倍 |
| 配当利回り | 3.91% |
| 2027年3月期予想配当 | 年間100円 |
| 自己資本比率 | 52.0% |
| 評価ポイント | DOE4.5%、累進配当、三菱電機系の安定感 |

カナデンで最も重要なのは、2027年3月期からDOE4.5%を採用し、累進配当を継続する方針に変更した点です。これにより、短期的な利益変動に左右されにくい配当方針になりました。
一方で注意したいのは、信用倍率の高さです。添付画像では信用倍率が73.60倍となっており、短期的には需給の重さが出る可能性があります。
カナデンの見方
- DOE4.5%導入で配当株としての魅力が上昇
- 2027年3月期は年間100円配当予想
- 三菱電機系の技術商社として事業基盤は安定
- PER14倍台で、以前ほどの割安感はない
- 信用倍率が高く、短期需給には注意
都築電気(8157)|今回の5社で最も還元インパクトが強い

都築電気は、ICT・ネットワーク・DXソリューションを手がける情報通信系の企業です。
かつては電子デバイス事業もありましたが、現在は情報ネットワークソリューションサービスを中心とした収益構造へ変化しています。
2026年3月期は、売上高1,037億円、営業利益81億円、営業利益率7.9%と好調でした。
ようこ2027年3月期は、売上高1,070億円、営業利益87億円、経常利益87億円を見込んでおり、営業利益・経常利益は過去最高更新を目指す計画よ。



| 項目 | 内容 |
| 株価 | 4,065円 |
| PER | 12.9倍 |
| PBR | 1.53倍 |
| 配当利回り | 4.67% |
| 2027年3月期予想配当 | 年間190円 |
| 中計目標 | 2029年3月期 売上高1,200億円、営業利益120億円、ROE14.5%以上 |
| 評価ポイント | 配当性向60%、DOE6.0%下限、DX需要 |
都築電気の最大の魅力は、2027年3月期から配当方針を大きく引き上げたことです。連結配当性向60%、DOE6.0%を下限とする方針により、2027年3月期は年間190円配当を予定しています。

ただし、2027年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益は減益予想です。これは、2026年3月期に有価証券売却益があった反動が含まれるためで、営業利益・経常利益の成長とは分けて考える必要があります。

つまり都築電気は、見た目の最終減益だけで判断するのではなく、本業利益の成長と還元方針の強化をセットで評価する銘柄です。
都築電気の見方
- 今回の5社で配当利回りはトップクラス
- 2027年3月期は年間190円配当予想
- 配当性向60%、DOE6.0%下限の還元方針が強い
- 営業利益・経常利益は過去最高更新を目指す
- 最終利益の減益は有価証券売却益の反動を含むため、表面だけで判断しない


大気社(1979)|高配当株というより「受注成長+DOE」銘柄

大気社は、ビル空調設備、産業空調設備、塗装システムを手がける設備工事会社です。
特に自動車塗装プラントではグローバルに強みを持ち、国内外の自動車メーカー向け大型案件に関わっています。
2026年3月期は、完成工事高3,517億円、受注工事高2,861億円、営業利益247億円、親会社株主に帰属する当期純利益155億円と好調でした。
ボッチROEも10.1%まで上昇しているよ。

| 項目 | 内容 |
| 株価 | 4,505円 |
| PER | 15.8倍 |
| PBR | 1.76倍 |
| 配当利回り | 2.64% |
| 2027年3月期予想配当 | 年間119円 |
| 還元方針 | DOE4.5%を目指す |
| 評価ポイント | 空調・塗装システム、グローバル展開、受注成長 |
大気社については、他の4社と同じ感覚で「高配当株」と見るとやや違和感があります。現時点の配当利回りは2.64%で、5社の中では最も低いからです。
ただし、大気社はDOE4.5%を目指す配当方針を掲げており、安定配当への意識は高いです。また、10年プラン2035では、2035年3月期に完成工事高5,000億円超、ROE12%以上を目指しています。

大気社は、今すぐ高配当を取りに行く銘柄というより、設備投資需要・グローバル受注・DOE方針を評価して中長期で見る銘柄です。
大気社の見方
- 現時点の利回りは約2.6%台で高配当感は弱い
- DOE4.5%方針により安定配当への意識は高い
- 空調・塗装システムでグローバル展開
- 自動車設備投資や工場向け需要が追い風
- PER・PBRは5社の中ではやや高めで、押し目狙い向き
トーモク(3946)|割安感と高利回りは魅力。ただし需給リスクあり

トーモクは、段ボール、住宅、運輸倉庫を主力とする企業です。
段ボール事業を中心に、スウェーデンハウスなどの住宅事業、物流関連の運輸倉庫事業も展開しています。
2026年3月期は、売上高2,240億円、営業利益113億円、経常利益114億円、親会社株主に帰属する当期純利益73億円でした。
ちょく営業利益率は5.1%まで改善し、段ボール事業が利益を牽引しました。

| 項目 | 内容 |
| 株価 | 3,710円 |
| PER | 7.6倍 |
| PBR | 0.60倍 |
| 配当利回り | 4.58% |
| 2027年3月期予想配当 | 年間170円 |
| 2027年3月期予想 | 売上高2,205億円、営業利益127億円、純利益81億円 |
| 評価ポイント | 低PER・低PBR・高利回り |
トーモクの魅力は、数字上の割安感です。PER7.6倍、PBR0.60倍、配当利回り4.58%はかなり目立ちます。2027年3月期は年間170円配当を予定しており、配当利回りの面でも都築電気に次ぐ水準です。
さらに、第3次中期経営計画では、2029年3月期に売上高2,400億円、営業利益率6.0%、ROE8.0%を目標としています。PBR0.6倍台を改善するには、ROE向上と株主還元の継続が重要になります。

ただし、注意点もあります。住宅事業は国内住宅市場の影響を受けやすく、段ボール事業も原材料価格や価格改定の影響を受けます。
ようこまた、2026年6月5日時点では信用倍率が68.88倍と高く、短期的には需給の重さが出る可能性があるわ。※
※信用買い残が出来高よりも遥かに多い

トーモクの見方
- PER7倍台、PBR0.6倍台で割安感は強い
- 2027年3月期は年間170円配当予想
- 段ボール事業の利益改善が評価ポイント
- 住宅事業は金利・住宅市場の影響を受けやすい
- 信用倍率が高く、短期需給には注意
5社をタイプ別に分けるとこうなる

ボッチ5社はすべてBtoB寄りの地味な銘柄ですが、投資目的はかなり違うよ。
| タイプ | 銘柄 | 特徴 |
| 財務安定型 | 因幡電機産業 | 自己資本比率が高く、守備力重視 |
| 安定還元型 | カナデン | DOE4.5%・累進配当で配当の安定感 |
| 高還元成長型 | 都築電気 | 配当性向60%・DOE6.0%下限で還元インパクト大 |
| 受注成長型 | 大気社 | 空調・塗装システムのグローバル設備投資需要 |
| 割安高利回り型 | トーモク | 低PER・低PBR・高配当利回りが魅力 |
この中で、配当利回りを最優先するなら、都築電気とトーモクが候補になります。
安定性を重視するなら因幡電機産業。バランス型ならカナデン。成長性も見たいなら大気社です。
新NISAで買うならどう組み合わせる?

新NISAの成長投資枠でこの5社を考えるなら、いきなり1社に集中するより、目的別に分けて考えた方が安全です。
配当重視型
| 銘柄 | 配分イメージ |
| 都築電気 | 40% |
| トーモク | 35% |
| カナデン | 25% |
配当利回りを重視するなら、都築電気・トーモク・カナデンの3社が中心になります。ただし、カナデンとトーモクは信用倍率が高いため、短期の値動きには注意が必要です。
安定重視型
| 銘柄 | 配分イメージ |
| 因幡電機産業 | 40% |
| カナデン | 30% |
| 都築電気 | 30% |
安定性を重視するなら、財務の強い因幡電機産業を軸に、還元方針の強いカナデンと都築電気を組み合わせる形が考えられます。
成長・バリュー混合型
| 銘柄 | 配分イメージ |
| 都築電気 | 30% |
| トーモク | 25% |
| 因幡電機産業 | 20% |
| カナデン | 15% |
| 大気社 | 10% |
利回り、割安性、財務、成長性をバランスよく見るなら、5社を分散するのもありです。ただし、大気社は利回り目的ではなく、受注成長や中長期の設備投資需要を見るポジションとして少なめに組み込むのが自然です。
この5社で注意すべき3つの罠

罠①:配当利回りだけで飛びつく
高配当株で一番危ないのは、利回りだけを見て買うことです。
配当利回りは、株価が下がるだけでも上がります。
つまり、高利回りに見える銘柄ほど、市場が何らかのリスクを織り込んでいる可能性があります。
ちょく今回で言えば、トーモクは割安感と利回りが魅力ですが、住宅市場や原材料価格、信用倍率の高さには注意が必要です。
罠②:信用倍率を無視する
カナデンとトーモクは、2026年6月5日時点で信用倍率がかなり高くなっています。※特にトーモク
信用買い残が多い銘柄は、悪材料が出たときに投げ売りが出やすく、上値が重くなることもあります。
中長期の配当狙いなら過度に気にしすぎる必要はありませんが、短期で高値を追う局面では注意が必要です。
罠③:事業サイクルを無視する
この5社はすべてBtoB寄りですが、景気や設備投資サイクルの影響を受けます。
- 因幡電機産業:建設・再開発・設備投資の影響
- カナデン:FA・半導体・デバイス・インフラ投資の影響
- 都築電気:企業のIT投資・DX投資の影響
- 大気社:自動車・工場・大型設備投資の影響
- トーモク:段ボール需要・住宅市場・原材料価格の影響
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よくある質問

Q. この5社で一番おすすめはどれですか?
配当利回りと還元方針を重視するなら、都築電気が最も注目度は高いです。2027年3月期は年間190円配当予想で、配当性向60%、DOE6.0%下限という方針も強力です。ただし、株価が上がれば利回りは下がるため、買値は重要です。
Q. 一番安全性が高いのはどれですか?
財務安定性で見るなら因幡電機産業です。自己資本比率が高く、電設資材・産業機器・自社製品という事業基盤も安定しています。ただし、PBRは1倍を大きく超えており、割安株というより安定配当株として見るべきです。
Q. トーモクは割安ですか?
PER7.6倍、PBR0.60倍、配当利回り4.58%という点では、数字上の割安感は強いです。ただし、住宅市場、原材料価格、信用倍率の高さには注意が必要です。割安だから必ず上がるわけではなく、ROE改善と株主還元の継続が評価されるかがポイントです。
Q. 大気社は高配当株として買えますか?
現時点の配当利回りは2.64%程度で、純粋な高配当株としてはやや物足りません。大気社は高配当狙いというより、DOE4.5%方針、グローバル設備投資、空調・塗装システムの受注成長を評価する銘柄です。
Q. 新NISAで買うなら一括投資と分割投資どちらがいいですか?
中小型〜準大型のBtoB配当株は、出来高や需給の影響を受けることがあります。そのため、一括投資よりも、数回に分けて買う方がリスクを抑えやすいです。特に信用倍率が高い銘柄は、短期的な下落で押し目が来る可能性もあるため、焦らず分割で見るのが現実的です。
結論:今買うなら本命は都築電気、安定なら因幡、割安ならトーモク

今回の5社を総合評価すると、以下のようになります。
| 評価軸 | 最有力候補 | 理由 |
| 配当利回り | 都築電気 | 利回り4.67%、年間190円配当予想 |
| 還元方針 | 都築電気 | 配当性向60%、DOE6.0%下限 |
| 財務安定性 | 因幡電機産業 | 自己資本比率62.9%、業績も底堅い |
| 割安感 | トーモク | PER7.6倍、PBR0.60倍 |
| バランス | カナデン | 利回り3.91%、DOE4.5%、累進配当 |
| 成長期待 | 大気社 | グローバル設備投資・空調・塗装システム需要 |
個人的に最も注目したいのは、都築電気です。配当利回り、還元方針、本業利益の成長がそろっており、今回の5社の中では最もインパクトがあります。
次に、安定性を重視するなら因幡電機産業。派手さはありませんが、財務の強さと事業基盤の安定感は魅力です。
そして、割安バリューとして見るならトーモク。PER7倍台、PBR0.6倍台、利回り4.5%超は魅力的です。ただし、信用倍率の高さと住宅事業のリスクは必ず見ておきたいところです。
カナデンは、DOE4.5%導入により配当株としての魅力が増しています。大気社は現時点では高配当株というより、受注成長とDOE方針を中長期で評価する銘柄です。
最終結論
- 配当重視なら:都築電気
- 安定重視なら:因幡電機産業
- 割安重視なら:トーモク
- バランス重視なら:カナデン
- 成長・受注重視なら:大気社
新NISAで長期保有するなら、1社に集中するよりも、配当利回り・財務・事業サイクル・需給を見ながら分散するのが現実的です。
高配当株投資で大事なのは、利回りの高さではありません。その配当が続くかどうかです。今回の5社は、どれも地味ですが、日本の産業インフラを裏側から支える企業です。
派手なテーマ株で一発を狙うのも投資ですが、地味なBtoB企業から毎年配当を受け取り続けるのも、立派な投資戦略です。
ちょく定番高配当株が買いにくくなった今こそ、こうした「まだ見つかりきっていない配当株」を丁寧に見ていきたいですね。






