「量子コンピュータ 関連銘柄 本命」——その検索窓に文字を打ち込んだ昨日のお前の指、ちょっと震えてなかったか?
気持ちはわかる。痛いほどわかる。2026年6月22日、トランプ大統領が量子技術の開発・商用化を加速させる大統領令に署名した。ニュースもXも「次は量子だ」「AIの次の覇権テーマだ」と騒ぎ始めた。米国の量子株も、日本の量子関連株も、材料ひとつで一気に動く。
心臓が「今だ、乗り遅れるな」とドクドク言っている。本命さえ分かれば、明日にでも買える。そう思ってここに辿り着いたんだろ。
だからこそ、最初に正直に言っておく。昨日のお前と同じ顔をしていた男が、15年前にいた。俺だ。
「絶対上がるテーマ」に飛びついて、半年で300万円を溶かした。情報商材に80万円つぎ込んだ。レバレッジETFに突っ込んで1ヶ月で半分にした。家族に「投資、辞めてくれ」と通告された。あの頃の俺が探していた「今すぐ買うべき本命」と、今お前が探している「量子コンピュータの本命」が、俺には同じものに見えて仕方がない。
ボッチちょくさん、量子コンピュータの本命おしえてよ!大統領令も出たし、全力で買うよ!
ちょくその「全力で買うわ」で退場した男が、今ここを通るぞ。まあ座れボッチ。本命を教える前に、お前を生かす話をする。
この記事では、ただ「量子コンピュータ関連銘柄の本命5選!」と銘柄名を並べて終わりにはしない。順番にこう話す。
- 2026年6月22日の大統領令で、本当は何が決まったのか
- 米政府の20億ドル支援は、なぜ量子株に火をつけたのか
- 量子コンピュータ関連銘柄の本命を「3階層」でどう見分けるか
- 急騰したテーマ株に飛びついて退場しないための乗り方
結論を先に言う。量子コンピュータは本物の長期テーマだ。でも、今すぐ全力で飛びつくテーマではない。
本命を探す前に、「本命だから大丈夫」という危険な思考を捨てろ。そこから始めよう。
トランプ大統領令で何が起きた?量子コンピュータ相場の現在地

まず現在地を確認しよう。結論から言うと、2026年6月22日の大統領令は、量子技術を米国の国家戦略として押し上げる本物の材料だ。
ただし、ここで最初の落とし穴がある。「材料が本物であること」と「今の株価で買って儲かること」は、まったく別の話だ。ここを混同すると、テーマ株で簡単に退場する。
2026年6月22日署名|大統領令の中身を3分で整理
トランプ大統領は2026年6月22日、量子技術に関する2本の大統領令に署名した。ホワイトハウスの発表やロイター報道を整理すると、ポイントは次の通りだ。
- 科学的発見を可能にする高性能量子コンピュータの開発を国家プロジェクトとして推進
- ホワイトハウス科学技術政策局のマイケル・クラツィオス局長は、科学研究向け量子コンピュータについて「2028年までに実現可能」と説明
- エネルギー省、商務省、国防関連機関、情報機関、NASA、民間企業、研究機関が連携
- 量子センサーや量子ネットワークの展開計画を今後5年で進める方針
- 量子人材育成、国内サプライチェーン、製造能力、知的財産保護、防諜体制を強化
- 政府の高価値システムを2030年または2031年までにポスト量子暗号(PQC)へ移行する目標を設定
ざっくり言えば、「米国が、量子をAI・半導体・サイバー防衛と並ぶ次の国家技術として本気で押し上げる」という宣言だ。
一次情報を確認したい人は、ホワイトハウスの量子技術ファクトシート(The White House)と、ポスト量子暗号に関するファクトシート(The White House)を見ておくといい。
なぜ株価が動いた?直前の「20.13億ドル支援」とセットで読む
今回の大統領令だけを見ても、相場の熱狂は半分しか見えない。重要なのは、その直前に米商務省が量子関連9社への大規模支援を発表していたことだ。
米商務省は2026年5月21日、CHIPS・科学法に基づき、量子関連9社に対して総額20.13億ドルの連邦インセンティブを提供する意向書を締結したと発表した。対象にはIBM、GlobalFoundries、Atom Computing、Diraq、D-Wave、Infleqtion、PsiQuantum、Quantinuum、Rigetti Computingなどが含まれる。
ここは誤解しやすいので正確に言う。これは単なる「補助金ばらまき」でも、単なる「株式投資」でもない。CHIPS法に基づく連邦インセンティブであり、条件として米政府が各社の非支配・少数株式を取得する形だ。つまり、政府が資金を出すだけでなく、将来の成果に対して納税者リターンも取りにいく設計になっている。
ちょく詳細はNIST/米商務省の発表(NIST)で確認できる。金額の内訳では、IBMが10億ドル、GlobalFoundriesが3.75億ドル、D-Wave・Rigetti・Infleqtion・PsiQuantum・Quantinuumなどが各1億ドル規模の計画支援を受ける形だ。
つまり流れはこうだ。
- 2026年5月:米商務省が量子関連9社に20.13億ドル規模の支援意向を発表
- 2026年6月:トランプ大統領が量子技術の大統領令に署名
- 市場:「米国は量子を本気で国家技術にする」と受け止める
- 米国量子株、日本の量子関連株に資金が向かう
点ではなく線で材料が出ている。だから、量子コンピュータ相場が動く理由そのものは理解できる。問題は、そこから先だ。
結論:追い風は本物。でも「今すぐ全力買い」は別問題
ここで一回、深呼吸してくれ。
量子技術への追い風は本物だ。米国も日本も国家戦略として位置づけている。サイバー防衛、創薬、素材開発、金融、エネルギー、AI、宇宙・防衛まで、将来の応用範囲も広い。
だが、本物のテーマほど、株価は先に期待を食いにいく。お前がニュースを見て「これは来る」と思った時には、すでに短期資金がかなり入った後かもしれない。材料が本物でも、エントリー価格が高すぎれば普通に負ける。
ようこここを切り分けられるかどうか。これが、テーマ株で生き残る奴と退場する奴の分かれ道よ。
そもそも量子コンピュータとは?投資する前の最低限

銘柄の話に入る前に、最低限これだけは押さえてくれ。仕組みを完璧に理解する必要はない。
だが、今の量子株は「現在の利益」より「未来の期待」で買われている部分が大きいということだけは、骨の髄まで分かっておいた方がいい。
量子コンピュータが「すごい」と言われる理由
普通のコンピュータは、情報を0か1のビットで処理する。量子コンピュータは、量子ビットを使い、重ね合わせや量子もつれといった量子力学の性質を利用する。
ざっくり言えば、ある種の問題については、従来型コンピュータでは現実的な時間で解けない計算を、量子コンピュータなら高速に解ける可能性がある。期待される分野は、たとえば次のようなものだ。
- 新薬開発・分子シミュレーション
- 新素材・電池材料の設計
- 物流・金融・エネルギーの最適化
- 暗号解読とポスト量子暗号
- AIや高性能計算との組み合わせ
- 量子センサー、量子通信、宇宙・防衛用途
ボッチだから、国も企業も本気になる。期待されるのは当然だね。
でも、実用化はまだ途中。「夢を買う」段階だと理解する
ただし冷静になってくれ。量子コンピュータは、まだ「普通のPCやサーバーを置き換える万能マシン」ではない。
エラー率、量子ビット数、誤り訂正、冷却、制御、ソフトウェア、商用アプリケーションなど、超えるべき壁は多い。
特に投資で重要なのは、多くの量子専業企業がまだ赤字先行で、売上より将来期待で評価されていることだ。期待で上がる株は、期待が剥がれた瞬間に容赦なく落ちる。
ようこつまり今は、技術そのものだけじゃなく“期待”で株価が動いているということですか?
ちょくそういうことだ。だから小さな材料ひとつで激しく上下する。その値動きに耐えられる金額しか入れちゃいけない。これが大前提だ。
【もっと知りたい人向け】量子ビット数と方式の違い
量子コンピュータの性能は、よく量子ビット数で語られる。ただし、数が多ければ強いとは限らない。計算中のエラーをどれだけ抑えられるか、誤り訂正ができるか、どれだけ安定して制御できるかが同じくらい重要だ。代表的な方式には、超伝導方式、イオントラップ方式、量子アニーリング方式、光量子方式、シリコン方式、中性原子方式などがある。それぞれ得意分野と課題が違い、どの方式が最終的に勝つかはまだ決着していない。だからこそ、投資では「1社に全賭け」ではなく、方式や階層を分けて考える必要がある。
量子コンピュータ関連銘柄の「本命」を3階層で整理する

さあ本題だ。お前が一番知りたい「本命」の話をしよう。
ただし最初に、お前の「本命」の定義を一回ぶっ壊させてくれ。
本命の落とし穴:「本命=一番上がる株」ではない
多くの人が「本命=一番値上がりする株」だと思っている。違う。それは買った後にしか分からない結果論だ。
買う前に分かるのは、「その銘柄がどんなリスクを持っているか」だけだ。
だから俺は、量子コンピュータ関連銘柄を値上がり期待ランキングではなく、リスクの性質で3つの階層に分けて考える。
- 第1階層|米国の量子専業・純粋プレイヤー:夢を買う。上値も大きいが、値動きも赤字リスクも大きい
- 第2階層|日本・米国の大型テック:本業で稼ぎながら量子もやる。中核候補
- 第3階層|関連中小型・連想株:値動きは軽いが、テーマ剥落時の下げも速い
ちょくつまり「本命」は人によって違う。退場したくない人にとっての本命と、一発を狙う人にとっての本命は同じではない。
第1階層|米国の量子専業・純粋プレイヤー
量子コンピュータで一番ピュアに反応しやすいのが、米国の量子専業・準専業企業だ。代表例は次の通り。
| 銘柄 | ティッカー | 主な方式・特徴 | 投資上の注意点 |
| IonQ | IONQ | イオントラップ方式。量子専業株の代表格 | 期待値が高く、バリュエーションも高くなりやすい |
| Rigetti Computing | RGTI | 超伝導方式。米商務省支援の対象企業 | 赤字先行・高ボラ。増資や希薄化にも注意 |
| D-Wave Quantum | QBTS | 量子アニーリングで商用活用が進む | テーマ人気で急騰急落しやすい |
| Quantum Computing Inc | QUBT | 光量子・量子ソフトウェア関連として注目 | 小型で値動きが激しい。投機色が強い |
| IBM | IBM | 量子研究の大型本命。米商務省支援では最大規模 | 量子専業ではなく、株価は全社業績にも大きく左右される |
この階層は夢がある。量子テーマが盛り上がれば、最もストレートに買われやすい。だが同時に、最も危ない階層でもある。理由はシンプルだ。
- 売上より将来期待で株価が動きやすい
- 赤字先行企業が多い
- 金利上昇やリスクオフで叩き売られやすい
- 増資による株式希薄化リスクがある
- ニュースで急騰し、失望で急落しやすい
ようここの階層を買うなら、「当たれば大きいが、外れたら大きく減る」枠だと割り切ること。生活資金や大事な資金を入れる場所ではないわ。
なお、株価・時価総額・騰落率は変動が極めて激しい。この記事内では具体的な株価を固定して断定しない。取引前には必ず証券会社の最新値、決算資料、キャッシュポジション、増資履歴を確認してくれ。
第2階層|日本の大型株・巨大テック
「日本株で量子の本命を探したい」「米国の高ボラ株は怖い」という人には、第2階層が現実的な本命候補になる。
この階層は、量子だけで会社が成り立っているわけではない。本業でしっかり稼ぎながら、量子技術も研究・開発している大型株だ。
ボッチ量子が花開けばプラス材料になるし、仮に時間がかかっても会社そのものが簡単に消えるわけではないよ。
| 銘柄 | コード | 量子関連の主な見方 | 位置づけ |
| 富士通 | 6702 | 理研と共同で256量子ビットの超伝導量子コンピュータを開発。1024量子ビット級への展開も注目 | 日本株の中では量子本命候補の一角 |
| 日立製作所 | 6501 | JSTムーンショット第2期でシリコン量子・中性原子量子などの研究に参加。FY2027のクラウド実験環境提供を目指す | 本業の安定感がある総合電機型 |
| NEC | 6701 | 量子アニーリングや量子関連技術で長年の研究蓄積 | IT・防衛・通信インフラ文脈でも注目 |
| NTT | 9432 | OptQCと光量子コンピュータ実現に向けた連携。IOWN・光技術との接点が強い | 配当株・通信株としての安定性も持つ |
| 三菱電機 | 6503 | 制御・防衛・通信・半導体関連の要素技術から量子関連としても見られる | 量子一本ではなく総合電機の一部テーマ |
| IBM | IBM | 量子研究の世界的プレイヤー。米商務省支援で10億ドル規模の支援対象 | 米国大型テックの量子中核候補 |
| Alphabet | GOOGL | Google Quantum AIで量子研究を継続 | 量子よりAI・広告・クラウド全体への投資色が強い |
| Microsoft | MSFT | Azure Quantumなど量子クラウド・ソフトウェア基盤に関与 | 量子単独ではなくクラウド・AIの一部 |
| NVIDIA | NVDA | 量子シミュレーション、HPC、AI計算基盤との接点 | 量子そのものよりAI/HPCインフラ株 |
第2階層のメリットは、量子が外れても本業が残ることだ。富士通、日立、NTT、IBMのような大型株は、量子だけで株価が決まるわけではない。ITサービス、社会インフラ、通信、クラウド、AI、防衛、半導体、電力など、他の事業がある。
ただし、ここにも注意点がある。大型株は、量子がすぐ全社業績を押し上げるわけではない。量子はまだ事業全体の一部だ。米国の量子専業株のような爆発力は期待しにくい。その代わり、退場リスクは相対的に低い。
ちょくつまり第2階層は、「夢の純度」は低いが「生き残りやすさ」は高い。長期で量子テーマに付き合うなら、この階層を中核にする考え方は現実的だ。
第3階層|関連中小型・連想株
第3階層は、量子テーマで連想買いが入りやすい中小型株だ。代表例としては、フィックスターズ、HPCシステムズ、QDレーザ、オキサイド、santec、エヌエフHD、多摩川HDなどがテーマ株として名前に挙がりやすい。
株探の「量子コンピューター」テーマ一覧でも、富士通、日立、NEC、NTT、フィックスターズ、HPCシステムズ、QDレーザなど複数の日本株が関連銘柄として掲載されている(株探 量子コンピューター関連銘柄一覧)。
ようここの階層は、時価総額が小さいぶん値動きが軽い。テーマに火がつけば一気に上がる。だが、冷めるのも早いわ。
- ニュースで急騰しやすい
- 短期資金が抜けると急落しやすい
- 本業と量子テーマの距離が銘柄ごとに違う
- 決算が弱いとテーマだけでは支えきれない
- 信用買い残が積み上がると需給悪化が起きやすい
この階層で一番やってはいけないのは、「Xで話題だから」「ストップ高だから」「量子関連と書いてあったから」で飛びつくことだ。関連度が薄い銘柄ほど、テーマが剥がれた時の下げも速い。
第3階層は、買うなら完全に短期・少額・ルール厳守。長期の本命というより、テーマ相場のサテライト中のサテライトだ。
ここが一番大事|急騰後のテーマ株に飛びつく怖さ

ここからが、この記事で一番読んでほしいパートだ。銘柄リストはどこにでもある。でも、急騰した後のテーマ株にどう向き合うかを自分の屍をさらして語れる奴は、そう多くない。
「本物のテーマ」でも高値掴みは普通に起きる
量子は本物のテーマだ。これは否定しない。米国政府も日本政府も量子を重視している。創薬、素材、暗号、防衛、AIとの接続も大きい。
でも、だからといって「今日買えば儲かる」にはならない。ここを間違えるな。
株価は未来を先取りする。特にテーマ株は、実績が出る前に期待だけで何倍にも上がることがある。だが、その後に実績が追いつかなければ、期待は剥がれる。期待で上がった株は、期待が剥がれる時も速い。
ちょくつまり、量子が本物でも、高値掴みは普通に起きる。本物のテーマで損する人は、いつも「本物だから大丈夫」と思って買っている。
俺がテーマ株で300万円を溶かした話
15年前の話をさせてくれ。当時の俺は、まさに今の量子相場みたいな「次の覇権テーマ」に夢中だった。
始めて3ヶ月、ビギナーズラックで40万円の含み益が出た。鏡の前で「俺、投資の才能あるんじゃないか」とニヤついていた。今思えば、あれが地獄の入口だった。
その自信のまま、「絶対上がる」と信じ込んだテーマ株に、根拠もなく資金を集中させた。チャートが伸びるたびに買い増した。「乗り遅れたくない」——今のお前と同じ気持ちでだ。
潮目が変わったのは、ある朝だった。スマホを開いた瞬間、ポートフォリオの数字が一面、赤く染まっていた。スワイプする指先が氷みたいに冷たくなって、画面が妙にスローモーションに見えた。
「待っていれば戻る」。そう自分に言い聞かせた。戻らなかった。半年後、消えた金は300万円。給料が補填に消えていく日々。深夜2時にトイレに起きては、つい証券口座を開いて、赤い数字をただ見つめていた。眠れるわけがなかった。
それでも諦めきれず、「10倍株の見つけ方」みたいなセミナーや情報商材に80万円以上つぎ込んだ。ほぼ全部ドブに捨てた。極めつけは「絶対上がる」と確信してレバレッジETFに突っ込んで、1ヶ月で半分。最後は家族に静かにこう言われた。「投資、趣味と割り切れないなら、辞めて」。
あなたにも、夜中に口座を開いて、含み損の数字をじっと見つめたまま眠れなかった夜はないか?もしまだないなら、ラッキーだ。その経験をしないために、今この記事を読んでいるんだから。
ちょく俺が言いたいのはこうだ。テーマが本物かどうかより、「どんな値段で、どんな量で、どんなルールで乗るか」の方が大事なんだ。
「本命だから大丈夫」という言葉が一番危ない
テーマ株で人が溶ける時、頭の中にあるのはいつも同じ言葉だ。
「これは本命だから大丈夫」
この一言が、思考を止める。量子が本物でも、株価が期待を先取りしすぎていたら負ける。富士通が本命候補でも、買うタイミングが悪ければ含み損になる。IonQが将来伸びても、高値で飛びつけば途中の暴落に耐えられない。
ボッチでもさ、国が推すんだから、量子の本命なら絶対上がるっしょ?
ちょくその「絶対」が口から出た時点で、もう退場フラグだ。いいかボッチ、相場に絶対はない。あるのは確率と時間だけだ。これだけは刻んどけ。
それでも乗るなら|退場しないためのコア・サテライト戦略

ここまで散々脅したが、「量子に手を出すな」と言っているわけではない。本物の長期テーマに、自分のルールで参加するのはアリだ。
ただし、乗り方がある。俺が300万円を溶かした後、どん底から這い上がれたのは、この型を覚えたからだ。
コア8〜9割・サテライト1〜2割。量子はサテライト
考え方はシンプルだ。資産を2つに分ける。
- コア(中核)=資産の8〜9割:全世界株、S&P500、配当株、大型優良株など、長期で持つ土台
- サテライト(衛星)=資産の1〜2割まで:量子、宇宙、AI半導体、IPO、テーマ株など、当たれば大きいが外れる可能性もある枠
量子コンピュータ関連銘柄は、間違いなくサテライト側だ。コアに入れちゃいけない。なぜなら、量子が外れた時にコアまで巻き込まれたら、お前は相場から退場するからだ。
ちょく投資で一番大事なのは、勝つことじゃない。退場しないことだ。
退場しなければ、次のチャンスに乗れる。退場したら、どれだけ良い相場が来ても二度と乗れない。俺はこれを300万円の授業料で学んだ。お前はタダで持って帰れ。
新NISA成長投資枠での現実的な向き合い方
「新NISAの成長投資枠で量子関連銘柄を買えるか?」と聞かれたら、答えは「対象銘柄なら買える」だ。国内株、米国株、ETFなど、証券会社が取り扱う対象商品なら成長投資枠で買える場合がある。
ただし、ここにも落とし穴がある。
- 非課税枠は有限。高ボラなテーマ株で枠を使い、下落して売ると、貴重な枠を効率悪く使うことになる
- NISA口座は損益通算できない。特定口座や一般口座の利益と相殺できず、損失の繰越控除もできない
- 短期売買向きではない。売却した枠は翌年以降に復活するが、当年中にすぐ再利用できるわけではない
だから俺の考えはこうだ。新NISAの主役は、あくまで長期のコア資産。量子のようなサテライトは、入れるとしても成長投資枠のごく一部にとどめる。
ようこ「非課税だから大きく賭ける」は順番が逆よ。非課税の恩恵は、長く持てる資産でこそ最大化されるわ。
量子コンピュータ関連銘柄の今後の見通し

最後に、これからの見通しを整理する。結論はシンプルだ。
短期は乱高下。長期は本物。ただし時間がかかる。
短期:大統領令・予算・支援対象・提携ニュースで乱高下
短期では、大統領令の続報、米政府支援の正式契約、予算執行、各社の受注、提携、決算、増資ニュースで激しく上下するだろう。
特に米国の量子専業株は、ニュースに対して過敏に反応しやすい。上がる時は速い。だが、落ちる時も速い。ここを短期で当てにいくのは、かなり難しい。
日本株も同じだ。富士通や日立のような大型株は比較的落ち着いているが、フィックスターズ、HPCシステムズ、QDレーザのような関連中小型は、テーマ資金で一気に動くことがある。
ちょく短期で入るなら、逆指値や撤退ラインは必須だ。
長期:国家戦略化は大きいが、業績化まで時間がかかる
長期では、量子が国家戦略になった意味は大きい。米国は量子コンピュータ、量子センサー、量子ネットワーク、ポスト量子暗号、人材育成、サプライチェーンをまとめて押し上げようとしている。日本も量子を戦略分野に位置づけ、研究開発から社会実装まで進めようとしている。
これは中長期テーマとして強い。だが、投資家が忘れてはいけないのは、量子技術の進展がそのまますぐ企業業績に乗るわけではないことだ。
ボッチ本当に見るべきは、株価の急騰ではなく、次のような事業面の前進だよ。
- 米政府の支援意向が正式契約・予算執行まで進むか
- 各社の売上・受注・商用契約が増えるか
- 量子ビット数だけでなく、エラー率や誤り訂正が改善するか
- 富士通・理研の1024量子ビット級など、日本勢のマイルストーンが進むか
- 日立のクラウド実験環境など、実際に外部利用できる形になるか
- ポスト量子暗号の移行需要がセキュリティ企業・IT企業の売上につながるか
- 量子センサーや量子通信が防衛・宇宙・インフラ用途で使われ始めるか
こういう「事業の実績」が伴って初めて、株価上昇は本物になる。材料だけで上がった株は、材料が切れたら落ちる。地に足のついたサインを追え。
結論|量子コンピュータ関連銘柄の本命はどれか

では、結局どれが本命なのか。
俺の答えはこうだ。
- 退場したくない人の本命:富士通、日立、NTT、NEC、IBMなどの大型株
- 夢を狙う人の本命:IonQ、Rigetti、D-Waveなどの米国量子専業株
- 短期テーマ狙いの本命:フィックスターズ、HPCシステムズ、QDレーザなどの関連中小型株
- 新NISAで無理なく乗る本命:コアはインデックスや大型優良株、量子は成長投資枠のごく一部
つまり、万人共通の本命はない。あるのは、あなたのリスク許容度に合った本命だけだ。
俺なら、量子をコア資産にはしない。まずは大型株やインデックスを土台にする。その上で、どうしても量子テーマに参加したいなら、サテライト枠の一部として少額で持つ。
米国専業株や中小型株を買うなら、最初から高ボラ前提で、損切り・利確ルールを決める。
これが、一発退場しないための現実的な付き合い方だ。
新NISAにおすすめネット証券3社

2024年1月に始まった新NISAの口座開設が加速しています。
金融庁が2026年7月3日に公表した調査によると、2025年12月末時点のNISA口座数は2,821万口座、累計買付額は71兆円に達しました。
ボッチ日本証券業協会の調査を見ると、2026年1~5月だけでも164万口座が新たに開設されているよ。

引用|日本証券業協会|「NISA口座の開設・利用状況調査結果(証券会社10社・2026年5月末時点)」の公表について
ようこ今回紹介するSBI証券・マネックス証券・楽天証券は、いずれも口座開設料と口座維持費が無料です。
3社の特徴や良さをそれぞれ紹介するので、参考にしてください。
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合併)の口座数、2020年10月末以降SBIネオトレード証券の口座数、2021年8月末以降
FOLIO口座数を含む
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よくある質問(FAQ)
Q. 量子コンピュータ関連銘柄は今からでも間に合いますか?
A. 「間に合う/遅い」で考えるより、「どの金額で、どの期間、どのルールで付き合うか」で考えた方がいい。すでに短期資金が入って急騰している銘柄もあるため、焦って全力買いするのは危険だ。少額のサテライトとして分散して参加するなら、今からでも付き合う余地はある。
Q. 結局、いちばんの本命はどれですか?
A. 退場したくない人なら、富士通、日立、NTT、NEC、IBMなどの大型株が現実的な本命候補。夢に賭けたい人なら、IonQ、Rigetti、D-Waveなどの米国量子専業株。ただし、どちらも買うタイミングと金額管理が大事だ。「本命=全力買い」ではない。
Q. 日本株で量子コンピュータの本命候補はありますか?
A. 代表的には富士通、日立、NEC、NTTなどが挙げられる。富士通は理研と256量子ビットの超伝導量子コンピュータを開発し、日立はJSTムーンショット第2期でシリコン量子などの研究に参加している。NTTは光技術・IOWN・OptQCとの連携が注目される。ただし、どの企業も量子が全社業績の中心ではない点には注意したい。
Q. いくらから始めればいいですか?
A. 最悪ゼロになっても生活と睡眠が変わらない額から。目安は資産全体の1〜2割というサテライト枠の、さらに一部だ。生活防衛資金、教育費、近い将来使う予定のあるお金は絶対に入れない方がいい。
Q. 新NISAで量子関連銘柄は買えますか?
A. 成長投資枠で対象銘柄なら買える。ただし、NISA口座は損益通算ができず、損失の繰越控除もできない。高ボラなテーマ株で非課税枠を大きく使うのはリスクがある。新NISAの主役は長期のコア資産に置き、量子は入れるとしてもごく一部が現実的だ。
Q. 大統領令でこれからまた上がりますか?
A. 続報、予算執行、正式契約、各社の受注・提携で上がる可能性はある。ただし、材料出尽くしで下がる可能性もある。短期の株価は誰にも分からない。予測を当てにいくより、金額・分散・出口ルールを決めて付き合う方が生き残りやすい。
まとめ:量子は本物。でも、全力で飛びつくな

長く付き合ってくれて、ありがとな。最後に、この記事のポイントをまとめる。
- 2026年6月22日の大統領令で、量子技術は米国の国家戦略としてさらに強く位置づけられた
- 米商務省は2026年5月、CHIPS法に基づき量子関連9社へ20.13億ドル規模の支援意向を発表した
- 量子コンピュータ関連銘柄は、米国専業株、日本・米国大型株、関連中小型株の3階層で見ると整理しやすい
- 退場したくない人の本命は、富士通、日立、NTT、NEC、IBMなどの大型株が現実的
- IonQ、Rigetti、D-Waveなどの米国専業株は夢があるが、高ボラ・赤字・希薄化リスクに注意
- フィックスターズ、HPCシステムズ、QDレーザなどの中小型株はテーマ資金で動きやすいが、下落も速い
- 新NISAでは、量子はコアではなくサテライト。非課税だからこそ大きく賭けすぎない
- 投資で一番大事なのは、勝つことではなく退場しないこと
15年前、「絶対上がるテーマ」に全力で突っ込んで300万円を溶かした男が、こうして今も相場に居続けて、お前にこの記事を書いている。
なぜ生き残れたか。才能じゃない。派手に勝とうとするのをやめて、退場しない型を守っただけだ。死ぬほど損した俺でも立ち直れた。だからお前は、もっと上手くやれる。
ちょく量子という新しい船に乗るのはいい。ただ、全財産と心中するな。救命胴衣であるコア資産を着て、片足だけ船に乗せろ。それで十分、未来の果実は狙える。
同じ失敗はするな。俺の屍を越えてくれ。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。記事中の政策、株価、時価総額、騰落率、支援額、量子ビット数、各社の計画などは、公式発表・報道に基づく執筆時点(2026年6月23日)の情報です。最新情報は必ず企業公式資料、政府発表、証券会社、金融庁、取引所などでご自身で確認してください。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任でお願いします。











