スマホでXを眺めていたら、また流れてきた。「電気事業法改正2026で爆上げ確定の5銘柄──東光高岳、明電舎、西華産業、日立製作所、正興電機製作所」。親指が止まる。心拍が少しだけ上がる。「乗り遅れたくない」と「また同じ過ちを繰り返したくない」が、胃の中でぐちゃぐちゃに混ざる感覚──この気持ち、わかるか?
俺は投資歴15年、40代半ばの会社員だ。20代で株を始めて最初の5年は地獄だった。ビギナーズラックで40万勝って調子に乗り、半年後には300万を溶かしていた。情報商材とセミナーに合計80万以上つぎ込んだ。レバレッジETFに突っ込んで1ヶ月で半分にした。リーマンショックで全部売って、その後の回復に乗れず歯を食いしばった。家族からは「投資やめてくれ」と通告された。テーマ株で大損するパターンのフルコースを、全部食らってきた男だ。
その俺が、今また同じ「テーマ株」の風が吹いているのを感じて、このキーボードを叩いている。電気事業法改正2026は、確かに本物の構造変化テーマだ。ただし、本物だからこそ焦って5銘柄を全買いする奴は、必ず負ける。これは断言する。俺が通った道だからだ。
この記事では、制度改正の本質から、恩恵を受けるセグメントの特定、検索キーワードにある5銘柄を俺の独断で序列化、さらには買い方・撤退ルール・新NISAのコア運用との両立まで、全部まとめて書く。
読み終わった頃には、「俺ならこの順番で仕込む」「俺はやっぱり今回は見送る」──どちらの判断にも、自分の言葉で理由をつけられるようになっているはずだ。買わない判断ができた読者も、俺の中では勝ち組だ。焦って掴まされなかっただけで、資産は守られているからな。
ちょく付き合え。15,000字を超える長文だ。ただし読み切った頃には、お前はもう「SNSで見たから買う」奴じゃなくなってる。
この記事はあくまでも情報提供を目的としたものであり、その手法や知識について勧誘や売買を推奨するものではありません。
本記事に含まれる情報に関しては、万全を期しておりますが、その情報の正確性、完全性、有用性を保証するものではありません。
情報の利用の結果として何らかの損害が発生した場合、著者は理由のいかんを問わず投資の結果に責任を負いません。
投資対象および商品の選択など、投資にかかる最終決定はご自身でご判断ください。
そもそも2026年の電気事業法改正で何が変わるのか

結論から言う。2026年の電気事業法改正は、「脱炭素・再エネ主力電源化を本気で進めるために、送配電網と系統運用の仕組みを根本から作り直す」という性格の改正だ。株式投資の文脈に翻訳すると、「日本全国の電力インフラに対して、これから数年〜十数年かけて巨額の設備投資が動く局面に入る」と理解しておけばいい。
なぜその翻訳が成り立つのか。背景には3つの大きな流れがある。1つ目は脱炭素政策。再エネ比率を引き上げるには、太陽光・風力などの不安定な電源を大量に受け入れられる送配電網が必要になる。
2つ目は電力安定供給。需給の変動が激しくなるほど、需給調整・系統監視・蓄電池といった「新しい神経系」が要る。
3つ目は老朽化対策。高度成長期に作られた変圧器や開閉器、地中送電ケーブルの更新時期が、2020年代後半に一気にやってくる。
ちょくこの3つが重なった結果、電力会社や自治体、発電事業者は、変電設備・送電設備・スマートメーター・系統監視システム・系統用蓄電池といった領域に、ここから数年にわたって継続的に投資せざるを得ない。
ようこ需要側が確定的に増えるわけだから、供給側の企業、つまり電力インフラに製品・サービスを納めている銘柄には構造的な追い風が吹く──これが、今回のテーマの骨格よ。
2026年改正で本丸となる「送配電・系統・スマートグリッド」
改正の中で、投資家が特に注目すべきキーワードは以下だ。
- 広域系統整備計画:地域を跨ぐ基幹送電網の増強。変電所・開閉装置・送電線の更新需要
- 非化石価値取引・容量市場の運用高度化:需給調整システム・電力取引プラットフォームの強化
- 系統用蓄電池の制度整備:大規模蓄電池の設置ラッシュ
- スマートメーター・DR(デマンドレスポンス)の本格化:双方向通信メーター・制御システム
- 託送料金制度の見直し:電力会社の投資回収ルール変更に伴う設備投資計画の積極化
この5つ全てに共通するのは、「物理的なハードウェア(変圧器・開閉器・制御盤・蓄電池・ケーブル)と、それを動かすソフトウェア(系統監視・運用システム)の両方に需要が来る」という点だ。
つまり、重電メーカーや配電機器メーカー、電機系商社、スマートメーターメーカー、制御システムメーカーに、時間差で売上が積み上がっていく。
なぜ株価材料として注目されているのか
市場が電気事業法改正2026に熱を上げている理由は、シンプルに言えば「政府の政策予算と、電力会社の民間設備投資が、両輪で数兆円規模で動くから」だ。
片方だけなら打ち上げ花火で終わるが、両輪で動くテーマは数年単位で続く。
これが、AIや半導体と並んで「本物のテーマ」と言われる理由だ。
ボッチ電気事業法って、電気代の話でしょ?株に関係あんの?
ちょくそこが勘違いの入口だ。制度が変わると電力会社の設備投資計画が動く。変電所一つ作るのに数十億、全国で積み上げると兆円単位だ。その金が、変圧器メーカーや制御機器メーカーの売上になる。電気代の話だと思って無視してた奴が、数年後に株価チャート見て後悔するパターンだよ
テーマ株で「飛びつく奴」はなぜ必ず負けるのか(俺が300万溶かした話)

制度の話をする前に、一度俺の昔話に付き合ってくれ。銘柄分析に入る前に、これを読むか読まないかで、この先の記事の効き目が10倍変わる。テーマ株に飛びつく人間の心理と、その末路の話だ。
テーマ株で300万溶かした20代の俺の話
20代後半、俺は「老後が不安」という漠然とした気持ちで株を始めた。最初の3ヶ月、何を買っても上がる時期に偶然ぶつかって、40万の含み益が出た。鏡の前で「俺、センスあるんじゃ?」と口に出した。今思うと頭を抱える。
当時の俺は、毎晩マネー雑誌と株ブログを読み漁って、「次のテーマ」を探していた。バイオ、クリーンエネルギー、ゲーム関連、中国関連──流行りに乗ってはハズし、乗ってはハズしを繰り返した。決定打は、「絶対上がる」と書かれた個別株への集中投資だ。根拠は、雑誌の見開き特集。その一言だけ。40万を元手に、信用取引まで使って500万ぶんポジションを建てた。
半年後、口座残高を見た時の記憶は、今でも鮮明だ。深夜2時のマンションの一室、真っ暗なリビングでノートパソコンの画面だけが白く光っていた。マイナス300万。画面の数字が、頭の中をぐるぐる回り続けた。翌朝、歯を磨きながら鏡を見たら、顔色が紙みたいに白かった。
ちょくそれでも俺は止まらなかった。「一発で取り返す」と思って、「10倍株の見つけ方」系のセミナーに手を出した。3万、5万、10万、一回20万のセミナー。講師は毎回違うことを言っていた。3年間で合計80万以上、情報商材と受講料に消えた。自分で検証する癖をつけるより、「誰かの正解」を買う方が楽だったからだ。
これを読んでる君、一つでも心当たりがないか? あるなら、俺の話を聞く価値がある。
SNSで話題になった瞬間が天井に近い、という経験則
俺が15年かけて骨身に刻んだ経験則を、一つだけ共有する。個人投資家のタイムラインを流れてきた時には、初動はほぼ終わっている。これは例外もあるが、基本はそうだ。機関投資家や業界関係者、事業に近い個人投資家は、SNSで話題になる半年〜1年前から仕込んでいる。
電気事業法改正2026もそうだ。テーマそのものは数年前から業界関係者には見えていた。今、俺たち個人投資家のSNSで「5銘柄」と銘柄名まで具体的に話題になっているということは、すでに「第1波」は終わっている可能性がある。
だからといって、このテーマが死んだわけじゃない。本物のテーマは3年〜5年続く。第1波の天井で掴んでも、その後の調整で仕込み直せば、第2波・第3波で回収できる。
ようこ重要なのは、「慌てて一括で買わないこと」だけよ。
「飛びつかない投資家」になるために持つべき3つの視点
このテーマは「半年で消化されるテーマ」か「3年続くテーマ」か。政策予算と民間投資の両輪が動くテーマは、後者である可能性が高い。時間軸が長いほど、慌てなくていい。
銘柄の売上のうち、テーマの恩恵を受ける事業セグメントの比率は何%か。ここが低いと「便乗銘柄」だ。具体的な見方はH2-③で後述する。
テーマが消化された時、この銘柄の株価はどこまで下がりうるか。過去5年の安値、PBR1倍水準、純資産ベース──この3つで概算し、「そこまで下げても耐えられるか」を自問してから買う。
ボッチでもさ、今回は本物のテーマだからいいじゃん!早く買わないと乗り遅れるっしょ!
ちょく本物のテーマだからこそ、慌てるな。本物は3年続く。1週間、1ヶ月遅れても間に合う。逆にニセモノのテーマは3ヶ月で終わるから、飛びついた奴だけが損する。この違い、絶対に覚えとけ。
改正で恩恵を受けるセグメントはどこか(投資家視点の翻訳)

制度改正の恩恵は、電力インフラ関連企業に均等には行き渡らない。特定のセグメントに集中する。ここを理解しないまま「電力関連だから全部買い」とやると、便乗銘柄を高値で掴まされて終わる。俺が20代でやったのと同じパターンだ。
恩恵を受けるセグメントは、大きく4つに分けられる。
送配電・変電機器:最も直接的な本丸セグメント
変圧器、開閉器、GIS(ガス絶縁開閉装置)、配電盤、遮断器──これらは送配電網の物理的な心臓部だ。広域系統整備計画が進むと、新設・更新の両方で受注が積み上がる。電気事業法改正2026の恩恵を最もストレートに受けるのが、このセグメントだ。
ただし注意点もある。設備投資の受注は、計画が発表されてから実際に売上として計上されるまで、1〜3年のラグがある。
だから「改正施行=即業績アップ」ではなく、「段階的に、しかし確実に数年かけて効いてくる」と理解すべきだ。
ようここのラグを知らないと、施行直後の株価反応が地味で「思ったほど上がらない」と嘆くことになるわ。
スマートメーター・DR:次世代電力網の神経系
スマートメーターは、電力の使用量をリアルタイムで計測し、電力会社と双方向通信する「電力網の末端神経」だ。
第1世代の普及は一巡しつつあるが、第2世代スマートメーター(次世代計量器)への更新が今後本格化する。
加えて、需要家側で電力使用を能動的に調整する「デマンドレスポンス(DR)」市場も、制度整備で拡大余地が大きい。
系統監視・制御システム:再エネ拡大で需要が跳ねる領域
再エネ比率が上がるほど、出力変動が大きくなり、系統の監視・制御の高度化が不可欠になる。
SCADA(監視制御システム)、電力管理システム、系統用蓄電池のEMS(エネルギー管理システム)──このあたりは、ソフトウェア+ハードウェアの両面で商機が広がる。
配電制御機器や監視制御システムに強みを持つメーカーに、じわじわ効いてくる。
電機系専門商社:エンジニアリング+納入の両輪
忘れがちなのが「商社」だ。電機系の専門商社は、メーカーから機器を仕入れて電力会社・発電事業者に納入するだけでなく、エンジニアリング機能や保守サービスも提供している。
設備投資が増えれば、この商流全体が太る。ただし商社は本業の性格上、メーカーほど粗利率が高くないため、株価インパクトは相対的にマイルドになる傾向がある。
① 事業セグメント情報:電力向け/送配電向け事業の売上比率が何%か
② 受注残高:直近数年で拡大トレンドに入っているか
③ 設備投資計画と能力増強:会社側が需要増を織り込んだ増産投資をしているか
④ 営業利益率の推移:値上げ環境で利益率が改善しているか
ようこセグメント別売上って、決算短信のどこを見ればいいんですか?毎回どこに書いてあるのかわからなくて…
ちょく決算短信の「事業の種類別セグメント情報」か、有価証券報告書の「セグメント情報」だ。電力向け売上がどこに分類されて、全体の何%を占めるか──ここを見ない奴は、テーマ株で永遠に負け続ける。俺も20代の頃は見てなかった。だから300万溶かした。
5銘柄を俺の独断で序列化する(本命/中本命/便乗/番外)

ここから本題だ。検索キーワードに並んでいる5銘柄──東光高岳、明電舎、西華産業、日立製作所、正興電機製作所──を、俺が自分の金を入れるならどの順番で見るか、という観点で序列化する。
先に言っておく。5銘柄は等価ではない。横並びで紹介している記事やYouTubeは、はっきり言って仕事してない。5銘柄のうち、改正の恩恵を純粋に受けるのはどれで、便乗色が強いのはどれか。それを序列化するのが、投資家としての仕事だ。
序列化の根拠は以下の4軸だ:①電力・送配電関連の売上比率(恩恵度)/②株価がすでに期待を織り込んでいる度合い/③本業の安定性(テーマ消化後の下値の固さ)/④時価総額・流動性と値動きの期待値。以下、銘柄ごとに深掘りしていく。
東光高岳:変圧器・開閉器・スマートメーターの三位一体
東光高岳は、配電機器(変圧器・開閉器)+スマートメーター+EV充電インフラという、今回のテーマに非常に親和性の高いラインナップを持つメーカーだ。特に変圧器・開閉器は、広域系統整備計画が進む局面で直接的な受注恩恵を受けやすい。スマートメーターも日本国内シェアで確固たるポジションを持つ。
俺の見立てでは、東光高岳はこの5銘柄の中で「本命」の一角だ。理由は、電力向け売上比率が高く、改正テーマの中核セグメント(送配電・変電・スマートメーター)に事業がフルヒットしているから。時価総額が相対的に小さめなので値動きも荒くなりやすく、テーマ株としての値動き期待も高い。
ただし注意点もある。値動きが荒いということは、テーマが消化された時の下落幅も大きい。しかも「関連銘柄」として名前が上がりやすい銘柄だから、SNSで話題になった時点で、一定の期待が株価に織り込まれている可能性が高い。
ちょくだから焦って高値で掴まない。押し目を待つ姿勢、分割エントリーの徹底が必須になる。
明電舎:重電の実力派、変電・系統機器の老舗
明電舎は、受配電システム・変電所機器・系統用機器の老舗メーカーだ。電力インフラ事業に加えて、水処理システム、半導体製造装置向けの事業など、複数の柱を持つ事業分散型の会社である。
俺の見立てでは、明電舎は「中本命〜本命」のポジションだ。事業の地力が高く、テーマが消化された後の下値が相対的に固い。「テーマで買って、テーマが終わっても長く持てる銘柄」という、コア・サテライトの中間的な性格を持つ。
一方で、事業分散は諸刃の剣でもある。電力インフラだけに依存していない分、電気事業法改正の「純粋な恩恵」としては、東光高岳よりも薄まる側面がある。半導体製造装置の市況や水処理ビジネスの動向が、株価にもノイズとして乗ってくる。
ようこ「テーマ株として勝負する」よりも、「本業の地力を信頼して中長期で持つ」性格に近いと理解しておくべきね。
西華産業:三菱系電機商社、便乗色を正直に評価する
西華産業は、三菱電機系列の専門商社だ。電力インフラ向けの機器納入やエンジニアリング機能、発電事業者向けの保守サービスなどを提供している。配当利回りが相対的に高く、バリュー投資家からの人気もある銘柄だ。
正直に言う。西華産業は「便乗色」が否定できない。本業の商社機能は安定しているし、配当面の妙味もある。けれど、電気事業法改正の純粋な恩恵を期待するなら、メーカーである東光高岳や明電舎の方が直接的だ。
商社は商流の中間に立つポジションなので、メーカー側の値上げや需要増が粗利率の大幅改善にはつながりにくい構造がある。
悪い銘柄ではない。配当狙いの長期保有銘柄としての魅力は依然としてある。
ちょくただし、「電気事業法改正2026のテーマ株として主役を張る銘柄ではない」──これが俺の結論だ。関連銘柄リストに名前が載っているから反射的に買う、はやめた方がいい。
日立製作所:グローバル送配電の巨艦、しかし薄まる
日立製作所は、旧ABBのパワーグリッド事業を統合した「日立エナジー」を傘下に抱える、世界的な送配電ソリューションのプレーヤーだ。電気事業法改正の文脈で言えば、間違いなく恩恵企業の一つである。
ただし、俺の見立てはシビアだ。日立はテーマ株としては「番外」。理由は単純で、売上規模がデカすぎるから、改正による追い風が全社業績へのインパクトとして薄まるのだ。日立はIT、鉄道、家電、エネルギー、産業機器など、無数の事業の集合体。送配電が伸びても、他の事業が横ばいなら、全体の成長率は平均化されてしまう。
言い換えると、日立は「電気事業法改正というテーマで仕込む銘柄」ではなく、「総合力・グローバル展開・IT/OT融合などの中長期トレンドで仕込む銘柄」だ。買うなとは言わない。むしろ長期保有銘柄として非常に優秀だ。
ただし「今回のテーマで短中期の値動きを取りたい」という用途には、図体が大きすぎる。
ようこ日立製作所がテーマ株としては番外、って意外でした。関連銘柄リストで見ると必ず入ってるのに…
ちょく「関連」はしてるんだ。ただし「恩恵のインパクト」と「銘柄のサイズ」の相対関係が重要でな。象に豆粒の肉を食わせても腹は膨れない。テーマと銘柄サイズのバランスを見ろ、って話だ。
正興電機製作所:配電制御の中堅、好財務の渋いやつ
正興電機製作所は、配電制御機器・監視制御システムの中堅メーカーだ。知名度は地味だが、電力向け売上比率が高く、改正テーマとの親和性は5銘柄の中でもトップクラスに高い。
俺の見立てでは、正興電機製作所は「中本命」の位置づけだ。時価総額が小さく流動性には注意が必要だが、好財務・低PBR水準で下値リスクが相対的に限定されている点は魅力だ。テーマで仕込んで、テーマが消化されても下値が固いので塩漬けのリスクが小さい──この性格は、俺みたいな元・塩漬けマスターには貴重だ。
ただし注意点もある。時価総額が小さいため流動性が限定的で、一度買うと機動的に売り抜けるのが難しい場面がある。IR情報の発信量も大手に比べると少なく、機関投資家の買いが入りにくい構造なので、株価の上昇ペースは緩やかになる傾向がある。
ちょく派手な短期急騰は期待しにくい、と理解した上で仕込むべきだ。
俺の序列化結論(5銘柄の順位表)
長くなった。以下に俺の序列化を整理する。この序列は俺個人の見方であって、絶対ではない。読者は自分の投資スタンス(コア・サテライト比率、許容リスク、投資期間)で再評価してほしい。
| 序列 | 銘柄 | 主な理由 |
| 本命 | 東光高岳 | 変圧器・開閉器・スマートメーターと改正テーマ中核へのフルヒット。時価総額中小で値動き期待あり |
| 本命 | 正興電機製作所 | 配電制御・監視制御のピュアプレーヤー。好財務・下値固い。ただし流動性注意 |
| 中本命 | 明電舎 | 重電老舗の地力。テーマ消化後も中長期で持てる性格 |
| 便乗 | 西華産業 | 商社機能で間接恩恵。テーマ株の主役ではない。配当狙いの長期枠として別途評価 |
| 番外 | 日立製作所 | 恩恵は受けるが、事業規模が巨大すぎて希薄化。総合力で買う銘柄 |
もう一度言う。この5銘柄を「全買い」するのが一番ダメなやり方だ。俺がそれをやった過去を思い出してほしい。
テーマで並んでるから全部買う、は思考停止だ。序列をつけ、本命と中本命に資金を集中させ、便乗・番外はスルーする──これが、俺の15年の教訓から来る作法だ。
この5銘柄以外で押さえたい関連ポジション

5銘柄に視野を固定しすぎると、同じテーマで他に美味しい領域を見逃す。視野を少し広げてみよう。ただし、広げすぎると焦点がボケるから、あくまで「5銘柄を本線、プラスαで押さえる」くらいの感覚だ。
系統用蓄電池・地中送電ケーブル周辺
再エネ比率の上昇で、系統用蓄電池の設置ラッシュが始まる。蓄電池の本体を作るメーカー、周辺のパワーコンディショナーやEMSを作る企業は、今回のテーマの間接恩恵を受ける。
また、地中送電ケーブルや高圧ケーブル分野は、古河電工・住友電工・フジクラといった大手電線メーカーが押さえている。送配電網の更新が進めば、この領域にも需要が来る。
インフラ系ETF・投資信託で分散する選択肢
個別株の選定に自信がない、もしくは時間がない──それならインフラ系のETFや投資信託で薄く広く取る選択肢もある。
日本のインフラ関連企業に幅広く投資するアクティブ投信や、国内株式のセクター別ETFを使えば、個別銘柄の選定リスクを避けながらテーマに乗れる。
ただし、ETF・投信は「個別株ほどのリターンは期待できない」というトレードオフがある。
ちょく分散の効果でリスクは下がるが、大きなリターンも均されるからだ。
個別株にこだわらなくていい、という結論
ぶっちゃけ、個別株が怖い人・時間がない人は、「今回のテーマには手を出さない」という選択肢も全然アリだ。
新NISAのインデックス積立を淡々と続けるだけでも、15年20年スパンで見れば十分資産は育つ。
俺が言いたいのは、「テーマ株を全員がやるべきだ」ではなく、「やるなら作法を守れ、作法を守れないなら手を出すな」ということだ。
買い方・撤退ルール:テーマ株で退場しないための作法

銘柄を選ぶこと以上に大事なことが2つある。買い方と、撤退ルールだ。どれだけ銘柄選定が正しくても、買い方を間違えたら利益は出ない。
逆に、並の銘柄でも買い方と撤退ルールが正しければ、長期で見れば勝てる。15年かけて骨身に刻んだ話を共有する。
買う前に書くべき「投資メモ」の具体項目
俺は個別株を買う前に、必ずテキストファイルに「投資メモ」を書く。面倒くさい。でも面倒くさがった過去の俺は、300万溶かした。今は面倒くさがらない。最低限、以下の項目を言語化してから買え。
- 買う理由:このテーマのどのセグメントに恩恵を受けるか、具体的に1〜2行
- 想定保有期間:半年/1年/3年/長期。どれを狙うか明記
- 利確ライン:+20%/+30%/+50%など、数字で事前決定
- 損切りライン:買値から−10%/−15%など、数字で事前決定
- 撤退シナリオ:「テーマが消化されたと判断するサイン」を事前に列挙
- ポジションサイズ:総資産の何%までか、最大投下金額はいくらか
ちょくこれを書かずに買うのは、地図を持たずに山に入るのと同じだ。一度遭難したら、冷静な判断はできない。
分割エントリーの具体例:3回分割/5回分割
一括全力買いは絶対にやめろ。分割エントリーを徹底する。具体的にはこうだ。
例:東光高岳に最大60万円まで投下する、と決める。これを「目標ポジション」と呼ぶ。
1回目:20万円を現在値で買う/2回目:−5%下がったら追加20万/3回目:さらに−5% or 1ヶ月経過で最後の20万。上がっていくなら、無理に買い増さず、初回の20万だけで様子を見るのも手。
分割で買うと、高値掴みのリスクが減る代わりに、上昇局面では「買えなかった」後悔が残る。それでいい。「買い逃しても死なないが、高値掴みは退場する」という原則を忘れるな。
利確・損切りラインを機械的に決める方法
相場の中で「今売るべきか、まだ待つか」を感情で判断すると、9割負ける。人間の脳は、含み益は早く確定したがり、含み損は見て見ぬふりをする。これがプロスペクト理論の教えだ。対抗手段はただ一つ、買う前に機械的なルールを決めておくことだ。
例:買値から−10%で自動的に損切り。+25%で半分利確、残り半分は+50%まで引っ張る。この「半分利確」の考え方は、テーマ株で特に効く。初動で利益を確保しつつ、大相場に乗るチャンスも残せるからだ。
「テーマ消化」の兆候サイン一覧
- 雑誌・TV・ワイドショーに銘柄名が登場し始めた
- 投資未経験の友人・家族がそのテーマを口にした
- 関連銘柄がストップ高連発で値動きが暴力的になった
- 好材料ニュースが出ても株価が反応しなくなった
- 出来高が急増した後、減少に転じた
- アナリストレポートで「すでに織り込み済み」の論調が増えた
これらが出始めたら、仮に含み益が出ていても、段階的な利確に入るのが正解だ。
「もうちょっと上がるかも」と欲を出した瞬間に、利益は溶ける。俺が過去に何度も見た光景だ。
ボッチでもさ、上がってる時に売るって悔しくない?全然上がりそうなのに…
ちょく悔しいのは、生きてる証拠だ。売らずに塩漬けて退場する方が100倍悔しいぞ。俺はリーマンの時、売らずに待って全資産の4割溶かした。あの悔しさに比べれば、早めの利確で「少し損した気分」なんて、屁みたいなもんだ
コア・サテライト戦略で今回のテーマをどう扱うか

ここが、この記事で一番伝えたいことかもしれない。テーマ株はサテライトだ。コアを崩すな。これだけは、最後まで絶対に忘れないでくれ。
コア70〜80%/サテライト20〜30%の原則論
俺の推奨ルールはシンプルだ。
- コア70〜80%:全世界株・S&P500等のインデックス積立(新NISAつみたて投資枠を中心に)
- サテライト20〜30%:個別株・テーマ株・新興国株など、プラスαの攻めパート
- 単一テーマの上限は全資産の5〜10%:電気事業法改正テーマも、この範囲に収める
この比率を守る限り、テーマ株で仮に全額溶かしても、資産全体の打撃は限定的になる。
ちょくテーマ株の最大の敵は「一発当てたい」という欲だ。欲を抑えるのに、精神論は効かない。数字で縛るしかない。
総資産別の具体的な配分例
| 総資産 | コア目安 | サテライト目安 | 今回テーマ上限 |
| 500万円 | 350〜400万 | 100〜150万 | 25〜50万 |
| 1,000万円 | 700〜800万 | 200〜300万 | 50〜100万 |
| 2,000万円 | 1,400〜1,600万 | 400〜600万 | 100〜200万 |
例えば総資産1,000万円のヒロシさん(想定ペルソナ)なら、今回の5銘柄合計で最大50〜100万円、それを3回分割で仕込むのが、俺の目線では妥当なラインだ。
本命の東光高岳に30万、正興電機製作所に20万、中本命の明電舎に残り──といった配分で、1銘柄に集中しすぎない。
新NISA枠でのテーマ株の扱い方
新NISAには、つみたて投資枠(年120万)と成長投資枠(年240万)がある。俺の推奨は明確だ。つみたて投資枠はコア専用にしろ。全世界株や米国株のインデックスファンドを、機械的に積み立てる場所だ。
テーマ株は、成長投資枠で、サテライトの一部として扱う。
ここを混同して、つみたて投資枠までテーマ株に使おうとすると、長期資産形成の基盤が揺らぐ。新NISAは非課税だから、「短期でテーマで儲けて非課税で売り抜ける」が一見美味しく見える。
ちょくだが、短期回転は枠の使い回しができないため、失敗した時に非課税枠ごと失うリスクがある。これも覚えておけ。
利益が出たらコアに振り替える「ローテーション」
これは俺が15年かけて辿り着いた、退場しないための最強の習慣だ。テーマ株で利益が出たら、その利益分を売却して、コアのインデックス投信に振り替える。
攻めで得た利益を、守りに回す。このローテーションを繰り返すと、相場が崩れても資産全体の下落は緩やかになる。
俺がリーマンショックで全売りした後、何年もかけて立ち直れたのは、この考え方に出会ったからだ。コア・サテライト戦略を知らなかった20代の俺に、タイムマシンで会いに行けるなら、これだけ伝えたい。「攻めと守りを分けろ。攻めで得たら守りに変えろ」。
ようこつまり、テーマ株で儲けた利益はインデックス積立にスライドさせるってことですね?
ちょくそういうこと。攻めで得た利益を守りに回す。これを繰り返せる奴が退場しない。派手に儲けたいだけの奴は、このローテーションを嫌がるんだ。だから結局、派手に損して消えていく
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新NISAにおすすめネット証券3社

2024年1月に始まった新NISAの口座開設が加速しています。
金融庁は2024年9月17日に、2024年6月末時点の少額投資非課税制度(NISA)の口座数は、3月末時点から4.5%増え合計で約2427万口座を突破したと発表しました。
新NISAは開始後の1カ月間で4%増えており、開設ペースは直近3カ月間の平均の2倍に達し、増加分の9割をネット証券が占めています。
(参照|日本経済新聞:新NISA口座、開設ペース2倍に 9割超がネット証券で)
ボッチ日本証券業協会の調査を見ると、2024年1~10月の口座開設数や買付額が大きく増えていると分かるね。

引用|日本証券業協会|「NISA 口座の開設・利用状況調査結果(証券会社10社・2024年10月末時点)
ようこネット証券の口座開設や維持費は無料なので安心してね。
選んだネット証券は、一生付き合うパートナーになるかもしれません。
自分に合った証券会社かどうか考えて決めましょう。
ちょく僕は下記の3社とも開設して利用しています。
3社の特徴や良さをそれぞれ紹介するので、参考にしてください。
SBI証券|投資経験0の初心者も安心!つみたて投資枠の商品数No.1
| つみたて投資枠対象商品 | クレカ積立 | 貯められるポイント |
284本 | 三井住友カード/Olive タカシマヤカード 東急カード アプラスカード UCSマークがついたクレジットカード 大丸松坂屋カード オリコカード | Vポイント dポイント PayPayポイント Pontaポイント JALのマイル |
| ポイント付与率 | 新NISAにおすすめ度 | ポイントの使い道 |
| 0%~最大4.0 % ※年間利用金額に応じて、ポイント付与率が変動する | ネット証券口座数No.1※1 新NISA取引は投資信託・国内株式・米国株式・海外ETFの売買手数料が無料 | iD加盟店やVisaのタッチ決済 ANAマイル Vポイント投資など |
※1 SBIの口座数には、2019年4月末以降SBIネオモバイル証券(2024年1月9日、SBI証券と
合併)の口座数、2020年10月末以降SBIネオトレード証券の口座数、2021年8月末以降
FOLIO口座数を含む
SBI証券はこんな人におすすめ!
- ①Vポイント、Pontaポイント、dポイント、PayPayポイント、JALのマイルのどれかを貯めたい人
- ②三井住友カードやOliveを持っている人(クレカ積立でVポイントが貯まる)
- ③最低金額100円という少額から積立投資を始めたい人
- ④手数料を最小限に抑えて投資したい人
- ⑤業績が右肩上がりの安定した企業で投資したい人
キャンペーン情報
SBI証券ではキャンペーンを実施中です。
他のみんなよりもお得な特典をゲットして、新NISAを始めたい方はキャンペーンを利用しましょう。
詳しくはSBI証券キャンペーンの記事をご覧ください。

SBI証券は、つみたて投資枠の商品数No.1のネット証券です。
三井住友カードやOliveのクレカ積立などで貯めたVポイントは、国内株式や投資信託の金額指定買付・積立買付に利用できます。
新NISA関連の動画セミナーやシミュレーション機能もあり、投資初心者に手厚く安心です。
SBI証券を利用した人の声を見る
※僕の元同僚や知人に、直接話を聞かせてもらいました。
マネックス証券|クレカ積立のポイント還元率No.1!dポイントがざくざく貯まる
| つみたて投資枠対象商品 | クレカ積立 | 貯められるポイント |
273本 | マネックスカード dカード | マネックスポイント dポイント |
| ポイント付与率 | 新NISAにおすすめ度 | ポイントの使い道 |
0.2%~最大3.1% ※dカードは積立金額でポイント還元率が変動する 5万円以下:1.1% 5万円超過~7万円以下:0.6% 7万円超過~10万円以下:0.2% | 新NISA取引は売買手数料が 無料※1 | Amazonギフトカード Pontaポイント WAONポイント Vポイント dポイント投資など |
※1 日本株、米国株、中国株についてNISAで取引可能なのは現物取引です。
マネックス証券はこんな人におすすめ!
キャンペーン情報

マネックス証券ではdカード積立開始を記念して、NTTドコモとの「dカード積立開始記念キャンペーン」を実施中です。
dカード積立とショッピング等で、dカード積立の積立額の最大10.0%をdポイントで還元するキャンペーンです。
クレカ積立でポイントを効率よく貯めたい方や、米国株投資に興味がある方は、マネックス証券の口座開設を検討してみてくださいね。

マネックス証券はクレカ積立の基本ポイント還元率がNo.1の1.1%なので、クレジットカード決済でポイントを効率よく稼ぎたい方には特におすすめです。
クレカ積立にdカード®・dカード GOLD®・dカード PLATINUMが使えるようになったので、dポイントがざくざく貯まります。
マネックス証券で口座開設すれば無料で利用できる、銘柄スカウターは銘柄探しを超効率化できる便利アプリです。
ようこ新NISAの銘柄を分析するなら、マネックス証券の銘柄スカウターが神ツールで使いやすいわ。

楽天証券|楽天ユーザーにお得!楽天ポイントがざくざく貯まる
| つみたて投資枠対象商品 | クレカ積立 | 貯められるポイント |
279本 | 楽天カード | 楽天ポイント |
| ポイント付与率 | 新NISAにおすすめ度 | ポイントの使い道 |
| 0.5%~2.0% ※カードのランクでポイント還元率が変動 ※年間カード利用額を問わずポイント還元率は固定 | NISA口座数が業界最多の600万口座突破※1 新NISA取引は投資信託・国内株式・米国株式・海外ETFの売買手数料が無料 | 楽天経済圏での買い物 楽天ポイント投資など |
※1 金融庁「NISA口座の利用状況調査(令和6年9月末時点)」および各社ホームページ上での開示情報により、楽天証券にて集計
楽天証券はこんな人におすすめ!
- ①楽天ポイントを貯めている人
- ②楽天カードを持っている人(クレカ積立で楽天ポイントが貯まる)
- ③クレジットカードの年間利用金額を気にせずクレカ積立したい人
- ④初心者でも使いやすい操作画面がいい人
- ⑤日本経済新聞社が提供する日経テレコン楽天証券版を無料で読みたい人
キャンペーン情報
楽天証券ではキャンペーンも実施中です。
新NISAをお得に始めたい方は、キャンペーンを利用しましょう。
詳しくは楽天証券キャンペーンの記事をご覧ください。

楽天証券は楽天カードクレジット決済で月10万円+楽天キャッシュで月5万円利用すれば、最大月15万円までポイント還元対象です。
楽天証券のクレカ積立は年間カード利用額を問わずポイント還元率が固定なので、毎年のカード利用額を気にせず積立ができます。
楽天カードや楽天銀行の口座があれば入金やポイント獲得もスムーズなので、楽天経済圏を利用している人には特におすすめです。
楽天証券を利用した人の声を見る
※僕の知人に直接話を聞かせてもらいました。
よくある質問(FAQ)

- 電気事業法改正2026はいつ施行されるの?
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細かな条文ごとに段階的な施行スケジュールが組まれるのが通例だ。「2026年のどこかで一気に全部変わる」というより、2025〜2028年あたりにかけて段階的に効いてくる制度改正と理解するのが実態に近い。投資観点では、施行タイミングより「設備投資計画の積極化」が先に動く点に注目しておくといい。
- 5銘柄のうち、どれから買えばいい?
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俺の個人的な序列では、本命が東光高岳・正興電機製作所、中本命が明電舎、便乗が西華産業、番外が日立製作所だ。ただし絶対ではない。自分の投資スタンスとリスク許容度、時価総額と流動性への耐性を考慮して、自分で序列を組み直してほしい。少なくとも、「5銘柄全買い」は思考停止だ。
- すでに株価は織り込み済みでは?
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第1波は織り込み済みの可能性が高い。ただし、本物の構造変化テーマは数年続く。第1波の天井で掴まなくても、調整局面で分割で仕込めば、第2波・第3波で拾える可能性は十分残っている。焦るな、というのはそういう意味だ。
- 新NISAでこの5銘柄は買える?
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いずれも東証上場株なので、新NISAの成長投資枠で買える。つみたて投資枠では個別株は買えない。つみたて枠はコアのインデックス投信専用にして、成長投資枠でサテライトとして扱うのが俺の推奨だ。
- 初心者でもテーマ株に手を出して大丈夫?
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正直に言うと、投資歴1年未満の人には勧めない。まずは新NISAのインデックス積立を半年〜1年続けて、暴落で狼狽しないメンタルを作るのが先だ。テーマ株はそのあと、生活に支障のない「失っても死なない金額」で、作法を守って挑戦するのが正解だ。
- 損切りラインはどれくらいが目安?
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一般論としては、買値から−10〜15%が目安だ。これを下回ったら機械的に損切りする。「もう少し待てば戻る」は、塩漬けの始まりだ。事前に決めたルールを、感情に負けずに執行する力が、テーマ株で生き残る唯一の方法だ。
- 個別株が怖い場合、ETFや投信で代替できる?
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インフラ系や国内株式セクター別のETF・アクティブ投信で、薄く広く取る選択肢はある。個別株ほどのリターンは期待できないが、個別銘柄リスクを回避しながらテーマに乗れる。「手を出さない」という選択肢も含めて、自分に合ったやり方を選べばいい。
- 決算書のどこを見れば恩恵企業だとわかる?
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決算短信の「事業の種類別セグメント情報」または有価証券報告書の「セグメント情報」を見ろ。電力向け・送配電向けの売上比率が高いほど、純粋な恩恵度が高い。加えて「受注残高の推移」「営業利益率の推移」を3〜5年分追えば、会社が実際にテーマの追い風を受けているかがわかる。
まとめ:電気事業法改正2026で生き残る投資家になるために

ここまで読み切ったお前に、敬意を表する。15,000字超えの長文を最後まで読む時点で、もう「SNSで見たから買う」レベルじゃない。以下に、本記事の結論を整理しておく。
- 電気事業法改正2026は、脱炭素・系統整備・老朽化更新の三位一体で動く、数年続く本物の構造変化テーマだ
- 恩恵セグメントは、送配電・変電機器/スマートメーター/系統監視・制御/電機系商社の4つ
- 5銘柄の俺の序列:本命=東光高岳・正興電機製作所/中本命=明電舎/便乗=西華産業/番外=日立製作所
- 一括全力買いは禁止。分割エントリーを徹底しろ(最低3回、本命でも最大1/3ずつ)
- 買う前に「投資メモ」を書け。利確ライン・損切りライン・撤退シナリオを事前に言語化しろ
- コア70〜80%は絶対に崩すな。今回のテーマ投資は全資産の5〜10%上限
- 利益が出たらコアに振り替える「ローテーション」を習慣化しろ
最後に、俺からのメッセージだ。20代で300万溶かして、リーマンで全売りして、情報商材に80万払って、家族から「やめてくれ」と言われた男が、15年かけて辿り着いた結論は、意外なほどシンプルだった。「勝ち方を学ぶ前に、負け方を学べ」──これだけだ。
テーマ株で資産を築いた人より、テーマ株で資産を失った人の方が、この世には何百倍も多い。失った人の方が、本当は雄弁に語るべきなんだ。だから俺は書いた。俺の屍を踏み台にしてくれ。お前は、俺と同じ道を通る必要はない。
序列を冷静に見て、分割で入って、ルールで抜ける。それだけで、お前のテーマ株デビューは、俺の20代とは違う景色を見せてくれる。
なお、当然のことながら、投資判断は最終的には自己責任だ。本記事は特定銘柄の購入を推奨するものではなく、あくまで語り手の個人的な見解と過去経験をまとめたものだ。実際に投資を行う前に、最新の決算資料・目論見書・IR情報を自分で確認し、自分の言葉で理由をつけてから、ポジションを建ててほしい。
ちょく相場は逃げない。逃げるのは、いつも自分のメンタルだ。今回も、焦るな。書いたルールを守れ。それだけで、勝率は変わる。お前の屍は、俺の屍の隣には並べさせない。生き残れ。















