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呉子の名言で株式投資のメンタルが激変|退場しない格言おすすめ集

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呉子の名言で株式投資のメンタルが激変|退場しない格言おすすめ集

暴落の朝、証券口座を開くのが怖くて、スマホを裏返してコーヒーを二杯飲んだ経験、ないか?

俺はある。何度もある。含み損の赤い数字を見た瞬間、頭の中がぐるぐる回って、その日は一日仕事が手につかなかった。売るべきか、耐えるべきか。迷っているうちに株価はさらに落ちて、結局いちばん安いところで投げ売りした。あの「売却」ボタンを押した指先の冷たさは、今でも忘れられない。

投資歴15年。最初の5年で300万を溶かし、「10倍株の見つけ方」みたいな情報商材に80万をつぎ込み、家族から「投資は辞めてくれ」と通告された男だ。孫子の兵法も一通り読んだ。「彼を知り己を知れば〜」ってやつな。でも、勝てなかった。

そんな俺を、どん底から引き上げてくれた古典がある。孫子じゃない。もう一人の兵法家――呉子(ごし)だ。

正直に言う。呉子を読んで、俺は「もっと早く出会いたかった」と本気で思った。なぜなら呉子は、「どう勝つか」ではなく「どうすれば負けないか・退場しないか」を徹底的に教えてくれる兵法書だからだ。派手に勝ちたい人には響かない。でも、一度でも大きく負けたことがあるお前には、たぶん刺さる。

この記事では、株式投資に効く呉子の名言をおすすめ順(投資への効き目順)にランキング形式で紹介する。原文・出典もちゃんと載せる。そして一つひとつ、俺の恥ずかしい失敗談とセットで「じゃあ投資でどう使うのか」まで落とし込む。読み終わる頃には、暴落が来ても前より少しだけ冷静な自分になれてるはずだ。

先に断っておく。呉子を読んだからって「絶対に儲かる」わけじゃない。投資に元本割れのリスクは必ずある。呉子が教えてくれるのは必勝法じゃなく、「負けにくくして、相場に生き残り続ける」ための思想だ。それでいいなら、続きを読んでくれ。

目次

結論:呉子の名言は「勝ち方」じゃなく「負けない生き方」を教えてくれる

結論:呉子の名言は「勝ち方」じゃなく「負けない生き方」を教えてくれる

まず結論から言う。呉子の名言が株式投資に効くのは、それが「守り」と「規律」と「和」の兵法だからだ。

呉子ってのは、紀元前の中国・戦国時代に活躍した呉起(ごき)という軍略家が残したとされる兵法書だ。孫子と並んで「武経七書」という兵法のバイブル集に選ばれている、正真正銘の一級品。現存するのは六篇(図国・料敵・治兵・論将・応変・励士)だけだが、その中身が渋い。

孫子と呉子、どう違うのか。ざっくり言うとこうだ。

  • 孫子=いかにして「勝つ」か。智略・戦術・情報戦の書
  • 呉子=いかにして国を「治め」、味方を「和」させ、「負けない」か。組織と規律と覚悟の書

ここで考えてみてほしい。個人投資家が相場から消えていく理由って、なんだと思う?「勝てないから」じゃない。

「負け方を知らずに退場するから」だ。暴落で狼狽売り、含み益で調子に乗って集中投資、生活費まで突っ込んで身動きが取れなくなる。全部「負け方の下手さ」で退場していく。俺がそうだった。

だからこそ、勝ち方を説く孫子より、負けない生き方を説く呉子が効くんだ。「勝ち方を学ぶ前に、負け方を学べ」――これは俺の口癖でもある。

ボッチ

呉子って、要するに孫子のパクリでしょ?二番煎じじゃん。

ちょく

逆だ。孫子が「勝つための頭脳」なら、呉子は「負けないための足腰」。投資で最後に生き残るのは、頭がいいやつより、足腰が強いやつだ。お前みたいに勝つことしか考えてないやつほど、真っ先に退場する。覚えとけ。

【おすすめ】投資に効く呉子の名言ランキング早見表

【おすすめ】投資に効く呉子の名言ランキング早見表

「講釈はいいから、どの名言が投資に効くのか先に教えろ」というせっかちなお前のために、まず早見表を置いておく。これから一つずつ、俺の失敗談とセットで深掘りしていくランキングだ。

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順位名言(書き下し)出典投資での一言メッセージ
第1位兵を用うるの害は、猶予、最大なり治兵篇最大の敵は暴落ではなく「迷い」
第2位五たび勝つ者は禍あり図国篇勝ちすぎ・過信こそ破滅の入口
第3位治を以て勝と為す治兵篇勝敗を決めるのは資金量でなく規律
第4位国に和せざれば、以て軍を出すべからず図国篇土台(生活・家庭・メンタル)を先に整えよ
第5位死を必すれば則ち生き、生を幸えば則ち死す治兵篇覚悟なき中途半端が一番危ない
番外吮疽(せんそ)の仁史記・呉起伝コツコツ積み上げた信頼と継続が実を結ぶ

どうだ、どれも「攻めろ!」じゃなく「守れ、備えろ、迷うな」って方向だろ?これが呉子だ。

ちょく

ここから一つずつ、俺がどう痛い目を見て、この言葉に救われたかを話していく。

第1位「用兵之害、猶予最大」――投資最大の敵は暴落じゃない、お前の“迷い”だ

投資でいちばん金を失う原因は、暴落そのものじゃない。暴落したときに「迷う」ことだ。呉子はそれを2400年前に言い切っている。

【原文】用兵之害、猶予最大。三軍之災、生於狐疑。

【書き下し】兵を用うるの害は、猶予(ゆうよ)、最大なり。三軍の災いは、狐疑(こぎ)より生ず。

【意味】軍を動かすとき最大の害となるのは、ぐずぐずと決断できない「ためらい」である。全軍を破滅させる災いは、疑い迷う心から生まれる。――『呉子』治兵篇より

なぜこれが投資最大の教訓なのか。理由はシンプルだ。相場では、下落そのものより「下落したときに人間の心が固まって動けなくなること」のほうが、はるかに大きな損失を生むからだ。上げるか下げるか、売るか持つか――迷っている時間そのものが、じわじわとお前の資産を削っていく。

俺の話をしよう。もう15年近く前、リーマンショックのときだ。当時の俺は個別株にそこそこ突っ込んでいた。株価が崩れ始めたとき、頭では「長期で持てば戻る」と分かっていた。でも、下がり続けるチャートを見ているうちに、その「分かっている」が溶けていった。

深夜のリビング。シーンとした部屋で、スマホの株価アプリだけが青く光っていた。売るべきか。もう少し待つべきか。売ったら負けを認めることになる。でも、もっと下がったら――。その「でも」を何十回も繰り返しているうちに、指がひとりでに動いていた。気づいたら、ほぼ底値で全部投げていた。翌年からの回復相場?もちろん、一円も乗れなかった。売った現金を握りしめて、上がっていくチャートを眺めるだけの日々だ。あれは効いたな。

あの狼狽売りの正体こそ、呉子の言う「猶予」と「狐疑」だった。暴落に殺されたんじゃない。自分の「迷い」に殺されたんだ。

ようこ

でも、暴落してるのに迷うなって言われても難しくないですか?どうすれば迷わずにいられるんですか?

ちょく

いい質問だ。答えは「暴落してから考えない」だ。暴落の渦中で正しい判断なんて誰にもできない。だから平時にルールを決めておく。『暴落しても積立は止めない』『狼狽売りは禁止』ってな。迷う余地を先に消しておくんだよ。

だから結論はこうだ。投資で戦う相手は、日経平均でもNYダウでもない。自分の中の「猶予(迷い)」だ。これを消す一番の方法は、感情が動く前に――つまり平時のうちに――行動ルールを決めて自動化しておくこと。

積立設定を自動にして、暴落時は口座を開かない。判断する場面そのものを減らせば、迷いようがない。呉子はそれを「猶予こそ最大の害」という一言で射抜いている。

第2位「五たび勝つ者は禍あり」――勝ちすぎたやつから退場していく

投資で本当に怖いのは、負けた直後じゃない。勝った直後だ。連勝しているとき、含み益がふくらんでいるとき、人間はいちばん危険な生き物になる。呉子はこれもズバリ言っている。

【原文】天下戦国、五勝者禍、四勝者弊、三勝者覇、二勝者王、一勝者帝。是以数勝得天下者稀、以亡者衆。

【書き下し】天下の戦国、五たび勝つ者は禍あり、四たび勝つ者は弊(つか)れ、三たび勝つ者は覇たり、二たび勝つ者は王たり、一たび勝つ者は帝たり。是を以て、しばしば勝ちて天下を得る者は稀に、以て亡ぶ者は衆(おお)し。

【意味】戦って五回勝つような国は災いを招き、四回勝てば疲弊する。勝ちを重ねすぎる者ほど、かえって身を滅ぼす。だから、勝ちを重ねて天下を取った者は稀で、それによって滅んだ者のほうが多い。――『呉子』図国篇より

ゾクッとしないか。「勝てば勝つほど身を滅ぼす」だぞ。なぜか。勝ちが続くと、人は「自分の実力だ」と勘違いする。運を実力と取り違えた瞬間、リスク管理が吹き飛ぶ。これは戦争でも投資でもまったく同じ構造だ。

俺の恥をもう一つさらそう。投資を始めて最初の3ヶ月、ビギナーズラックで40万の含み益が出た。そのとき何を思ったか。「俺、投資のセンスあるんじゃね?」だ。今思うと完全に情弱の顔をしていた(笑)。

そこからが地獄の入口だった。「センスがある」と思い込んだ俺は、根拠もないのに一つの銘柄に資金を集中させ、さらに信用取引にまで手を出した。勝ちが続いていたから、怖さが完全に麻痺していたんだな。結果は――半年で300万が消えた。給料が補填に消えていく毎日。あのとき40万勝っていなければ、俺はここまで大きくは負けなかったはずだ。皮肉なことに、俺を破滅させたのは「負け」じゃなく「勝ち」だった。

ボッチ

え、でも勝ってる時こそ攻めて一気に増やすべきでしょ!波に乗ってるんだから全力じゃん!

ちょく

それが「五勝者禍」で滅ぶやつの典型的なセリフだ。波に乗ってると思った瞬間が、たいてい天井なんだよ。勝ってる時ほど、利益の何割が『運』だったかを疑え。調子に乗った俺の屍を、越えてくれ。

じゃあ具体的にどうするか。勝っているときこそ、ルールを厳守する。ポジションを増やさない。利益が出たら「これは運だったかもしれない」と一度疑う。連勝しているときほど、記録をつけて自分の判断を客観視する。

呉子の「五勝者禍」は、投資における最強のブレーキだ。アクセルの踏み方を教える本はいくらでもあるが、ブレーキの大切さを教えてくれる古典はそう多くない。

第3位「治を以て勝と為す」――勝敗を決めるのは資金量でも銘柄数でもなく“規律”だ

第3位「治を以て勝と為す」――勝敗を決めるのは資金量でも銘柄数でもなく“規律”だ

「もっと元手があれば」「もっといい銘柄を知っていれば」――そう思ったことはないか?俺は何百回も思った。でも呉子は、そのどれも本質じゃないと言い切る。

【原文】武侯問曰、兵何以為勝。起対曰、以治為勝。

【書き下し】武侯(ぶこう)問いて曰く、「兵は何を以て勝つと為すか」。起(き)対(こた)えて曰く、「治を以て勝と為す」。

【意味】魏の武侯が「戦は何によって勝つのか」と問うと、呉起は「治(=統制・規律)によって勝つのです」と答えた。兵の数の多さではなく、統率と規律こそが勝敗を決める。――『呉子』治兵篇より

「治を以て勝と為す」。これを投資に翻訳するとこうなる。勝敗を分けるのは、資金の大小でも、銘柄の多さでも、情報の量でもない。自分で決めたルールを守れるかどうか(治)」だ。

俺は昔、これと真逆をやっていた。「治」つまり規律がゼロのまま、「数」と「情報」ばかりを追いかけていたんだ。「10倍株の見つけ方」「億り人の投資術」みたいなセミナーや情報商材に、合計80万以上つぎ込んだ。必勝法という名の「情報の量」を買い漁れば勝てると信じていた。

結果はどうだったか。ほぼ全部、無駄だった。理由は簡単だ。どんなにいい情報を仕入れても、それを使う俺自身に「治」がなかったからだ。ルールがないから、感情で買って感情で売る。せっかくの情報も、規律のないやつが使えば宝の持ち腐れどころか、凶器になる。呉起が「兵の数ではなく治だ」と言った意味が、80万を失ってようやく骨身に沁みた。

ちょく

じゃあ「治(規律)」を投資でどう作るか。難しく考えなくていい。自分ルールを紙に書き出す。これだけだ。例えばこんな感じ。

  • 毎月〇日に、決めた額を自動で積み立てる(相場は見ない)
  • 個別株を買うときは「買う理由」を一行書けないなら買わない
  • 一銘柄への投資は資産全体の〇%まで
  • 暴落しても、コアの積立には手をつけない
  • SNSで話題という理由だけでは買わない

たったこれだけの「治」があるかないかで、10年後の口座残高はまるで変わる。俺はこの一枚を作るのに、300万+80万の授業料を払った。お前はタダで持って帰ってくれていい。

第4位「国に和せざれば、以て軍を出すべからず」――土台が乱れた状態で投資に出るな

これは呉子の中でも、いちばん有名で、いちばん深い教えだ。呉子は本の冒頭(図国篇)で、いきなりこう突きつけてくる。

【原文】不和於国、不可以出軍。不和於軍、不可以出陣。不和於陣、不可以進戦。不和於戦、不可以決勝。

【書き下し】国に和せざれば、以て軍を出すべからず。軍に和せざれば、以て陣を出すべからず。陣に和せざれば、以て進み戦うべからず。戦いに和せざれば、以て勝を決すべからず。

【意味】国内がまとまっていなければ軍を動かしてはならない。軍がまとまっていなければ陣を敷いてはならない。陣がまとまっていなければ進んで戦ってはならない。戦いの中で心が一つでなければ、勝利を決することはできない。――『呉子』図国篇より

呉子は「まず勝ち方を考えろ」とは言わない。「戦う前に、まず内側(土台)の和を整えろ」と言う。ここが孫子とも違う、呉子の真骨頂だ。

投資に置き換えるとこうだ。あなたにとっての「国の和」とは何か。家計、生活防衛資金、家庭、そして自分のメンタルだ。この土台が乱れたまま投資に突っ込むと、必ず崩れる。断言する。

これも身に覚えがありすぎる。300万を溶かしていた頃の俺は、まさに「和せざる国」だった。損失の補填で毎月の給料が消え、生活防衛資金なんて概念もなかった。当然、家庭もギスギスする。ある夜、家族に静かに言われた。「投資は趣味と割り切れないなら、辞めてくれ」と。あのときのリビングの空気の重さは、今でも思い出すと胸が締めつけられる。土台がガタガタなのに、俺は必死で「戦(いくさ)=相場」の勝ち方ばかり探していた。順番が完全に逆だったんだ。

ようこ

耳が痛いです…。じゃあ投資を始める前に、まず何から整えればいいんですか?

ちょく

順番はこうだ。①まず生活費の半年分を「生活防衛資金」として現金で確保する。②家族がいるなら投資方針をちゃんと話して合意を取る。③その上で、無くなっても生活が揺るがない「余裕資金」だけで始める。この『和』ができてない状態で相場に出るのは、飢えた兵を戦場に送るのと同じだ。

結論。投資の勝敗は、実は相場に出る前にほとんど決まっている。生活防衛資金という「和」があれば、暴落が来ても現金化を迫られない=狼狽売りをしなくて済む。家庭の「和」があれば、含み損でも精神的に追い詰められない。呉子の「まず和を整えよ」は、テクニック以前の、最強のリスク管理なんだ。

第5位「死を必すれば則ち生き、生を幸えば則ち死す」――覚悟なき中途半端が一番危ない

最後の名言は、少し骨太だ。だが、投資で長く生き残るための核心を突いている。

【原文】凡兵戦之場、立屍之地。必死則生、幸生則死。

【書き下し】凡そ兵戦の場は、屍(かばね)を立つるの地なり。死を必すれば則ち生き、生を幸(こいねが)えば則ち死す。

【意味】そもそも戦場とは、屍が積み上がる死地である。死ぬ覚悟を決めて臨む者はかえって生き残り、生き延びたいと逃げ腰になる者はかえって死ぬ。――『呉子』治兵篇より

物騒に聞こえるが、投資に置き換えると実に的確だ。ここで言う「死を必す(覚悟を決める)」とは、投資方針を腹の底から一つに決めること。「生を幸う(逃げ腰)」とは、覚悟が定まらず、ふらふらと短期の値動きに右往左往することだ。

覚悟を決めて「俺は長期でインデックスを積み立てる」と腹をくくった投資家は、暴落が来ても耐えて生き残る。逆に、覚悟がなく「上がりそうな株にちょっと乗って、ヤバそうなら逃げよう」という逃げ腰の人ほど、暴落のたびに狼狽して退場していく。まさに「死を必すれば則ち生き、生を幸えば則ち死す」だ。

俺の迷走時代がまさに「生を幸う」の見本だった。IPOで一発、新興株で一発、と一発逆転ばかり狙って、どの方針にも腹をくくれていなかった。3年間、ほぼトータルマイナス。転機は、腹を決めた瞬間に訪れた。「もう派手に勝とうとするのはやめる。インデックスの長期積立でコツコツいく」と覚悟を決めた。その瞬間から、不思議と相場に振り回されなくなった。皮肉なもんで、「勝とう」とするのをやめて「生き残ろう」と覚悟を決めたら、資産が増え始めたんだ。

ちょく

ちなみに呉子を書いた呉起という人物、逸話がまた渋い。もっと知りたいやつのために、少しだけ紹介しておく。

【豆知識】呉起の「吮疽(せんそ)の仁」――信頼はコツコツ積み上げるもの

呉起は将軍でありながら、兵士と同じ物を食べ、同じ場所で寝た。ある兵士の傷が化膿したとき、呉起はその膿を自分の口で吸い出してやったという(「吮疽の仁」)。ところがその兵士の母親は、話を聞いて泣いた。「昔、夫も呉起さまに膿を吸っていただき、その恩に報いようと死ぬまで戦って命を落としました。今度は息子も、きっと同じように……」と。(出典:『史記』孫子呉起列伝)

この逸話が教えてくれるのは、信頼も成果も、一発では生まれないということだ。呉起は日々の小さな積み重ねで兵の心を掴んだ。投資も同じで、資産は一発の大勝ちではなく、コツコツ積み上げた継続の先にしか実らない。地味だが、これが真理だ。

結論。投資でいちばん危ないのは、大きく負けることじゃない。方針が定まらない「中途半端」な状態だ。まず「自分はどの戦い方で生き残るのか」を腹の底から決めろ。覚悟が定まれば、日々の値動きは怖くなくなる。呉子はそれを「死を必すれば則ち生き」と教えている。

孫子と呉子、投資に効くのはどっち?――「勝つ人」より「生き残る人」になれ

ここまで読んで、「で、結局、孫子と呉子どっちを読めばいいの?」と思ったお前へ。俺の答えははっきりしている。今のあなたには、呉子だ。

誤解しないでほしい。孫子が悪いわけじゃない。孫子は名著だ。ただ、孫子は「いかに勝つか」に寄っている。そして――ここが大事なんだが――個人投資家が相場から消える理由は「勝てないから」じゃなく「生き残れないから」なんだ。両者の違いを表にまとめておく。

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孫子呉子
キーワード勝つ・智略・情報戦負けない・治・和・覚悟
投資での効き方勝ち方・戦術のヒント退場しないメンタルと規律
刺さる人勝ちを取りにいく攻めの人一度負けた人・守りを固めたい人
ひとことで攻めの教科書生き残りの教科書

投資の世界では、派手に勝つ人より、静かに生き残った人が最後に笑う。なぜなら、相場に長く居続けた人だけが、複利という時間の魔法を味方にできるからだ。呉子は、その「生き残り方」を教えてくれる。

ちょく

いいか、投資で最後に勝つコツはたった一つ。「相場から退場しないこと」だ。派手さはいらない。生き残ったやつが、全部持っていく。

呉子に学ぶ「退場しない投資」4つの実践原則【和・治・断・戒】

呉子に学ぶ「退場しない投資」4つの実践原則【和・治・断・戒】

名言を知って「いい話だったな」で終わらせたら、それこそ呉子に叱られる。ここまでの教えを、覚えやすい4つの原則にまとめておく。頭文字で「和・治・断・戒(わ・ち・だん・かい)」と覚えてくれ。

  • …生活防衛資金・家庭・メンタルの土台を先に整える(→ 国に和せざれば軍を出すべからず)
  • …自分ルール(買う・売る・上限・積立)を先に決める(→ 治を以て勝と為す)
  • …迷い(猶予)を断つ。自動化し、狼狽売りを禁じる(→ 用兵之害、猶予最大)
  • …勝ちすぎ・過信を戒める。過剰トレードをやめ長期積立に軸を置く(→ 五勝者禍)

この4原則を、今日からの行動に落とすとこうなる。順番が大事だから、上から順にやってくれ。

STEP
【和】生活防衛資金を確保する

投資より先に、生活費の半年分を現金で確保する。これが暴落時に狼狽売りしないための「和」の土台になる。家族がいるなら投資方針も共有しておく。

STEP
【治】自分ルールを一枚に書く

積立額・積立日・一銘柄の上限・買う理由の言語化・暴落時の対応を紙に書き出す。この「治」があるかないかで、10年後が変わる。

STEP
【断】積立を自動化して迷いを断つ

新NISAのつみたて投資枠などを使い、毎月の積立を自動設定にする。相場を見て売買を判断する場面そのものを減らせば、「猶予(迷い)」が入り込む隙がなくなる。

STEP
【戒】勝っている時ほどブレーキを踏む

含み益が出ても「これは運かもしれない」と一度疑う。ルールを超えたポジション追加や過剰トレードはしない。長期・積立・分散を軸に据え、勝ちすぎの禍を避ける。

この4ステップは、そのまま新NISA時代の王道――「長期・積立・分散」――と重なる。呉子の2400年前の教えが、令和の非課税制度とピタリ噛み合うのは、正直ちょっと感動すらする。ただし念のためもう一度言う。積立でも元本割れのリスクはゼロにはならない。

呉子の教えは「損を絶対ゼロにする魔法」じゃなく、「大崩れして退場する確率を下げる守り」だと理解してくれ。

ようこ

つまり…派手に勝とうとしなくていいんですね。生き残ることを最優先にすればいいんだ。

ちょく

そういうことだ。ようこ、お前は筋がいい。相場は逃げない。逃げるのはいつも自分のメンタルだ。和・治・断・戒でメンタルを固めれば、お前はもう簡単には退場しない。

新NISAにおすすめネット証券3社

2024年1月に始まった新NISAの口座開設が加速しています。

金融庁が2026年7月3日に公表した調査によると、2025年12月末時点のNISA口座数は2,821万口座、累計買付額は71兆円に達しました。

ボッチ

日本証券業協会の調査を見ると、2026年1~5月だけでも164万口座が新たに開設されているよ。

引用|日本証券業協会|「NISA口座の開設・利用状況調査結果(証券会社10社・2026年5月末時点)」の公表について

ようこ

今回紹介するSBI証券・マネックス証券・楽天証券は、いずれも口座開設料と口座維持費が無料です。

ちょく

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30代男性
職業:フリーランス

つみたてNISAをクレカ積立でしようと思ったとき、大手ネット証券を比較してポイント還元率が1番高いマネックス証券を選びました。

実際に使ってみると、株価のチャートがシンプルで非常に見やすいですし、画面全体のデザイン性も優れていると感じています。

実は以前、別の証券会社を使っていたのですが、チャートが非常に見にくかったので、マネックス証券に口座変更して良かったです。

良くない点は、クレカ積立は月1,000円以上という条件がありますが、私の場合は毎月1,000円以上積み立てるため、特に問題はありません。

マネックス証券は少しレベルが高い人が使うイメージですが、初心者でも全然大丈夫ですよ。

※こちらは旧つみたてNISAが実施されていた当時に取得した口コミです。現在は制度名やサービス内容が変更されています。

30代女性

マネックス証券を利用した方に、クラウドワークスで書いてもらった感想です。

ようこ

新NISAの銘柄を分析するなら、マネックス証券の銘柄スカウターが神ツールで使いやすいわ。

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つみたて投資枠対象商品クレカ積立貯められるポイント

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ポイント付与率新NISAにおすすめ度ポイントの使い道
 
0.5%~2.0%
※カードのランクでポイント還元率が変動
※年間カード利用額を問わずポイント還元率は固定
※最大2.0%還元は楽天ブラックカードの場合

NISA口座数が業界最多の600万口座突破※1

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楽天経済圏での買い物
楽天ポイント投資など
2026年7月23日の調査時点
※1 金融庁「NISA口座の利用状況調査(令和6年9月末時点)」および各社ホームページ上での開示情報により、楽天証券にて集計

楽天証券はこんな人におすすめ!

  • 楽天ポイントを貯めている人
  • 楽天カードを持っている人(クレカ積立で楽天ポイントが貯まる)
  • ③クレジットカードの年間利用金額を気にせずクレカ積立したい人
  • 初心者でも使いやすい操作画面がいい
  • ⑤日本経済新聞社が提供する日経テレコン楽天証券版を無料で読みたい人

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詳しくは楽天証券キャンペーンの記事をご覧ください。

楽天証券は楽天カードクレジット決済で月10万円+楽天キャッシュで月5万円利用すれば、最大月15万円までポイント還元対象です。

楽天証券のクレカ積立は年間カード利用額を問わずポイント還元率が固定なので、毎年のカード利用額を気にせず積立ができます。

楽天カードや楽天銀行の口座があれば入金やポイント獲得もスムーズなので、楽天経済圏を利用している人には特におすすめです。

楽天証券を利用した人の声を見る
職業:公務員

投資ってなんだか難しそうなイメージがあったんですけど、楽天証券で初めての投資を終えて、自分にもできるんだって感動しました。

口座開設やつみたてNISAの設定は、思っていたよりすごく簡単だったし、迷う必要なんてなかったなと思います。

私の場合、楽天銀行の口座を持っていて、楽天カードをよく使うから、楽天証券でよかったです。

楽天ポイントも貯まるし、すごくお得に感じていますよ。

分からないことがあっても、楽天証券はメジャーなのでYouTube観たら解決します(笑)

楽天証券は、初めて投資する人にもおすすめできます。

※こちらは旧つみたてNISAが実施されていた当時に取得した口コミです。現在は制度名やサービス内容が変更されています。

30代女性
職業:会社員

僕が楽天証券に決めた理由は、普段から楽天経済圏をよく利用するからです。

つみたてNISAをクレカ積立で始めたかったので、口座開設して設定しましたが、とても簡単でした。

貯まった楽天ポイントを、NISAのつみたて投資枠での投信積立に使えるのがいいですね。

今のところ、特に困っていることもないです。

強いてい言えば、トレーディングツールの使い方が最初は少しわかりにくかったです。

普段から楽天をよく利用する人は、楽天証券が1番いいと思います。

※こちらは旧つみたてNISAが実施されていた当時に取得した口コミです。現在は制度名やサービス内容が変更されています。

20代男性

※僕の知人に直接話を聞かせてもらいました。

呉子と株式投資に関するよくある質問(FAQ)

呉子と孫子は何が違うの?

ざっくり言うと、孫子は「いかに勝つか」の智略の書、呉子は「いかに負けず、組織を治め、和を保つか」の守りと規律の書だ。どちらも武経七書に選ばれた名著だが、一度大きく負けた個人投資家のメンタルを立て直すには、退場しない生き方を説く呉子のほうが刺さりやすい。

呉子の名言は投資初心者でも使えますか?

むしろ初心者ほど効く。呉子の教えは難しいテクニックではなく、「土台を整えろ(和)」「ルールを決めろ(治)」「迷うな(断)」「勝ちすぎるな(戒)」という、初心者が最初につまずくポイントそのものだからだ。難しい銘柄分析より先に、この4原則を身につけたほうが退場しにくくなる。

呉子を読むなら、どこから読めばいい?

現存する呉子は「図国・料敵・治兵・論将・応変・励士」の六篇だけで、量も多くない。投資に活かすなら、まず冒頭の「図国篇」(和の思想・五勝者禍)と「治兵篇」(猶予・治・覚悟)を押さえれば十分だ。原文が難しければ、現代語訳つきの文庫本から入るのがおすすめ。まずは本記事で紹介した名言を座右の銘にするだけでも、十分に価値がある。

名言を覚えるだけで投資に勝てますか?

正直に言う。名言を覚えるだけで勝てるほど相場は甘くない。呉子が与えてくれるのは「必勝法」ではなく「退場しにくくなる思想」だ。ただ、感情で狼狽売りしたり、勝ちすぎて過信したりして退場していく人が大多数の世界で、「退場しにくくなる」ことの価値は計り知れない。生き残った者だけが、複利の恩恵を受けられるからだ。

まとめ:呉子を座右に、相場から退場しない投資家になれ

まとめ:呉子を座右に、相場から退場しない投資家になれ

最後にもう一度だけ、呉子から学ぶ「退場しない投資」の4原則を刻んでおく。

  • :生活防衛資金と家庭とメンタル、土台を先に整える
  • :自分ルールを紙に書き、規律で戦う
  • :積立を自動化し、迷い(猶予)を断つ
  • :勝ちすぎ・過信を戒め、長期積立に軸を置く

呉子は「派手に勝つ方法」なんて一言も教えてくれない。教えてくれるのは、「どうすれば負けずに、相場に生き残り続けられるか」――ただそれだけだ。でも、その「だけ」こそが、俺のように300万溶かして、80万を情報商材に払って、狼狽売りで底値を掴んだ人間が、いちばん喉から手が出るほど欲しかったものだった。

大丈夫。死ぬほど損した俺でも、呉子の教えを軸に据え直して、ここまで立ち直れた。派手じゃなくていい。ゆっくりでいい。生き残り続けさえすれば、時間と複利が必ずお前の味方になる。

ちょく

2400年前の兵法家が命懸けで残した言葉を、令和の相場で活かせるやつはそう多くない。だからこそ、お前には呉子を座右の書にして、相場から退場しない投資家になってほしい。俺の屍を越えて、その先へ行ってくれ。

※本記事の呉子の名言・原文および呉起の逸話は、『呉子』(武経七書)および『史記』孫子呉起列伝を参考にしている。概要は呉子(Wikipedia)でも確認できる。投資は自己責任で。元本割れのリスクがあることを理解したうえで、無理のない余裕資金で行ってほしい。

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