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米国株AMAT・LAM・KLAと日本3社、半導体6銘柄の役割分散マップ徹底解説

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米国株AMAT・LAM・KLAと日本3社、半導体6銘柄の役割分散マップ徹底解説

「東京エレクトロンを100株持ってるけど、米国半導体株のAMATとかLAMとかKLAも気になる。両方買うのって、もしかして”重複”なんじゃないか?」

夜中の2時、寝ぼけ眼でX(旧Twitter)の半導体クラスタを眺めながら、お前もこんなことを考えたことないか?

俺もそうだった。投資歴15年、最初の5年は地獄を見た男だ。リーマンショックの朝、ポートフォリオの数字が真っ赤に染まるのを、まるでスローモーションで見ていた。狼狽売りで300万溶かして、その夜のリビングはやけにシーンとしていた。あの夜の後悔があるから、今はインデックス積立をコアにしつつ、サテライトで個別株を厳選するスタイルに落ち着いた。

そんな俺が、ここ数年もっとも質問されるのが「AMAT・LAM・KLAって何が違うの?東京エレクトロンと両方持つ意味あるの?」だ。

結論から言う。

米国3社(AMAT・LAM・KLA)と日本3社(東京エレクトロン・SCREEN・KOKUSAI ELECTRIC)は、完全な競合ではなく、一部競合しながらも、主戦場が違う分業関係と見るのが正確だ。

半導体製造という巨大なオーケストラの中で、それぞれが違う楽器を担当している。だから両方持つ意味は確かにある。ただし、同じ半導体設備投資サイクルに乗るため株価相関は高い。これは守りの分散というより、半導体製造の複数工程を取りに行く「役割分担への投資」だと割り切るべきだ。

この記事を読み終える頃には、お前の頭の中にはこんな地図が広がってるはずだ。

  • AMAT・LAM・KLAそれぞれが何で稼いでいるか、3秒で説明できる
  • 東京エレクトロン・SCREEN・KOKUSAIの「日本3社にしかない強み」が言える
  • 役割分散マップで、6社のうち自分はどれを買うべきか判断できる
  • シリコンサイクルが来ても「これは周期だ」と冷静に保有継続できる
  • 新NISAの成長投資枠で、明日にでも実行に移せる

俺がリーマンで300万溶かした夜、誰かが今みたいな「先輩からの一発回答」を投げてくれてたら、たぶん人生変わってた。だからこの記事は、過去の俺へのリベンジでもある。最後まで付き合ってくれ。

ファクトチェック済みの前提
  • 半導体製造装置市場はAI・先端ロジック・メモリ投資を背景に拡大傾向。ただし、装置株は設備投資サイクルの影響を強く受ける。
  • AMATは成膜・エッチング・イオン注入・CMPなどを持つ総合型、Lam Researchはエッチング/成膜、KLAはプロセス制御(検査・計測)が主力。
  • 東京エレクトロンはコータ/デベロッパで世界シェア約9割、SCREENは洗浄装置、KOKUSAI ELECTRICはバッチ式ALD対応成膜装置に強みを持つ。
  • 新NISAの成長投資枠は年間240万円、成長投資枠だけの生涯上限は1,200万円。米国株配当はNISAでも米国側10%源泉税が残る点に注意。
お読みください

この記事はあくまでも情報提供を目的としたものであり、その手法や知識について勧誘や売買を推奨するものではありません。

本記事に含まれる情報に関しては、万全を期しておりますが、その情報の正確性、完全性、有用性を保証するものではありません。

情報の利用の結果として何らかの損害が発生した場合、著者は理由のいかんを問わず投資の結果に責任を負いません。

投資対象および商品の選択など、投資にかかる最終決定はご自身でご判断ください。

目次

そもそも半導体製造装置って何?AMAT・LAM・KLAと日本3社の立ち位置

そもそも半導体製造装置って何?AMAT・LAM・KLAと日本3社の立ち位置

まずは大枠から押さえよう。半導体って、今や世界の血液みたいな存在だ。スマホ、車、AIサーバー、家電、何にでも入ってる。

その血液を作るために必要なのが「半導体製造装置」――業界用語で WFE(Wafer Fab Equipment) と呼ばれる連中だ。

ボッチ

WFEって何それ。Wi-Fiの仲間?

ちょく

違うわ。Wafer Fab Equipment、ウェハ製造装置のことだ。半導体の元になる円盤(ウェハ)に回路を刻んでいく機械の総称だな。これだけ覚えとけ

半導体製造装置(WFE)市場の規模感

半導体製造装置市場は、世界全体で年間1,000億ドル超の超巨大市場だ。WFE(前工程装置)だけで見ても非常に大きく、SEMIの統計でも2025年以降の装置市場はAI・先端ロジック・メモリ投資を背景に拡大が見込まれている。

これを上位メーカーが大きく握っている。誰だと思う?

  • ASML(オランダ):露光装置の絶対王者。今回の記事の主役じゃないが、業界の頂点
  • AMAT=アプライド・マテリアルズ(米国):成膜・イオン注入・CMP。総合型
  • 東京エレクトロン=TEL(日本):コータ/デベロッパほぼ独占。装置メーカー国内最大
  • LAM=ラム・リサーチ(米国):エッチングの王者。メモリ向けに強い
  • KLA(米国):検査・計測でほぼ寡占

顧客は誰かというと、TSMC、Samsung、Intel、Micron、SKハイニックス、この辺の数社しかいない。

装置メーカーから見れば、主要顧客はTSMC、Samsung、Intel、Micron、SKハイニックスなど限られた巨大メーカーに集中している

だから1社1社の設備投資判断が、株価をモロに動かす。これが半導体装置株の特徴だ。

「装置メーカー」と一括りにすると見えなくなるもの

ここで多くの個人投資家がやらかすのが「装置メーカー=同じ事業」と思い込む罠だ。俺も最初はそうだった。「東京エレクトロン買ったから、もうこのセクターはOK」と。

だがな、半導体製造には10以上のプロセスがあって、それぞれに専門装置がある。成膜、エッチング、コータ/デベロッパ、洗浄、検査、イオン注入、CMP、CVD、PVD、ALD……。お経のように並べたが、実はこの違いを知らないと「米国3社 vs 日本3社」の比較ができない。

逆に言えば、この違いさえ押さえれば、後の話は全部スッと頭に入る。ここから先はザックリでいいから「誰が何を作ってるか」を押さえながら読んでくれ。

ようこ

つまり、装置メーカーって「全部同じ仕事」じゃなくて、それぞれ違う工程を担当してるってことですか?

ちょく

ご名答。だから「東京エレクトロンとAMAT、どっち買えばいい?」って質問は、本当は「お前はどのプロセスに賭けたいんだ?」って質問なんだよ

米国半導体製造装置3社(AMAT・LAM・KLA)はそれぞれどんな銘柄?

では本題に入ろう。米国の3社、それぞれの正体を解剖していく。「米国半導体株」とひと言でくくるな。3社は事業領域も、リスクの色も、株価の動き方もそれぞれ違う。

AMAT(アプライド・マテリアルズ)|半導体装置の総合スーパー

まずはAMAT、ティッカーはAMAT。半導体装置メーカーの「総合商社」みたいな存在だ。本社はカリフォルニア州サンタクララ。

主力は成膜(CVD/PVD/ALD)、エッチング、イオン注入、CMP(化学機械研磨)、検査・計測関連など。半導体製造の前工程のかなり広い領域をカバーしている。

AMATは「特定工程の一点突破」ではなく、複数工程を横断する総合型の最重要プレイヤーだ。

AMATのざっくり特徴
  • 主力プロセス:成膜、エッチング、イオン注入、CMP、検査・計測関連など(幅広く対応)
  • 顧客:TSMC、Samsung、Intel、Micron、SKハイニックスなど大手全般
  • 強み:取扱プロセスの幅広さ。ロジック・メモリ両方に対応
  • 弱み・リスク:規模が大きい分、シリコンサイクルの影響を全身で受ける
ちょく

俺の感覚だが、AMATは「半導体セクターを一発で広く取りたい」人向けだ。装置メーカーの中では一番”何でも屋”。ただし何でも屋ゆえに、メモリが落ちてもロジックが落ちても、どっちでも業績にダメージが来る。

「成膜」「イオン注入」「CMP」って何?(クリックで展開)

成膜:ウェハの表面に金属や絶縁体の薄い膜を乗せる工程。CVD(化学気相成長)、PVD(物理気相成長)、ALD(原子層堆積)など方式が複数ある。

イオン注入:シリコンに不純物を打ち込んで、電気的な特性(伝導性)を変える工程。AMATが特に強い領域。

CMP:表面を平らに研磨する工程。多層構造を作るために必須。

LAM(ラム・リサーチ)|エッチングとメモリの王者

次にLAM、ティッカーはLRCX。本社はカリフォルニア州フリーモント。「ラム」と読む。

主力はエッチング装置(ドライエッチング)。半導体の回路を「彫る」工程の専門家だ。特に3D NANDの多層構造を彫り抜く高アスペクト比エッチングでは、非常に強いポジションを持つ。

LAMのざっくり特徴
  • 主力プロセス:エッチング、成膜の一部
  • 顧客比率:メモリ(NAND/DRAM)向けが厚い
  • 強み:3D NANDの多層化に必須の高難度エッチング
  • 弱み・リスク:メモリ市況の上下に業績が大きく揺れる

正直に言う。LAMはメモリ依存度が高い分、株価のジェットコースター度合いが3社の中で一番強い。メモリ価格がアップサイクルに入れば爆上げするし、下落局面では真っ赤になる。

ただ、AI半導体時代の鍵を握るHBM(高帯域メモリ)の需要は、構造的にLAMの追い風になる。HBMはDRAMを縦に積み上げる構造で、その積層に必要な高難度エッチングはLAMの得意領域だ。

ボッチ

HBMってよく聞くけど、ぶっちゃけ何?

ちょく

High Bandwidth Memory、超ザックリ言うと「AI用の超高速メモリ」だ。NVIDIAのGPUに積まれて、データのやり取りを高速化してる。ここで恩恵を受けやすい装置メーカーの一角がLAM、と覚えとけ

KLA|検査・計測装置でほぼ寡占

3社目、KLA。ティッカーはKLAC。本社はカリフォルニア州ミルピタス。

主力はウェハ検査、マスク検査、計測装置(メトロロジー)。ようするに「半導体に欠陥がないかチェックする機械」を作っている。これが地味に見えて、めちゃくちゃ強い。

なぜ強いか。プロセス制御(検査・計測)領域で非常に高いシェアと参入障壁を持つからだ。すべての検査装置を独占しているわけではないが、先端半導体の歩留まり管理ではKLAの存在感が大きい。

KLAのざっくり特徴
  • 主力プロセス:検査・計測(ウェハ、マスク、計測全般)
  • シェア:プロセス制御(検査・計測)領域で高シェア
  • 強み:高い収益性、構造的な追い風(微細化=検査・計測需要増)
  • 弱み・リスク:規模はAMAT/LAMより小さい、検査需要が落ちると一気に減速

個人的にKLAは「地味だけど稼ぐ系」の代表だ。派手な値動きは少ないが、営業利益率が高く、装置メーカーの中でも収益性に優れたビジネスだ。配当性向もそこそこあって、長期保有で報われやすい性格を持っている。

3nm、2nm、1.4nmと微細化が進めば進むほど、欠陥1個の影響がデカくなる。だから検査の重要度は構造的に上がり続ける。これがKLAの強さの本質だ。

ようこ

3社それぞれ得意分野が違うんですね。じゃあ目的に応じて選べばいいってことですか?

ちょく

そういうこと。”米国半導体株”って一括りで買うのは、ちょっとザックリすぎるんだよ。3社それぞれの色を理解してから選べ

米国3社の数字をざっくり比較

数字でも見ておこう。下表は直近の業績ベースのおおよその目安だ(株価・PER・利回りは時期によって変動するから、最新は会社四季報や各社IRで必ずチェックしてくれ)。

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項目AMATLAMKLA
主力領域成膜・イオン注入・CMPエッチング検査・計測
売上規模感大(業界トップクラス)中〜大
営業利益率20%台後半20%台後半高水準
配当利回り1%前後1%前後1%台前半
顧客比率の特徴ロジック・メモリ両方メモリ寄りロジック寄り
シリコンサイクル感応度高(メモリ依存)

覚えておきたいのは、営業利益率の差だ。KLAの30%超は半導体装置業界では群を抜いている。寡占の力は数字に現れる。

日本の半導体製造装置3社(東京エレクトロン・SCREEN・KOKUSAI)はどんな銘柄?

日本の半導体製造装置3社(東京エレクトロン・SCREEN・KOKUSAI)はどんな銘柄?

次は日本3社だ。「日本の半導体は終わった」って論調、あちこちで見るよな。あれはかなり雑な見方だ。

日本はメモリなど「半導体を大量生産する側」で厳しい時期を経験した。一方で、製造装置・材料・部材の側は別物だ。

東京エレクトロン、SCREEN、KOKUSAI ELECTRICのように、世界シェアで勝てる領域を持つ企業が残っている。

ボッチ

えっ、日本の半導体って終わったって聞いたんだけど…

ちょく

半導体を作る側と、装置・材料を供給する側は別物だ。世界シェアで勝ってる領域がいくつもある。先入観で日本株を切り捨てると、お前は損するぞ

東京エレクトロン(TEL)|日本最大、コータ/デベロッパで世界独占

まずは王様、東京エレクトロン。銘柄コードは8035。日本の半導体装置メーカーの中では断トツ最大、WFEの中でも世界上位に入る大手で、AMAT、ASML、Lam Research、KLAなどと並ぶ主要装置メーカーの一角だ。

TELの何がスゴいかというと、コータ/デベロッパで世界シェア約9割している点だ。コータ/デベロッパっていうのは、ウェハに感光材を塗ったり現像したりする装置で、露光(リソグラフィ)とセットで使う。

ASMLの露光機が使われる先端リソグラフィ工程では、TELのコータ/デベロッパが重要な役割を果たす。言わば露光装置の”運命共同体”だ。

東京エレクトロン(8035)のざっくり特徴
  • 主力プロセス:コータ/デベロッパ(ほぼ独占)、エッチング、成膜、洗浄
  • シェア:世界上位の半導体製造装置メーカー、コータ/デベロッパは世界シェア約9割
  • 強み:圧倒的シェアのコータ/デベロッパ領域+エッチング・成膜・洗浄も展開
  • 弱み・リスク:シリコンサイクル、為替(円高で利益圧縮)、株価が高い

個人投資家の目線で言うと、TELは日本株で半導体を取りに行くなら、まず最初に名前が挙がる銘柄。ただし株価が数万円台で、100株単位だと数百万円コース。新NISAの成長投資枠を使うにしても、それなりの軍資金が要る。

SCREENホールディングス|洗浄装置の世界トップ

2社目、SCREENホールディングス。銘柄コードは7735。京都本社の老舗だ(祖業は印刷機器メーカー、明治の創業)。

SCREENの主戦場は枚葉式洗浄装置。半導体製造の各工程で発生する「汚れ」を落とす装置で、ここで世界トップクラスのポジションを持っている。

微細化が進めば進むほど、欠陥1個が命取りになる。だから洗浄も検査と同じく構造的な追い風がある領域だ。

SCREEN(7735)のざっくり特徴
  • 主力プロセス:枚葉式洗浄装置(世界シェア5割超)、後工程装置、印刷機器
  • シェア:枚葉式洗浄装置で世界トップクラス
  • 強み:洗浄領域での圧倒的存在感、後工程進出の伸び代
  • 弱み・リスク:印刷機器・ディスプレイ事業が業績の重しになる場合あり

俺の主観だが、SCREENはTELよりも洗浄装置への集中度が高い半導体装置銘柄が欲しい人向けと感じる。事業の中身が洗浄に集中している分、半導体サイクルへの感応度がストレートだ。

KOKUSAI ELECTRIC|バッチ式成膜のスペシャリスト

3社目、KOKUSAI ELECTRIC。銘柄コードは6525。2023年に再上場したばかりで、まだ知らない人も多い銘柄だ。

もともとは日立国際電気の半導体装置部門。2017年にKKR(米投資ファンド)に売却されて非上場化、その後再上場した。主力はバッチ式CVD/ALD装置――複数枚のウェハを同時に成膜する装置だ。

KOKUSAI ELECTRIC(6525)のざっくり特徴
  • 主力プロセス:バッチ式CVD/ALD(成膜装置)
  • シェア:バッチ式ALD対応成膜装置で世界トップクラス
  • 強み:AMATの一部領域と競合できる成膜の専門性
  • 弱み・リスク:再上場直後で株主構成が変動しやすい、規模は3社中最小

KOKUSAIはニッチ独占型と覚えておけ。事業の幅は狭いが、その狭い領域では世界トップ。3D NANDの多層化、DRAMの高性能化、先端ロジックの複雑化でALD/CVD装置の重要度が上がれば、構造的な恩恵を受ける位置にいる。

ALD(原子層堆積)って何?(クリックで展開)

ALD(Atomic Layer Deposition)とは、原子層レベルで膜厚を制御する超高精度な成膜技術。最先端ロジック、3D NAND、DRAMなどで重要度が高まっている。微細化が進めば進むほど、ALDの出番が増える。CVDより手間がかかる分、装置単価も高い。

日本3社の数字をざっくり比較

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項目東京エレクトロンSCREEN HDKOKUSAI
銘柄コード803577356525
主力領域コータ/デベロッパ等洗浄バッチ式成膜(ALD等)
世界シェア(主力)約9割世界トップクラス世界トップクラス
営業利益率20%台後半〜30%前後20%前後20%前後
配当利回り2%前後2%前後1〜2%
規模中(再上場直後)

株価・利回り・PERは時期によって変動する。あくまで「ざっくりの目安」として捉えてくれ。最新数値は会社四季報・各社IR・証券会社の銘柄ページで必ず確認すること。

【役割分散マップ】6社は一部競合しつつ、半導体製造の”分業”で見ると理解しやすい

ここからが今日の本題、というかこの記事の山場だ。

「AMAT・LAM・KLAと、東京エレクトロン・SCREEN・KOKUSAI、両方買うと重複じゃないの?」――この問いに、ちゃんと答える。

ちょく

結論は重複は部分的。ただし工程別に見ると分業の色が強い。それを目で見える形にするのが「役割分散マップ」だ。

半導体前工程の流れ(超ざっくり)

まず半導体がどう作られるかをイメージしてくれ。ザックリ言うとこうだ。

STEP
ウェハ準備

シリコンの円盤(ウェハ)を準備。これが半導体の素材。

STEP
成膜

ウェハ表面に薄い膜(金属・絶縁体)を乗せる。CVD/PVD/ALD等の方式がある。

STEP
露光(リソグラフィ)

感光材を塗って、回路パターンを焼き付ける。ASMLの露光機+TELのコータ/デベロッパが活躍。

STEP
エッチング

不要な部分を削って回路を彫る。LAM・TEL・AMATの主戦場。

STEP
洗浄

各工程後にウェハをキレイにする。SCREEN・TELが主戦場。

STEP
検査・計測

欠陥がないか、寸法が正確か確認。KLAが強い。

このSTEP2〜6を、最先端ロジックなら数百回繰り返して1枚のウェハが完成する。気が遠くなる作業だが、それを支えるのが今回の主役、装置メーカー6社だ。

プロセス別 6社マッピング表

では本命のマップ。各プロセスを6社がどう担当しているか、一目でわかる表にまとめた。

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プロセスAMATLAMKLA東京エレクトロンSCREENKOKUSAI
成膜(CVD/ALD/PVD)
エッチング
コータ/デベロッパ◎高シェア
洗浄
検査・計測◎高シェア
イオン注入
CMP(化学機械研磨)

※ ◎=主力、○=展開、−=ほぼ非展開

ようこ

これ見ると、AMATとTELって完全に被ってるわけじゃないんですね…!

ちょく

だろ?「両方買うのは重複だ」って思ってた読者、安心してくれ。ちゃんと分業されてる。被ってるのは主に成膜・エッチングの一部。あとは得意工程がかなり違う

マップから見える3つの結論

このマップから、3つの大事な事実が見える。

結論①:TELとLAMはエッチングで部分競合。だが製品レンジが違う

エッチングは両社の主戦場。だがLAMはメモリ向けの高アスペクト比エッチングが強く、TELはロジック向けエッチングが厚い。同じ「エッチング装置」でも、得意な顧客層が違う。

結論②:KLA・SCREEN・コータ/デベロッパのTELは独占に近い領域を持つ

KLAはプロセス制御(検査・計測)で高シェア。SCREENは洗浄で世界トップクラス。TELはコータ/デベロッパで世界シェア約9割。競合不在の独占領域は、構造的に強い。これが営業利益率の高さに繋がっている。

結論③:AMATは総合型、他社の領域に重なる部分が多い

AMATは成膜・エッチング・イオン注入・CMPと幅広い。何でも屋ゆえに、メモリ・ロジックどちらの市況にも左右される。「半導体セクターを広く取りたい」なら向いている銘柄だ。

覚えておくべき”重複しない組み合わせ”

米国KLA(検査)+ 日本TEL(コータ/デベロッパ)+ 日本SCREEN(洗浄)の3社は、事業領域が大きく重なりにくい”高シェア工程連合”。それぞれが違う独占を握っている。両方持てば、高シェア領域を3つ同時に押さえられる。

米国半導体株 vs 日本半導体株、株価相関はどれくらい?

米国半導体株 vs 日本半導体株、株価相関はどれくらい?

「事業の役割は分業されてるのは分かった。じゃあ株価の動きはどうなんだ?」――次はこの疑問に答える。

結論を先に言うと、米国半導体株と日本半導体株の相関は”高い”。ただし完全連動じゃない。この温度感を、ちゃんと数字で押さえておこう。

SOX指数と日本半導体株は0.7〜0.8の高相関

SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)――米国の主要半導体関連株の動きを表す指数――と、日本の半導体装置株は同じ設備投資サイクルに反応しやすく、局面によっては高い相関を示しやすい

相関係数1.0が完全連動、0.0が無関係。ただし、相関係数は測定期間・為替・個別決算・中国規制などで変わる。固定値として「常に0.7〜0.8」と断定するより、高相関になりやすいセクターと理解する方が安全だ。

  • SOX指数が大きく下落 → 日本半導体装置株も同方向に売られやすい
  • SOX指数が反発 → 日本半導体株も少し遅れて反発する
  • ただし完全一致ではない(為替・個別決算・受注動向・規制ニュースで差が出る)

これを「分散にならない」と捉えるか、「役割分担への投資だ」と捉えるか。ここが投資哲学の分かれ目だな。

個別銘柄間の相関の温度感

個別銘柄の組み合わせ別に、相関の温度感を整理しておく。

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組み合わせ相関の温度感理由
AMAT × 東京エレクトロン共に総合型、シリコンサイクル直撃
LAM × SCREENLAMはメモリ依存、SCREENは全工程対応
KLA × KOKUSAI事業領域が異なる(検査 vs 成膜)
AMAT × KOKUSAI中〜高成膜で部分競合、規模差で動きはやや異なる

注目したいのはKLA × KOKUSAI。検査と成膜という全く違う領域だから、相関係数だけ見ると中程度。同じ半導体セクターでも、銘柄の組み合わせ方で相関の出方は変わる。

為替が効く銘柄、効かない銘柄

もう一つ大事なのが為替の影響だ。これを忘れると、「相関高いから日米両方持っても意味ない」って結論になっちゃう。

為替の影響まとめ
  • 円安 → 日本3社に追い風(海外売上比率が高いので円換算売上が膨らむ)
  • 円高 → 日本3社の利益が圧縮(海外売上が円ベースで目減り)
  • 米国3社の業績はそもそもドル建て。円ベースで見ると、円高で目減り、円安で見栄えする
  • 株価そのものはドル建て。日本投資家から見ると、為替変動が保有評価額に直接乗る

つまり、円安局面では日本3社の業績が伸びやすく、米国3社のドル建て株価評価額も円換算で増える。逆に円高局面ではダブルで目減りリスクがある。為替を意識した買い時の調整が、地味だが効く。

ちょく

相関は高くなりやすい。けど“完全に同じ動き”じゃない。この差が、両方持つ意味の一つだ。ただし円高局面では米国株の円換算評価額が下がる点に注意だ

シリコンサイクルって何?4年周期の波と「俺がリーマンで300万溶かした夜」

ここまで読んでくれた人、ちゃんとついてきてくれてありがとう。だがまだ終わらない。半導体株を買うなら、絶対に知っておかなきゃいけない概念がある。

それがシリコンサイクル――数年単位で繰り返す半導体業界の好況・不況の波だ。

シリコンサイクルの基本構造

仕組みは単純だ。

STEP
需要拡大

スマホ・PC・データセンター需要が伸びる。半導体が足りなくなる。

STEP
設備投資ラッシュ

TSMC・Samsung・Intelが工場を建てる。装置メーカーに発注殺到。

STEP
供給過剰

工場が稼働開始 → 半導体が市場にあふれる → 価格下落。

STEP
設備投資縮小

半導体メーカーは投資を絞る → 装置メーカーの売上急減 → 株価下落。

STEP
需要回復

在庫がはけて、また需要が戻る。STEP1に戻る。

このサイクルは、過去にはザックリ3〜5年程度の周期で語られることが多かった。装置メーカーの株価は、このサイクルに合わせて天国と地獄を行ったり来たりする。

過去のサイクル例

近年のシリコンサイクル
  • 2018-2019年:メモリ不況、装置株が3〜4割下落
  • 2020-2021年:コロナ需要で急回復、過去最高益更新ラッシュ
  • 2022-2023年:再びメモリ不況、株価調整
  • 2024年〜:AI半導体需要で再加速、HBM・先端ロジックが牽引

見てわかる通り、4〜5年に1度は3〜4割下げる局面が来る。これを覚悟していないと、心が折れる。

俺がリーマンで300万溶かした話

2008年9月、リーマンショック。あの朝の光景を、俺は今でも忘れられない。

夜中に妙な胸騒ぎがしてスマホを開いたら、ニューヨーク市場が先物で投げ売られていた。リビングはやけにシーンとしていて、聞こえるのは冷蔵庫のモーター音だけ。胃の奥がキリキリと痛んで、湯沸かしポットの蒸気を眺めながらコーヒーを飲んでも味がしなかった。

朝5時、カーテンの隙間から白い光が差し込んできた頃、俺はチャートを閉じて、寝室の妻に何も言わずに布団へ戻った。眠れるわけがなかった。

その日のうちに、俺はポートフォリオの大半を投げた。半導体関連株もそこに含まれていた。「もう戻らない」と思った。売却ボタンを押す指先が、氷みたいに冷たかったのを、今でも覚えている。

結果、約300万円の損失が確定した。そしてその後の5年間、俺はあの時の自分を呪い続けることになる。なぜなら、その後の半導体株は数倍になったからだ。

あの時、もし俺が「これはシリコンサイクルだ。あと数年で戻る」と知っていたら、絶対に売らなかった。知識がなかったから売った。それだけのことだ。

お前にはそうなってほしくない。だから、この記事を書いている。

シリコンサイクルでやってはいけない3つのこと

  • 周期の天井で「もっと上がる」と全力買い:株価が最高値圏で、PERが業界平均より明らかに高くなったら警戒
  • 周期の底で「もう終わった」と全部売る:底値圏での狼狽売りが、長期投資家の最大の敵
  • 短期売買で何度も売買コストを払う:シリコンサイクルは予測困難。タイミング投資は難易度が高い
ボッチ

えっ、暴落したら売って、回復したら買い戻せばよくない?

ちょく

それができたら誰も苦労しない。“今が底だ”なんて、後から振り返って初めてわかるんだよ。タイミングを計ろうとして失敗する投資家は多い。俺の屍を越えてくれ

新NISAの成長投資枠で米国半導体株/日本半導体株を買う方法

「銘柄はわかった。シリコンサイクルもわかった。じゃあ実際どうやって買うんだ?」――ここまで来ればあと一息だ。

成長投資枠の基本ルールおさらい

新NISA成長投資枠の基本
  • 年間投資枠:240万円
  • 生涯投資枠:1,200万円(つみたて枠と合算で1,800万円)
  • 買える商品:日本株個別、米国株個別、ETF、投資信託など。ただし、成長投資枠の対象外商品もあるため証券会社の対象商品リストで確認
  • 売却益・配当:非課税
  • 注意:米国株配当の米国側源泉税10%は外国税額控除が使えない(NISA口座のため)

1,200万円の枠があれば、半導体6社を組み合わせる選択肢は十分にある。ただし、特定セクターに枠を使いすぎないことが大前提だ。問題はどこから埋めていくかだ。

米国半導体株を買う流れ(円→ドル両替→注文)

STEP
外国株口座の開設

証券会社の通常口座とは別に「外国株取引口座」を開設する必要がある。すでにNISA口座を持ってる証券会社なら数分で完了することが多い。

STEP
円をドルに両替

為替手数料が片道25銭〜2銭程度かかる(証券会社による)。タイミングを分けて両替するか、住信SBIネット銀行など低コスト経路を使う手もある。

STEP
ティッカーで注文

AMAT、LRCX、KLACのティッカーで成行/指値注文。NISA口座を選択して発注する。1株から買えるので、株価高めの銘柄でも参戦しやすい。

STEP
受け渡し・配当受領

受け渡しは現地時間ベース。配当はドル建てで入金される。日本円にしたい時は再度両替(手数料が再度かかる)。

日本半導体株を買う際の注意

日本株は単純――と思いきや、実は単元株の壁がある。

  • 東京エレクトロン(8035):100株単位、株価が高め → 100株で数百万円コース
  • SCREEN(7735):100株単位、価格帯はやや低め
  • KOKUSAI(6525):100株単位

「TELを100株買うのはキツい」って人、安心してくれ。単元未満株(S株、ワン株、かぶミニ等)を扱う証券会社なら、1株単位で買える。NISA口座でも対応している証券会社が多い。

個別株 vs ETFどっちがいい?

スクロールできます
項目個別株ETF(SOXX等)
銘柄選択自分で選べる指数任せ
配当各社から直接ETF経由(分配)
管理大変(複数銘柄)1本で完結
信託報酬なし0.35〜0.5%程度
日本株含められる米国半導体ETFには含まれず
保有体験濃い薄い

結論を言うと、日米両方の役割分散を狙うなら個別株一択。なぜなら、SOXXやSMHのような米国半導体ETFには日本株が含まれていない。「TELもSCREENも欲しい」なら、個別で買うしかない。

ようこ

ETFだけだと米国半導体に偏っちゃうんですね。日本3社まで含めたいなら個別株じゃないとダメと…

ちょく

そういうこと。”日米両方の役割分散”を実現したいなら、個別株を組み合わせるのが一番素直だ。逆に「とにかく半導体に乗りたいだけ」ならSOXXかSMHで十分

銘柄選択フローチャート|あなたはどのパターンを選ぶべきか

ここまで来たら、もう自分が何を買うべきか見えてきたはずだ。

ちょく

最後に4つのパターンに整理する。自分のスタイルに合うものを選んでくれ

パターンA|米国株メイン(AMAT+KLAの2銘柄)

パターンA:米国株フォーカス型
  • 向いている人:米国株中心のポートフォリオを組みたい
  • 銘柄:AMAT(総合型)+KLA(独占検査)の2社
  • メリット:成長率の期待値、ドル資産分散
  • デメリット:為替リスク、配当課税の手間
  • 金額目安:成長投資枠の30〜50%

パターンB|日本株メイン(TEL+SCREENの2銘柄)

パターンB:日本株フォーカス型
  • 向いている人:日本株メインで、為替リスクを避けたい
  • 銘柄:東京エレクトロン(コータ/デベロッパ独占)+SCREEN(洗浄世界トップ)
  • メリット:単元未満株でも管理しやすい、為替手数料不要
  • デメリット:シェア領域が限定的、円安局面でメリット薄れ
  • 金額目安:成長投資枠の30〜50%

パターンC|日米バランス(4銘柄構成)

パターンC:役割分散マップ実践型(おすすめ)
  • 向いている人:本記事の役割分散マップに納得した人
  • 銘柄構成例:KLA(検査独占)+ TEL(コータ/デベロッパ独占)+ SCREEN(洗浄)+ AMAT or LAM(成膜・エッチング)
  • メリット:プロセス別の分業を取り込める、為替分散
  • デメリット:管理銘柄が増える、それぞれの値動きを追う必要
  • 金額目安:成長投資枠の50〜70%

パターンD|細かく考えたくない(SOXX/SMHでまとめて)

パターンD:ETF丸投げ型
  • 向いている人:時間がない、銘柄選択に自信がない
  • 銘柄:SOXX、SMHなどの米国半導体ETF
  • メリット:1本で済む、信託報酬低、自動分散
  • デメリット:日本株は含まれない、個別の値動き体験ができない
  • 金額目安:成長投資枠の20〜40%

自己診断チェックリスト

下のリストで該当するものをチェックしてみてくれ。

  • 「半導体ニュースを毎週チェックする時間がある」 → 個別株向き(A/B/C)
  • 「為替リスクを取りたくない」 → 日本株メイン(B)
  • 「管理を最小化したい」 → ETF(D)
  • 「日米両方欲しい」 → パターンC
  • 「ドル資産を増やしたい」 → 米国株メイン(A)
  • 「軍資金が500万円以下」 → 単元未満株でB or ETFのD
ボッチ

全部買ったらダメ?

ちょく

予算と管理のキャパ考えたら厳しいよ。ボッチは絶対パターンDだと思う

半導体株を持つときの3つのリスクと対処法

半導体株を持つときの3つのリスクと対処法

ここまでメリット中心に話してきたが、リスクから目を逸らすつもりはない。「知らずに持つ」のと「知ってて持つ」のじゃ、暴落時のメンタル消耗が天と地ほど違う

リスク①|シリコンサイクルでの30〜40%下落

過去のサイクルでは、装置株は3〜4割の下落を経験している。

ちょく

これは「あり得る」ではなく「ほぼ確実に来る」と思っておけ。

対処法
  • 狼狽売りしない覚悟を、買う前から決めておく
  • ポジションサイズを過剰にしない(半導体だけで全資産の3〜5割を超えると危険)
  • 現金比率を一定保つ(暴落時に追加投資できる余力)

リスク②|米中対立による中国向け輸出規制

AMAT、LAM、KLAは中国向け先端装置の輸出規制対象になっている。米国政府は中国の半導体製造能力強化を警戒していて、規制はじわじわ拡大の方向。

ただし、装置メーカー全体の中国売上比率は2〜3割(時期により変動)。即死リスクではない。「中国比率の高い四半期決算」が出るたびに株価が荒れることはあるが、長期的には他地域の需要でカバーされやすい。

リスク③|為替リスク

米国株はドル建て。1ドル150円で買って、後に130円になれば円ベースで13%目減りする。株価が変わらなくても、為替だけで資産価値が動く。

逆に日本株は円建てだから、為替の直接的な目減りはない。ただし企業の海外売上比率が高いから、円高になると業績そのものが圧縮される。日米両方持つこと自体が、ある意味の為替分散になる。

ちょく

リスクを知らずに買うのが一番危ない。“知ってて持ってる”のと”知らずに持ってる”のじゃ、暴落時のメンタル消耗が天と地ほど違う。覚悟して買え

新NISAで個別株に投資するなら必須!銘柄分析の神ツールを紹介

ボッチ

新NISAで個別株への投資を考えている人に、おすすめの銘柄分析ツールを紹介するね。

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ちょく

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ようこ

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ボッチ

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松井証券の無料日本株アプリは「売買の中身」まで見られる

松井証券の無料日本株アプリ

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💡 空売りとは?
手元に持っていない株式を他者から借りて売却し、株価が下がったところで買い戻して利益を出す手法。
(※画像の円グラフの緑色部分)

たとえば株価が急落したとき、
「個人の投げ売りなのか?」
「信用買いの返済売りなのか?」
「機関投資家の空売りが増えているのか?」

こうした需給の変化を、感覚ではなくデータで確認しやすくなります。

ちょく

株式投資で勝率を上げたいなら、松井証券の無料日本株アプリに搭載されている「東証売買内訳データ」の活用が必須級です。

松井証券の日本株アプリで売買内訳データを確認できる画面

松井証券アプリで確認しやすいポイント

  • 機関投資家の空売り数量・金額を確認できる
  • 現物買い・現物売りの動きを見られる
  • 信用新規・信用返済の内訳をチェックできる
  • 円グラフで表示されるため、売買の偏りが視覚的に分かりやすい

短期〜スイング投資をする人ほど、需給チェックは重要です。

好決算なのに株価が伸びない銘柄、材料が出ても上値が重い銘柄は、需給面に原因があるケースもあります。

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ようこ

「なぜ急に株価が下がったのか?」それが個人のパニック売りなのか、機関投資家の意図的な売り仕掛け(空売り)なのかを見極められるわ。

ボッチ

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こんな人におすすめ

  • 決算後の急騰・急落で、売買の中身を確認したい人
  • 機関投資家の空売りが増えていないかチェックしたい人
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  • 新NISAで買う前に、人気銘柄の需給を確認したい人
  • チャート分析だけでなく、売買内訳も見て判断材料を増やしたい人

松井証券の日本株アプリは、口座を持っていれば無料で利用できます。通信料は別途かかりますが、売買内訳データを使った需給分析をスマホで確認できるのは大きなメリットです。

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ちょく

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ようこ

クイズの答えは、「③1.0」よ。

※クイズの答え参照元|松井証券:公式サイト

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※売買内訳データは投資判断の参考情報であり、将来の株価上昇・下落を保証するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。

ちょく

面倒な分析は不要!円グラフで売買内訳を見られるので、空売りや信用取引の動きが視覚的に分かりやすいですよ。

ようこ

松井証券で口座開設してアプリをダウンロードすれば、売買内訳データを使った需給分析無料でずっと使えるわ。

よくある質問(FAQ)

AMAT・LAM・KLAは新NISAで買える?

成長投資枠なら買える。証券会社の外国株口座を経由すれば、1株から購入可能。つみたて投資枠では個別米国株は買えないので注意。

3社まとめて買えるETFはある?

SOXX(iShares Semiconductor ETF)、SMH(VanEck Semiconductor ETF)などの米国半導体ETFに3社とも含まれている。ただし日本株は別途。日米両方欲しいなら個別株の組み合わせが必要。

配当はどれくらい?

米国3社、日本3社とも配当あり。利回りは1〜2%程度(KLAと日本3社がやや高め)。米国株はNISA口座でも米国側の源泉税10%は取り戻せない(外国税額控除が使えない)点に注意。

どの証券会社で買えばいい?

米国株個別を扱う主要ネット証券(取扱銘柄数・為替手数料・取引手数料の3点で各社を比較)。日本株メインなら単元未満株サービスがあるかも要チェック。複数口座を使い分ける手もあり。

東京エレクトロンとAMATを両方持つのは重複投資?

株価相関は高いが、事業領域は部分的にしか被らない。本記事の役割分散マップで確認したとおり、TELのコータ/デベロッパとAMATのイオン注入・CMPは全く別の市場。役割分散と割り切れば意味はある。

シリコンサイクルが下げ局面に入ったら売るべき?

長期保有前提なら、サイクルの上下で売買しないのが基本。過去データでは「下げ局面で買って5年保有」がもっとも報われやすい戦略。底を当てようとせず、淡々と買い増し or ホールド。

HBM需要で一番恩恵を受けるのは?

3D NANDやDRAMの製造装置に強いLAMが直接的な恩恵。HBMの積層に必須の高難度エッチングはLAMの主戦場。ただし広範な装置需要増はAMAT・TEL・KOKUSAIにも追い風になる。

中国規制で米国3社は終わる?

終わらない。装置メーカー全体の中国売上比率は2〜3割で、規制対象は先端装置の一部。他地域(米国・台湾・韓国)の設備投資が伸びれば十分カバーできる。ただし四半期ごとの中国比率は要チェック。

まとめ|米国3社と日本3社は”競合”ではなく”分業”。両方持つ意味は確かにある

長旅、お疲れさん。最後に、この記事で伝えたかったことを一気に振り返る。

  • AMAT=総合型、何でもやる装置メーカーの王者
  • LAM=エッチングとメモリの王者、HBM追い風
  • KLA=検査・計測でほぼ寡占、利益率30%超の優等生
  • 東京エレクトロン=コータ/デベロッパで世界9割、日本最大
  • SCREEN=洗浄装置の世界トップ
  • KOKUSAI ELECTRIC=バッチ式ALDのスペシャリスト

役割分散マップで見ると、6社の事業領域は部分的にしか被らない。重複は限定的、ほとんどは分業。だから両方持つ意味は確かにある。

ただし、同じ半導体設備投資サイクルに反応しやすく、株価相関は高くなりやすい。「分散」じゃなく「同じシリコンサイクルに賭ける役割分担」だと自覚した上で、ポジションサイズは管理しろ。半導体だけで全資産の3〜5割を超えると、暴落時に心が折れる。

シリコンサイクルは数年単位で天国と地獄を繰り返す。30〜40%の下落は「あり得る」ではなく「来る」と覚悟しておけ。狼狽売りした俺の屍を越えて、お前は静かに保有し続けろ。

新NISAの成長投資枠を使えば、日本株も米国株も対象商品であれば非課税で持てる。成長投資枠の生涯上限1,200万円は、半導体6社を組み合わせるには十分な大きさだが、半導体だけで埋める必要はない。

パターンA〜Dから自分のスタイルに合うものを選べ。迷ったらパターンC(日米バランス4銘柄)が、本記事の役割分散マップを最も素直に実装した形になる。

ちょく

勝ち方を学ぶ前に、負け方を学べ。死ぬほど損してからが本番だ。俺の屍を越えて、お前は同じ失敗をするな。半導体株、覚悟ができたなら今日から始めろ

相場は逃げない。逃げるのはいつも自分のメンタルだ。半導体ニュースに振り回されず、長期で淡々と――その先に、リーマンの夜を乗り越えた俺たちの未来がある。

じゃあ、また別の記事で会おう。

参考資料・確認先

  • Applied Materials 公式IR・製品情報
  • Lam Research 公式IR・技術情報
  • KLA 公式IR・年次報告書
  • 東京エレクトロン 公式製品情報・統合報告書
  • SCREENホールディングス 公式決算資料・統合報告書
  • KOKUSAI ELECTRIC 公式決算説明資料・会社資料
  • 金融庁「新しいNISA」公式情報
  • 各証券会社のNISA・米国株配当課税に関する説明
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